おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

集団提訴

2013年03月12日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス3度。細かな雪が降ってます。

デッキはきのう除雪いたしましたけど、あたりはなかなか春らしくなりませぬ。今年は春の訪れも遅いのでしょう。

なんだかなぁ、、、

きのうは鎮魂の一日でござった。NHKを筆頭に、ニュース番組やワイドショーも震災関連の特番が次々放送されました。

被災者のみなさん、精神的にも経済的にもしんどいのでしょうなぁ。

我が家では、東北よりさらに北国とはいえ、毎日ぬくぬくと暮らしておりまする。そんなことで、厳しい冬に仮設住宅で暮らす方の心持ちなど、すっかり忘れちゃってるわけで、まことに申し訳ないのでござる。

それにしても、復興のスピードが遅いです。さらに、とんでもない高さの防潮堤が出現しそうで、被災者でなくても理解に苦しむ事態も進行中でござる。

おまけに避難生活に疲れ、亡くなる人も多いとか。これを震災関連死というそうで、その数、阪神大震災の3倍にも上るとか。

東北の人々が安心して暮らせる生活を取り戻すためには、もう待ったなしの状況じゃ。行政の責任でトットと勧めないことには、関連死が増え続けます。これではどもこもならんです。

悲劇が、更なる悲劇の始まりとならんように、ひとつヨロピクなのじゃ。

と思っておったら、原発事故で平穏な生活を奪われたとして、福島県内の住民や首都圏に住む避難者ら計1650人が、国と東電に損害賠償などを求め、福島、東京などで一斉に提訴したそうな。

請求総額は約53億円で、原発事故で国の責任を問う集団訴訟は初めてだそうな。

訴えは、「事故前の状態に戻せ」という原状回復が中心だという。まことにごもっとも。

泊原発でもし事故が起きたなら、我が家はまさにホットスポット。そう考えると他人事ではござりません。泊を止めないことには、安心した生活などできないと思う、震災から3年目の朝なのでござる。