午前7時の気温はマイナス2度。
外は横殴りの雪が吹きつける大荒れのお天気でござる。
風が渦を巻いておって、こんな大荒れは久々のことだ。
きのうも大荒れの予報でしたが、日中、少し吹雪いただけで、あとは実に穏やかな一日に。
台風でいうところの「目の中」にいたのだと思われます。
ところが今朝は一転、早朝から強烈な暴風雪ですわ。
このお天気は相当ヤバイ。
車が吹き溜まりに突っ込み、車内に閉じ込められて、一酸化炭素中毒で死亡するパターンだ。
大勢来ておる海外からの観光客が、こうした目に合わないことを祈るばかりですわ。
な~んて、殊勝なこと書きましたけど、おぢは嵐とか台風とか、大荒れというと、なぜかテンションが高くなる。
きょうは不要不急の外出は避けますけど、外で何かあれば、トットと出て対処したいタイプなのですわ。
台風で増水した川を見に行って、流されて溺死するタイプでしょうか?
自分で言うのもなんですが、危ない年寄りなのだ。
さて、
安倍政権は、裁量労働制の拡大を撤回いたしましたです。
ホッといたします。
厚労省のデータがデタラメだったことがその背景だ。
そもそも「アメとムチ」を抱き合わせにする安倍政権のやり方にも大いに問題がある。
ニッポンで裁量道労働制が導入されたのは1988年という。
きのうの羽鳥モーニングショーの「そもそも総研」でも詳しく説明しておりました。
研究開発や取材・編集、プロデューサー・ディレクター、デザイナーなどでスタートし、その後はコピーライター、公認会計士、弁護士に拡大した。
現在は19の業種に裁量労働制が導入されておるそうだ。
従来から「みなし労働制」というのがあって、例えば1ヶ月の時間外を40時間とみなして、その分の時間外を毎月支給する。
40時間を超えて残業したとしても、たとえその月に残業が無くても、40時間分の時間外が支払われる。
裁量労働制はこれと似たりゴンベだ。
これに個人の裁量で場合によっては8時間働かなくても帰宅できるというのが、裁量労働制のウリだ。
ただし、これまでは記者やディレクター、デザイナーなど上記19職種に限定されておった。
限定されておった中ですが、NHKの若い女性記者のように過労死するケースもみられた。
だから問題だ。
裁量労働制をさらに拡大すると、「働き方の改悪」に直接つながる可能性が大きいのです。
労働時間が個人の裁量に任せることができる19職種に限定しても、過労死が起きるのが裁量労働制なのだ。
これが一般的なサラリーマンにまで導入されたり、工場労働者に導入されると、どうなるね?
時間外を減らすことには役立つ。
自分の裁量で早く帰宅しようと思ったとして、「これもやってよ」と言われて帰れるかニッポン人は!?
企業にとっては嬉しいかしらんけど、働く側にとっては過労死したNHK女性記者の二の舞になりかねない。
もっとも、ヨーロッパでも裁量労働制は導入されておるという。
ただし、ちゃんと歯止めがある。
つまりは、仕事が終了した時間から、10時間とか11時間とかを経過しないと、次の日の仕事に就けないというように、休養時間が義務付けられる。
ニッポンの場合は、深夜2時まで仕事しても、翌日はいつものように午前9時出勤では、疲労がどんどん溜まる。
そして過労死に至る可能性が出てくる。
歯どめないのではどもこもならん。
今回の「働き方改革」には、労働時間そのものの上限も定められるという「アメ」もある。
そこはとてもいい。
だけど、裁量労働制はこれに当てはまらないわけだから、裁量労働がどんどん拡大すると、労働時間に上限を定めても「アメ」は単なる「ザル法」と化す。
働く者にとってプラスになるとは、どうにもこうにも考えにくい。
ではありますが、「そもそも総研」でも指摘しておりましたが、日本の労働生産性はかなり低い。
効率が悪いのです。
ここはなんとかしないといけません。
それは裁量労働の拡大ではなく、ニッポン企業の構造転換だろう。
労働集約型の産業から高付加価値産業への転換です。
労働集約型は中国に任せればいいわけで、ニッポンは優れた技術で付加価値の高い製品にシフトしていくべきでしょう。
そこがうまくいかないから、時間外を減らすそうという裁量労働制の発想では、働く者が苦しくなる一方だ。
そんなことではニッポン経済に明るさが見えてこないとおぢは思うけど、どうよそのあたり???