おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「政権批判」自粛の嫌な感じ

2015年02月10日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス11度。

厳しい冷え込みですが、昨夜の就寝前よりは気温が上がっておるような。

昨夜9時半ごろはマイナス13度もありましたです。

雪は4~5センチ積もったでしょうか? 

意外に少ないので拍子抜け。

予報では30センチも降るというから「スキーに行って、戻ってからあちこち除雪だ」としっかり心の準備をしておったので、ちょいとガッカリ。

行こうか、行くまいか…などと、どうでもいいことで早朝から迷っておる、平和なじーさんでござる。

さて、

政権批判を自粛する動きが社会に広まっておるらしい。

そんなことで、なんとはなしおぢも「嫌な感じ」「嫌な空気」を感じておったところです。

そしたらきのう「『イスラム国』人質事件後、政権批判の自粛が社会に広がっている」として、フリージャーナリストや学者らが記者会見を開いたそうな。

「翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明」だ。

朝日新聞ネット版が伝えておる。

まことにごもっとも!! なのでござる。

「もの言えば唇寒し」ではないですが、政権批判をしようもんなら、ネトウヨと称する皆さんが、寄ってたかって執拗なネット攻撃に晒されるのが現状だ。

その内容、下品で卑劣、品性も何もあったもんではありません。

古賀茂明さんは、過日人質事件に絡み「アイ・アム・ノット・アベ」と話しただけで、ネット上で「政権批判をするな」などの非難が殺到したという。

時の政権におもねて、世の中がいい方向に進むはずがないのです。

政権に賛成も反対も、キチンとした論理で双方が論議しあうのが健全な民主主義だ。

何でも反対も困るけど、なんでもかんでも政権が言う通り、唯々諾々とこれに従うのでは単なる「思考停止」じゃ。

ようは、アホってこと。

政権を支持するにしても、しないにしても、しっかり考えて発言せねばなりませぬ。

そもそも、昨年末の衆院選前に与党が報道各社に「公正な報道」を要請したのが「異様で異常」なことだ。

TVも新聞も、報道各社はそれぞれ社の方針や考え方に従って自由に報道すべきことになっておる。

それぞれの判断で、それぞれの価値観で「公正な報道」を行うのは、当たり前田のクラッカーなわけ。

ここで政権与党のいう公正な報道とは「与党に不利な報道はするな!」という「恫喝」以外のなにものでもない。

民主主義国家ではありえないムチャクチャ発言でござる。

ずるずるこんなことを許すと、この国はそのうちとんでもないことになると、おぢは心底心配しておる。

いずれにせよ「安倍政権」をちゃんとチェックし、しっかり批判することをマスコミは肝に銘じるべきじゃね。

ネット上での卑劣な非難、中傷に断固として闘わないことには、ニッポンの民主主義、いよいよヤバいことになりかねんことになっておる。