おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

大ウソこいてた東京電力の犯罪

2016年02月25日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス12度と冷え込んでおる。

就寝中、寒くて目が覚めそうなもんですが、前夜はズンバでいい感じに疲れてましたので、ぐっすり寝てましたわ。

お天気はというと、つい先ほどから雪がじゃんじゃん降り出しておる。

これからどんどこ積もる気配でござる。

ご当地は、すっかり真冬に逆戻りの朝でござる。

さて、

東電が国民に大ウソついておったというお話じゃ。

NHKニュースによると、東京電力は福島第一原発の事故で、発生から2カ月たってようやくメルトダウン(炉心溶融)を認めた。

だけど、会社のマニュアルによると事故から3日目でメルトダウンが確認できていたというからひっくり返る。

事故当時、東電はこういっておったのですけど、ご存知か?

「メルトダウンの定義がない」

今にして思えば、これってなんじゃらほい!!

地域住民がこれを知っていたなら、もっと避難が迅速に進んだんでないの?

被爆しないで済んだ人がもっといたんでないの?

呆れるのを通り越して、これは犯罪じゃねぇの!?

今も仮設住宅で避難生活を続けている83歳の男性は、「東京電力はきちんと謝罪をしたのか。憤りを感じます」という。

また、72歳の女性は「メルトダウンしたと、本当に分からなかったのか、それとも隠していたのか。今ごろ言われても気分がよくない」と話す。

仮設住宅の自治会長は、「楢葉町民が、安全だというお墨付きのもとに帰ろうとしているときに今さらという感じで腹立たしく思う。残念極まりない。企業体質が改めて問われる事態だ」と話していたそうな。

NHKによれば、「社内のマニュアルには炉心損傷割合が5%を超えていれば炉心溶融と判定すると明記されていたことが分かりました」なのだそうな。

実際「事故発生から3日後の3月14日の朝にはセンサーが回復した結果、1号機で燃料損傷の割合が55%、3号機では30%にそれぞれ達していたことが分かっていて、この時点でメルトダウンが起きたと判断できたことになります」とNHKは伝えておる。

炉心溶融の判定基準がちゃんとあったのに、「定義がない」と公表しておったわけで、大ウソつきのそしりは免れない。

それに加えて、3日目で1号機は55%燃料損傷しておったというなら、実際には初日か2日目には損傷割合が5%を超えてすでにメルトダウンしていた可能性もあるわけじゃん。

ひでー話だねぇ~

こういう会社が、この先何をどう言おうと、まるきり信用ができません。

大熊町の渡辺町長が言うように「最初からメルトダウンと発表されていれば、町民などの反応も違ったと思う」は、ごもっともでござる。

フクイチの事故前まで、ニッポンの電力会社の頂点にいた東京電力の体質がこういうことなら、その下にぶら下がってきた他の大手電力会社も似たりゴンベ体質だと想像に難くない。

なぜあの時、こんなウンコタレの東電をきちんと破たん処理しなかったのか!!

民主党政権の責任は重いですわ。

そして、メルトダウンしておったことを、電力自由化が目前に迫ったいま、なぜ公開したのか、その理由もぜひ知りたいね。

どこぞの週刊誌に書かれる前に記者発表したものか?

はたまた、電力自由化後なら「顧客離れ」が急速に進むと思ったか?

東京電力は「マニュアルの存在に気づかなかった」と説明しているけど、そんなもんを信じるマヌケな国民はどこにもおりません。

福島県民の気持ちに寄り添うなら、こういう会社と、その片棒をかつぐ連中の気が知れません。

この際は「恥知らず!!」と申しておきましょう。