午前6時の気温はマイナス3度。
昨夜から今朝にかけて、久々5センチほどの積雪があります。
春の淡雪でしょうけど、あたりの景色は春から真冬に逆戻りです。
さて、
「戦前の検閲」にも似た薄気味悪い事がらが、文科省の前事務次官前川喜平さんの授業を巡って起きたと、きょうの各新聞やNHKが伝えておる。
いじめなどの問題を除き、国が学校の「個別の授業内容を調査」することは原則、認められておらん。
ところが文科省は、学校に授業の内容を問いただすという、異例の調査をしておったのです。
先月、前川前事務次官は、総合学習の時間の講師として愛知県内の公立中学校に招かれ、生徒や地元住民らに授業をしたそうな。
講演は、前川さんの中学時代の不登校体験と、みずからも関わっている夜間中学校の必要性など。
50代の主婦は「夜間中学校について、熱く語られたのが印象残っています。とても勉強になりました」という。
また、別の男性は「政治的な話は全くなく、和やかな雰囲気でした」と話したそうな。
最後には住民と一緒に記念撮影するなど、好評だったという。
ところがこの授業について、文科省の課長補佐はこうした授業の内容を問いただすメールを地元教育委員会に送ったそうだ。
メールには、「前川氏が天下り問題で辞任したことや出会い系バーの店を利用していた」と、いまさらながらの余計なことが書いてあったという。
さらに、「道徳教育が行われる学校にこうした背景のある氏をどのような判断で授業を依頼したのか」と具体的に答えるよう記していたという。
さらに、さらに、録音があれば提供することなど、15項目について文書で回答するよう求めたという。
こんなことまで口出ししていいのか文科省!!
「戦前の愛国主義的な教育の反省に立ち、国による学校教育への関与は法律で制限されている」にもかかわらずなのだ。
「教育基本法16条にも『教育は不当な支配に服することなく』」と記されているそうだ。
文科省に個別の授業内容を調査できる権限は原則、認められていないのが現状ですから、どっからどうみても国が行き過ぎた行為をしたということになる。
こんなことになったおかげで、前川さんがニッポン国内の学校で授業することが、今後難しくなるとことも考えられる。
薄気味悪い社会になったものです。
だれでも自由に発言できるのが戦後民主主義の成果だ。
前川さんと意見を異にする安倍政権を、文科省がそんたくして、こうした調査をしたのなら、こんな異様で不快な内閣はこのニッポン国には不適だ。
そして、
前川さんと比べられる元官僚の佐川さんですわ。
自民党内では今回の「公文書改ざん問題」を「佐川事件」と呼びだした。
なんでもかんでも佐川さんにおっかぶせ、事態の収拾を図りたい考えが滲んでくるけど、実際佐川さんが何でもかんでもしたんだろか?
そもそもの発端は、安倍総理とその夫人と親しかった籠池さんによる学校設立だ。
その小学校を巡って、近畿財務局は業者に対し「ごみが深く埋まっていたことにしてくれ」と要請していたそうだ。
8億円値引きするための根拠を、業者にでっち上げさせたというのです。
大阪地検はすでにこの事実を把握しておるそうだ。
国民の財産を安く売るため、業者にでっち上げを依頼するって、どう考えても、おかしなことだ。
安倍総理とその夫人はこれでも無関係といえるのか???