午前6時の気温はマイナス10度。
厳しい冷え込みだなぁ~
さて、
2月11号の週刊文春は読まれましたか?
「甘利大臣辞任スクープ すべての疑問に答える」は、その取材方法から検証に至るまで「ジャーナリズムとはこれだ!!」とばかりの優れた記事だ。
その一方、今回の甘利大臣の疑惑に関しては「はめられた」とか、高村副総裁の「罠を仕掛けられた感がある」とかいった憶測を垂れ流したテレビや新聞の責任はまことに大きい。
テレビや新聞の劣化はまことに著しく、世間の皆さんが「マスゴミ」と揶揄しておるけど、さもありなんと思いましたわ。
ゴミといわれても、せんないことだ。
文春の記事は、今回の疑惑報道に関して「ファクトを重視してきた」として、実名告発した一色武さんの証言をしっかり掲載しておる。
一色さんは「まず文春に、金銭授受の写真を撮ってくれと依頼したことなどありません。また文春から撮影のために金を渡してくれと頼まれたこともありません」としておる。
文春は「昨年8月に一色さんからURへの口利きを伴う甘利事務所への金銭提供の話を聴いた後、独自に裏付け取材を続けていた」という。
一色さんの情報を垂れ流すのではなく、しっかりウラ取りをしておった。
そして甘利さんが50万円をポケットに入れた件について、ご本人は「政治家以前に人間として品格を疑われる行為であります。そんなことをするはずがありません」と会見で大見えを切った。
これについても記事には、一色さんと、同席したT社長の2人の証言が、以下のように書いてある。
一色さんは「事実は違います。T社長は木の箱に入ったとらやの羊羹と一緒に、私が用意した普通の封筒に包んだ現金50万円をその場で手渡した」と証言しておる。
同席したT社長も「一色さんから封筒を預かり(羊羹を入れた)木の箱の上に乗っけました。清島さんが大臣に耳打ちすると(大臣が)『あーはい、はい』と言っていた記憶があります。(それで)懐に入れたような、内ポケットに」と語っておる。
甘利さんよ、「語るに落ちる」とはこのことだ。
夕方の記者会見で涙ながらに語ったあれこれで、主婦は騙せたかも知らんけど、東京地検特捜部は騙せません。
まさに「政治家以前に人間として品格を疑われる行為」をちゃんとしておりましたわ。
ここで甘利さんに、はっきり申しておきましょう。
「大ウソこきの恥知らず!!」とね。