おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ゴミを利活用する時代だ

2015年02月11日 | Weblog

 

午前5時の気温はマイナス7度。

昨夜から今朝にかけての積雪は、ゆうに30センチを超え、いまもジャンジャン降ってます。

写真は今朝撮りましたが、きのう夕方の除雪してから、これだけ雪が降ったのです。

けっこうな大雪なのでござる。

そんなことですから、2月に入って初めてのパウダー日和。

朝一スキーに行こうと、きのうの夕方から、すっかりテンションの高いおぢなのじゃ。

そんなことなので、これまでデッキに積もった雪と、屋根から落ちた雪はきのうのうちにキレイに処理して、今朝に備えたのです。

とりあえず、朝一にスキーで出かけて帰ったら、また除雪ですけどね。

いずれにせよ、しっかり段取りを整えて、スキーに出かけることにしておるのです。

久々深雪スキーを楽しんで、余裕をかまして除雪、ってな一日になりそうじゃね。

考えてみれば今シーズンのニセコ、12月はともかく1月も2月もたいした大雪もなく、こと除雪に関してはお気楽でいい感じの冬なのでござる。

ですが、そうなるとその一方で「深雪パウダー滑れないのもなんだかなぁ~」って気分にもなっておったね。

そういう意味では適度にインターバルのある今シーズン、じーさんなんかにとっては、たいしたよいのかもしれません。

しばらくぶりだとなんだか嬉しくもなったりしております。

人間、わがままなものですなぁ~

さて、

神奈川県の川崎市では「ゴミで発電し、その電気を使って電気自動車でごみを収集」するという。

ニッポン初の試みだそうで、「エネルギーを循環させる」感じがたいしたよろしい。

2トンのゴミを収集する電気自動車は、日産が開発中で1回の充電で40~50キロ走れるというから、まだ本格的ではございません。

ただし、バッテリーは取り外しができて、災害時には避難所に運んで非常用電源としても使えるのだそうな。

まだ実験段階だそうですが、JFEエンジニアリングという会社に期待したいね!!

そこでゴミといえば、TBSの日曜午後6時半から放送の「夢の扉」が去年、1000度のプラズマであらゆるゴミをあっという間に蒸発させてしまう技術を開発中だと伝えておりました。

九州大学の渡辺隆行教授が研究中で、このプラズマを使うと、有害で処理に困っておるポリ塩化ビフェニール(PCB)をも、蒸発させてしまうというから凄いのです。

さらに凄いのは、1000度の温度で何でもかんでも蒸発させてしまうこのプラズマの原料が「水」ってことだ。

現在渡辺教授は、トラックに積む車載プラズマを開発中で、この装置を全国各地に運び込んで、有害物質を処理する計画だという。

なんかいいねぇ、、、

さらにその翌週は、近畿大学の井田民男教授が開発した「世界中どこの国にもある植物由来のゴミから、石炭に代わりうる固形燃料を作り出す」技術

これも実用化されると凄いです。

なんといっても、お茶のカス、木クズ、もみ殻、バナナの皮、コーヒーの実といった世界中どこにでもある植物由来のゴミが「バイオコークス」という石炭並みの火力を持つエネルギーに変わるのです。

しかも製造するには約1時間、でもって燃やしてもCO2の排出が石炭の3分の1というから、ビックリだ。

井田教授は「どんな国にもあるゴミから燃料を作れれば、奪い合い、そして戦争がなくなるはずだ」と申しておる。

この研究、いま北海道恵庭市で行われておるのです。

原料のバイオマスは、お茶の「株式会社土倉」(本社:札幌市)から提供を受け、下川町からヤナギの活用について打診を受けるなどの協力体制が育っておるというです。

ゴミからエネルギーをつくったり、困ったごみを蒸発させたり、あれこれ技術開発が進んでおってなんだか嬉しくなりまする。

そんなことで、昭和を支えた「古い原発エネルギー」なんぞにしがみつく時代ではなくなってきておるのです。

なにより、エネルギーを原因とする戦争がいまも世界各地で起きておるのですがそれも解決しうる研究ってことなのです。

さすればそもそも貧困がおもな原因のテロだって、解決するやもしれませぬ。

ガンバレ!!井田民男教授とエールを送って、スキー場へまっしぐらのおぢでござる。

スマンね!!