午前7時の気温は21度。
きょうも雨でござる。
「♪あああぁぁ~長崎は~きょうも雨ぇだった~」わけで、ニセコなんぞは毎日降らないことになっておるはずのに…
こう雨、雨、雨の日々が続いちゃうと、さすがにうんざりじゃ。
それにしても、湿度が高いってのは、まことに不快ですなぁ。
カラッとならんかのかねぇ、カラッと!!
さて、
死刑廃止論者の法務大臣が、死刑を執行いたしましたです。
2人相次いで死刑執行だそうな。
で、法相自身も現場に立ち会ったそうな。
そして、今後は「死刑制度の存廃を含めた制度のあり方を研究する勉強会」を立ち上げるとともに、刑場を報道陣に公開するそうな。
死刑の是非を問う、問題提起には間違いござりませんです。
いま、我がニッポン国では、死刑を支持するお方が85%を超えておるという。
ではありますが、おぢは死刑に関しては、慎重派でござる。
ヨーロッパでは主流ですけど、ニッポン国では決定的に少数派なのじゃ。
なぜ、おぢは死刑慎重派なのか。
これはっきりしておるのじゃ。
「冤罪」もありえる人間の行う裁判で、もしかすると無罪の人を国家が殺しかねないからじゃ。
秋葉原の無差別殺人事件のタコスケなど、当然のことながら死刑にすべきとは思いますが、その一方、死刑が確定しながら「無罪の可能性」のある死刑囚もおって、数十年も執行されないままじゃ。
北海道に関わる事件では、帝銀事件の犯人とされた平沢死刑囚がおったね。
本人は無罪を主張しておって、結局獄中死でござった。
犯行は、戦争中、中国で人体実験などを行った「731部隊」に関係するものの仕業との見方もござった。
いずれにせよ、「無実の可能性の高い」死刑囚がいるのは間違いない。
元プロボクサーの袴田巌死刑囚は、そのサンプルじゃ。
酷い拷問、自白の強要で、犯人にデッチ上げられたのが実情じゃ。
元警察官僚の亀井静香さんあたりが、死刑反対論者ってのも、このあたりじゃろ。
今年公開された映画、高橋伴明監督の「BOX 袴田事件 命とは」はこのお話じゃ。
機会があれば見てみたい映画でござります。