午前6時の気温はプラス2度。
曇り空ではありますが、穏やかな朝でござる。
このところ続いた寒さも峠を越えたようです。
さて、
きのうも書きました電力自由化でござる。
来年4月からは、誰でも家庭に電気を売ることができるようになる。
この自由化を睨んで「新電力」として経済産業省に届け出た企業はすでに500社を超えるそうな。
あっちでもこっちでも、電力会社がボコボコできてくる。
欧米では、消費者がインターネットで電気料金を比較して契約するのが一般的だそうな。
料金プランを差別化するため、電気やガス、通信などのセット販売も盛んだというからなんだか楽しい。
ニッポンならスマホの「家族割り」に電気料金がプラスされ、さらにお安くなる感じか?
それに加えて2020年には「発送電分離」も遅ればせながらスタートするという。
これがしっかり実施されれば、新電力は送電会社に料金さえ支払えば、スムーズに電気を売ることができる。
発電も送電も独占してきたニッポンの10電力会社が、発電会社と送電会社に完全分離されれば、まさに完全自由化だけど、そこは経産省のやることゆえ完全分離はかなり微妙だけどね。
そして高い電気料金の元凶と言われた「総括原価方式」も20年に撤廃される。
この総括原価方式、電力会社が勝手に積み上げた経費に利益を上乗せして電気料金を決めるというとんでもないシステムだった。
フツーの会社は経費削減に汲々としておったというのに、電力会社は経費を増やすと利益が膨らむという、呆れたシステムだった。
これがなくなるので電気は当然のことながら安くなる。
さらに、きのう書いた「ため池の上」でのソーラー発電だ。
写真は「世界最大」という「兵庫県の高岡西水上メガソーラー発電所」。
先月末に誕生したそうで、1万枚超のパネルを並べ、一般家庭920世帯分の発電が可能だそうな。
「写真の出典は京セラ」
雪の降る北海道では難しいけれど、農業用のため池で発電するわけですから、どっからどう見てもコストが安い。
千葉県では5万枚のパネルをダムに並べる発電所も計画中だそうな。
電気を巡って、こうした本格的な競争が来年から始まるのです。
廃炉費用をさっぱり積み立ててこなかったのに「コストが安い」と国も電力会社も大ウソこいてきたのが原発だ。
「原発が再稼動すれば電気料金が安くなる」とのたまってきた沖縄電力を除く全国の9電力会社だけど、池にパネルを並べるコストと比べて原発はどうだい?
確かにある時代、原発は必要とされたかもしれません。
しかし、もうお荷物以外の何物でもない。
そういえば、きのう福島第一原発の格納容器に入れられたロボット、ニッチモサッチもいかなくなっておるそうだ。
格納容器内部の調査すら、ままならないのが現状だ。
放射性物質を大量に含む水がダダ漏れなのに、「アンダーコントロール」と大ウソこいた安倍総理も噴飯ものだけど、4年経ってもロボットも動けないって、どうなのよ?
福島第一原発の事故処理、この先100年で終わるのかぁ???