おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ニッポン人は何をどう考えておるのか

2010年07月19日 | Weblog

午前8時の気温は、プラスの24度。
曇ってますけど、これからさらに暑くなるのかなぁ。
予報では雨だけど。

きのうもおとといも、暑くて寝苦しい夜が続いておりまする。
今年は暑い夏ですなぁ…

さて、
スペインの思想家、ホセなんちゃらいうお方は、「過去の体系を壊して新しい体系を作り上げていない状況」を「歴史的危機」と言ったそうな。
今の我がニッポン国、まさにその歴史的危機を迎えておるような気がするけど、どうよ?
与党は、この先どんな社会を目指すのか、そこらあたりをしっかり国民に示す必要があるんではないのかねぇ。

すっかりマスコミに顔を出さない菅総理、ちゃんとせんでどうする!!
今回の政権交代は、行き詰ってしまった我がニッポン国を、もう一度、希望の持てる国にしたいという有権者の思いだったはずだけど、今の状況は、どもこもならん体たらくじゃ。

「政権を担うべき政党はどこか?」というアンケート調査によると、「今の与党政権が良いので継続」という答えはわずか16%しかなかったものの、「野党の方が良いので交代」という回答は、それをさらに下回る10%しかなかったという。
で、「与野党のどちらでもあまり変わらないから今の政権のままで良い」という消極的政権維持は56%。
「どちらでもあまり変わらないから交代した方が良い」という消極的政権交代賛成派が18%だったそうな。
多くの有権者は消極的だけど、「いまの政権でいいじゃん」と思っておるってことらしい。
消極的に現状維持ってのも、なんだかなぁ?

望ましい政権のあり方については、民主党単独と民主党中心の連立が49%、自民単独と自民中心の連立は計17%だったそうな。
今回の選挙、比例区での民主党への投票は、かなり自民党を上回っておって、民主党敗北の原因は、完全な選挙戦術のミスってことか。
それって、小沢一郎の「読み」が外れたからか、新幹事長の枝野さんが何をどうしていいか、「さっぱりわからんかった」からのどっちなのよ?

加えて、唐突な消費税増税を自民党に乗っかる形で、菅総理が言い出したため、自民党が結果的に勝っちゃった。
なんだかなぁ。
勝利した自民党はというと、いわば元祖バラマキ大王、これまでムダ遣いし続けて作った800兆円の大借金に対する責任と反省ってもんが、まるでない。
それでも、なおかつ、民主党が敗北したのだから、民主党のタコスケぶりはいっそう際立つのじゃ。

比例代表では、民主党が16議席、自民党は12議席。
自民党の12議席は、過去最低だそうだ。

総得票数では、選挙区の総合計は民主党が2275万票、自民党は1949万票だ。
比例代表では民主党1845万票、自民党1407万票だ。
つまり自民党は、選挙区で320万票、比例で430万票以上も民主党に水をあけられておる。

なのに勝っちゃったのねぇ自民党。
いずれにせよ、民主も自民もどもこもならん。
だからこぞって「みんなの党」ってことなんだけど、でもどうするんだろ?
民主党との連立はしないというしねぇ…

この際は、小沢一郎と菅直人、どっちが権力者かさっぱり判らんような異常事態をトットと解消し、小沢一郎に離党してもらったほうが、すっきりするんじゃないのか。
ついでながら、自民党にも分裂していただいて、政界再編に進むのがいいと思うけど、その一方、この不景気でそんな悠長なことしてていいのか、とも思いますです。

それにしてもですが、国民の期待をガンガン集め、期待感でパンパンに膨れ上がっておった有権者の気持ちを、すっかり裏切ってくれておる民主党。
このがっかり感、なんとか早急に解消していただかんことには、すっきりしませんです、ハイ!!