おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

更けゆく秋の日

2009年10月16日 | Weblog


午前6時の気温は零度でした。
8時を過ぎた今は、2度まで上昇しておりますが、外はひんやり。
我が家のネコちゃんは、外で放し飼いでござりますゆえ、寒いかなぁ?
…と思ったら、元気いっぱいネズミをゲット、ワシワシ食べてましたです。
しぶといぞぉ~ニセコのネコは!!


さて、
ニューヨーク株式市場の株価が、1万ドルを超えたそうな。
リーマン・ショックから1年、アメリカは株価復活の兆しでござります。
とはいえ、米国の不況も失業率も相変わらず。
景気の二番底が危惧されておりまする。

一方、わがニッポンの株価も、先日日経平均が1万円の大台に乗せるなど復活の気配じゃけど、こちらも見通しは不透明じゃ。
これまでは、輸出産業を中心にした外需頼み、公共事業などによる対策景気でござったが、民主党政権では内需拡大による景気回復ってことで、株価上昇もイマイチってことか?

いずれにせよ、この先最低4年は続きそうな民主党政権ゆえ、経済対策、株価対策もしっかり示していただきたい。
鳩山さんってば、そこんとこ、ヨロピクなのじゃ!!

株価といえば、たいそう元気なのが中国株じゃ。
例えば、BYDという電池関連会社、株価はこの半年であっという間に3倍じゃ。
電気自動車作ってるからかね。

ほかにも、吉利汽車(ジーリー・モーター)という、たいしたことない自動車を作ってる会社も、親会社がボルボを買収するとかしないとかで、急騰中じゃ。
なんと、この1ヶ月で、株価は3割上昇しておる。
どうにも勢いってモノが、ニッポン企業とまったく違いますなぁ。
高度成長経済まっさかり!!

こうした中国経済のバブル状態、そのうち弾けるのでしょうけど、とりあえずはリーマンショックのキズの癒えない先進諸国とはエライ違い。
イケイケ・ドンドン、まことに元気一杯なのじゃ。
なんか羨ましいねぇ、元気な国は。

翻ってわがニッポン国、景気はドヨ~ンとしておるし、少子化のこと考えると、この先そんなイケイケ・ドンドンなんて話は、さっぱりなさそうだ。
それでもなんとか、若い人たちが希望の持てる国にしないといけません。

なにせ10年以上も毎年3万人超の自殺者が出る異常国家なのじゃ。
以前も書いたけど、年間1万人が死んで、「交通戦争」と呼ばれたのじゃ。
それがいま毎年3万人だぜぇ、自殺者!!
マスコミもキャンペーンするとか、それなりに使命ってもんがあると思うんだけどなぁ…

写真はJRニセコ駅じゃ。
今月末のハロウィンを前に、カボチャで飾られておる。
この駅、なんか可愛くて、おぢはたいそう好きなのじゃ。
ただし、この駅の正面に綺羅の湯という三セクの温泉があるんだけど、この建物がコンクリートの打ちっぱなし!!
木造駅舎との調和を考えて作ってないのよねぇ、どういうわけか…

あっちでもこっちでもバランスが悪いってのは、この国の持ち味なのですかねぇ?
ため息が出るのぉ…

この際は、新千歳もハブ化に立候補せんかい!!

2009年10月15日 | Weblog

昨夜も雨が降りました。
ここんとこ連日の雨降り、嫌になっちゃうねぇ。
おかげで、さっぱり気分が優れませんのです。

秋が深まり、毎朝ストーブに火を入れるってことで、雪の季節がドンドコ近づいてきておりまする。
ニセコは早くも晩秋の匂いでござる…

さて、
千葉県のアンポンタン知事のボケカス発言、マスコミが大きく取り上げたことで、どう着地するのか、たいそう見ものでござった。
そもそも知事や政治家にしてはいけないタコスケ森田健作の発言を、マスコミが針小棒大に扱ったことで、おぢもかなりカチンと来ておった。
とはいえ、「A4一枚以上のご説明は無理」(千葉県庁役人)というありゃりゃの知事ゆえ、一気にしぼみましたです。

TVを中心とするマスコミが、わけのわからん発言を大きく扱って、対立する双方を煽り、世論をミスリードする。
まるであの「小泉劇場」再来を危惧しておりましてけど、あんま頭のよくない知事で、助かりました。

もっとも、連日このニュース?をトップで扱うTBS「THE・NEWS」のセンスには、口あんぐり。
「♪バッカじゃなかろか、サンバ」なのじゃ。
この際は、上杉隆さんの「小泉の勝利、メディアの敗北」でも読んで、「小泉劇場」をミスリードした大反省から始めることじゃ。

ところで、おぢはすっかり忘れておったけど、国際ハブ空港化を巡っては、かつて「新千歳」が名乗りを上げて、動き出そうとしておった時期もありましたです。
考えてみれば、ヨーロッパや北米線は、北回りで飛ぶのじゃ。

北海道民がヨーロッパに行く場合、新千歳→羽田→成田ってことになるけれど、成田を飛び立った飛行機は、再び新千歳上空を飛んで、ロシア経由でヨーロッパというメンドクサイことになっておる。

だから新千歳を24時間化してハブ化すると、まことに合理的なことになるって寸法なのじゃ。
つまり、北回り線は、羽田や国内外空港→千歳乗り換え→ヨーロッパじゃ。
新千歳なら、土地も安いし、広いし、安いコストで空港を広げられますぜ。
ただし24時間化を地元が受け入れるかどうか、それと冬の雪の問題があるといえばあるけれどね。

いずれにせよ、成田よりよっぽどハブ空港として機能する可能性があるのが新千歳だと思いますです。
この際、新千歳は名乗りぐらい上げてもいいんでないのぉ、高橋はるみちゃん知事よぉ?


成田はハブに成れませぬ!!

2009年10月14日 | Weblog


来ました、来ました。
午前6時の気温はとうとう零度!!
冬は駆け足でやってきておりまする。

我が家の隣地に建てた旧友別荘、ホームページが完成し、レンタルを開始いたしました。宿泊ご希望の方は、ヨロピクね!!
短期利用については、料金ご相談しますです。
同年輩のお方で、おぢと酒に焼酎、一杯やってもいい方、お泊りに来てね、ムフッ!!

「それが、あの大臣の一言で、全部パーでしょう!!」
とは、お前の方がパーじゃん!!と誰もが思っておる千葉県のアンポンタン・タレント知事じゃ。
前原国交相の、羽田24時間化についてきのう、こう発言しておる。

過日も書いたか知らんけど、利便性の悪い空港が、ハブ空港なんぞにはなりません。
いくら国交省の役人が「内際分離」(国内線と国際線の分離、羽田と成田の住み分けを指す)を叫んでも、外国の航空会社が利用してくれないもんだから、成田はハブ空港になれなかった。

そうこうするうち、韓国の仁川国際空港が、アジアのハブ空港になってもうた。
過日も書いたけど、オーストラリア人は、オーストラリア→仁川→新千歳でニセコにやってくる。
国内線の新千歳行きに乗り換えるのに、成田から羽田にバスや電車で行かなきゃならん不便な空港なんぞ、だれも利用しませんってば!!

とりあえず、ニッポン国における国際ハブ空港の可能性は、東京に近くて、多くの国内線とリンクする羽田しかござりません。
24時間化してハブ空港を目指す戦略、正しいのじゃ!!
橋下知事には悪いけど、関空は、どうじゃろ?ッてレベル。

で、くだんのアンポンタン千葉県知事の発言を、あたかも正論のように大きく取り上げておったのが昨夜のTBSの「THE・NEWS」。
かつては報道のTBSといわれたけれど、いまは「♪バッカじゃなかろか、サンバ」状態じゃ。

はっきり言って、常軌を逸しておる。
国際化にすっかり遅れをとってしまったニッポンの「アホタレ航空行政」の責任は、もちろん国交省と自民党にある。
民主党政権は、そこにようやく手をつけて、地盤沈下の激しいニッポンの航空業界の活性化を図ろうというのに、さっそく足を引っ張ったのがTBSじゃ。

報道の使命をどう考えてんの?って話なのじゃ。
確かに、前原発言は拙速かもしれません。
しかし、「真の国益」を考えたなら、千葉のアンポンタン知事の発言を真に受けて、それに沿った報道するって、ただのアホ!!
なにしてんだか…
腹立つなぁ、プンプン!!

好奇心くすぐる政権交代

2009年10月13日 | Weblog


夜はジャンジャン雨が降っていたようなのですが、朝になってカラッと晴れました。
3連休も終わって、きょうからまた、静かなニセコが戻ってきまする。
なんか寂しい気分になるのが、ご当地の秋ってことなのでござります。

さて、
過日、漫画家の黒金ヒロシ氏がある番組で、「政権交代で、何がどう変わっていくのか、知的好奇心をくすぐられる毎日です」みたいな発言してました。
まことにごもっともでござります。

例えば、岡田外務大臣の、電撃的なアフガニスタン訪問じゃ。
これまでのように外務官僚お任せ状態の外交なら、アフガニスタン訪問などという発想はござりません。
もちろん、岡田外相と副大臣らスタッフによる判断じゃ。
その上で、外務官僚が実務的な日程その他を詰めて、実現したものと推察されまする。

これって、官僚におんぶにだっこだった自民党政権とは180度の転換なのじゃ。
これまでなら大臣は官僚に取り込まれ、いわゆる「お客さん」状態。
ですから、何から何まで官僚がお膳立てして、大臣はレールの上に乗っかっているだけでござった。
閣議だって、もう皆さんご存知のように「サイン会」に過ぎなかった。
閣議の前日に開かれる官僚さまトップの「事務次官会議」が全てを決めておったのがこの100年のニッポン政治なのじゃ。

話は戻って、今回の政権交代で、鳩山政権は「洋上ガソリンスタンド」を止めることにしておるけれど、その後どうするのかがいま問われておる。
で、ここは農業、教育などなど民生支援が遡上に登っておってまことにけっこうじゃ。
そういう意味で、アフガニスタンのガルザイ大統領に直接会って、何が必要か聞き取りするのは大事なポイントなのじゃ。

このあたりを官僚任せにすると、余計なODA予算による支援だとか、地元の要望に沿わないトンチンカンな支援だったりしてしまう。
岡田外相、まことにけっこうなアフガニスタン訪問なのでござった。

一方、前原国交相もたいそう頑張っておる。
過日も書いたけど、ニッポンには国際ハブ空港というものがござりません。
ニッポンの空港は、「国際空港の用件」を満たさない、どれもこれも、チンケな地方空港に成り下がっておりまする。
それもこれも、国交省の官僚さまのやりたい放題の賜物。
負の遺産なのでござります。

大阪府の橋下知事も「関空をどうしてくれる」と、怒っておるけど、無理はない。
関空なんて、まるで意味ない空港つくってしまったのは、官僚さま。
なにせ、関西には関空、伊丹、神戸と3つも空港があるのじゃ。

もっといえば、官僚が使い放題だった、どもこもならん特別会計「空港特別会計」のなせる業で、狭いニッポンに100近い空港もあって、そのほとんどが赤字なのじゃ。
その、どもこもならん空港のひとつ関空に、大阪府は大金をつぎ込まざるを得ない状況だった。
だから、関空どうしてくれると橋下知事が怒っておる。
だけども、橋下さんには悪いけど、羽田の24時間化、国際ハブ空港化がまず先決じゃろう。

ニッポンに国際ハブ空港を作らないことには、凋落一方のアジアにおけるニッポンの空港の地位に歯止めがかかりませんのです。
そこをなんとかするのが、喫緊の課題だと思いますです。
で、そのあとは、オープン・スカイ。

オープン・スカイは、航空会社の乗り入れ・便数・運賃等の規制の撤廃(自由化)じゃ。
自国の空港を広く開放することで、人・物の流通を促進し経済効果を高める政策なのじゃ。
これまでの航空政策で、これにすっかり乗り遅れておるのがニッポンなのじゃ。
早く実施しないと、ますますニッポンは取り残されることになるのじゃ。

で、他の地方空港、どうするって話だけど、どもこもならんはなぁ。
どなたか知恵モノになんとか打開策を見いだしていただかないことには、単なるムダ遣いに終わりかねないのじゃ。

ま、今回の政権交代で、新たに空港作るというバカな行為には、なんとか歯止めがかかりましたけどね。
その先どうするってことなのじゃ。
まったくどもこもならん自民党政権の負の遺産をごっちゃり抱えてスタートした鳩山丸、難題ばかりじゃねぇ…
見てる分には面白くしょうがないけどさ!!


広島、長崎が五輪誘致だって!!

2009年10月12日 | Weblog


寒気がピリピリと肌を刺す、寒~い朝なのです。
紅葉も今年はいまいちのまま、まもなく終了ってことらしい。
ニセコ界隈は、秋から冬へと、まっしぐらなのじゃ。

さて、
広島市長と長崎市長が、2020年の五輪誘致を表明したのだそうだ。
びっくりじゃねぇ。
過日、ハニーさんが言っておったことが実現へ向けて一歩を踏み出したのじゃ。
こういうことは、かねてから広島、長崎両市が考えておったのでしょうけど、まさに絶妙のタイミングござります。

オバマがノーベル平和賞を受賞して、世界が核廃棄へ向けてようやく動き出した、その最中の立候補表明なのでござる。
悪いけど、東京よりははるかにインパクトもあれば、世界中の共感も得やすい五輪なのじゃ。
まさに平和の祭典、うまく誘致できるとよいのですがね。

ところで、きょうは3連休の最終日。
ご当地にはかなりの観光客が来ておる様子だけれど、たいていは日帰りなのじゃ。
真狩村や京極町、ニセコのいずれかで水汲みをして、旬の野菜を道の駅かなんかで買って、札幌方面へ帰るパターンかな?

いずれにせよ、不況下につき観光客のお財布のヒモは、硬いことになっておる。
先日昼、ニセコの道の駅「ビュープラザ」では、大道農園さんの「イモ団子汁」と「おにぎり」に行列ができておった。
両方食べても500円程度ってことなのじゃ。

厳しい経済状態を反映しておる光景でござった。
美味しいからしょうがないのだけれど、ご近所の食堂は混みあっておりませんでしたしね。

きょうは「マルシェin 東山」が開催されるそうな。
場所は、ニセコ町のミルク工房。
地元野菜や食べ物の出店がごっちゃりだそうだ。

昼ごろハニーさんと行ってみますです。
でも暖かい格好してかないと、寒いんだろなぁ…

なぜか太ももが痛い朝なのじゃ

2009年10月11日 | Weblog

写真は、きのう朝撮った羊蹄山でござる。
雪を頂いて、なかなかに美しい。
秋はズンズン深まっておりまするなぁ。

きのうの天気予報、まことにメデタイことに大はずれ!!となりました。
午後から80%の確率で雨だったのに、ゼッコーの行楽日和になったのじゃ。
東京からやってきた一行3人、たいそうラッキーでござる。

午後から雨と聞いて、朝9時には出発し、界隈のあちらこちらを観光案内したら、戻ったのは、午後2時半でござりました。
その間、ずーっとピーカン!!
手抜きの観光しようと思ってたのに、あっちにもこっちも行くことになっちゃって、運転手で観光案内人のおぢは、かなりぐったり。

ハニーさんも、戻ってすぐに昼寝。
おぢもヘトヘトでござったけど、東京おば一行は、元気いっぱいでござった。
恐るべしじゃ。

そして、夕方は温泉、夜は連日の宴会と、昨夜もフルコース。
宴会のメニューはというと、旧友の自慢の「タラの頭の鍋」だった。
タラの頭二つ割にし、湯通しして、昆布だしの鍋へ。

これに野菜、豆腐などを加えます。
つけ汁は、ポン酢醤油にすりおろしたショウガ、刻みネギ、ダイコンおろし。
このつけ汁がたいそうよくて、美味しくいただきました。

見た目はチョー・グロテスクな鍋だけど、コラーゲンたっぷり。
つけ汁はどんな鍋にも応用できそうな便利モノでござった。
この時期、アツアツの鍋はたいそういいのじゃ。

ってことで、ジャンジャン、ガンガン飲んじゃって、気がつけば男二人で酒をほぼ一升飲んじゃいました。
寝る頃には「ゲロゲロ」な感じでござったけど、漢方薬を飲んで寝たら朝はスッキリしておりました。

ただし、太もものあたりがなんか痛い。
思い出してみると、理由があった。
昨夜、踊る東京おばに「誘われて、フラフラ」と踊ってしまったのじゃ。
おまけに、エアロビ教室さながらに、酔ったおばコーチの手ほどきで、スクワットやらジャズダンスしてしまったのじゃ。

恐るべしじゃねぇ、東京の還暦おば!!
次は来年、来るらしいだけど、もちょっと足腰弱ってから来てほしいのぉ。
酔っ払ってのエアロビ教室、しんどかったですぅ~


恐るべし!!東京おば

2009年10月10日 | Weblog

外へ出ると、吐く息が白いのです。
午前7時の気温はプラスの1度。
晴れのよい天気でござりますが、この秋一番の寒さなのじゃ。
さぶっ!!

きのうから東京の旧友が遊びに来ておりまする。
同伴しておるのは、銀座のねーちゃん!!
んな、はずはないわけで、6年前に亡くなった奥さんのお姉さんと、お友だち。
ようは、世界最強関西おばには負けるけど、けっこう怖い東京おば二人に、付き添いひとり。
ご苦労なことなのじゃ。

二人は台風が本州に上陸中の最中というのに、たいそううまく避けて、千歳にやっきた。
おばの一念、飛行機も飛ばすのじゃ。
今回来道した第一の目的は、旧友実家の当別町で、妹の墓参り。
「ついでにニセコ」ってことなのじゃ。

で、この姉が、わけわからんことになっておる。
札幌地下街では、「わたし、東京の売れない芸人なの。テレビはあんまり出ないけど」などと、ないこと、ないこと、しゃべって、お土産店の店員を煙に巻いたそうな。
あ然、呆然の旅の恥はかき捨ておば、なのじゃ。

昨夜はこのメンバーに加えて、ご近所大工さんも加えての大宴会でござった。
我が家特製の石狩鍋に、ビールに焼酎たくさんで、大騒ぎ。
その席でも、東京おばの勢いはとどまることを知らず、いまにも「♪どうにも止まらない~」と歌って踊ろうとしておった。

旧友が止めて事なきを得た。
ではあるけれど、実は怖いもの見たさのおぢなのでござった。
残念!!

そんなこんなで、きょうはこれから、東京おばを引き連れて、ニセコ観光スポットをご案内するのじゃ。
まさか、「東京の売れない芸人」を語って、値切ることはないと思うけど、目が離せないことになっておる。
知ってる人に会わないといいのだけれど、なんだか怖いよぉ…

「必殺!!事業仕分け人」なのだ

2009年10月09日 | Weblog


風がびゅん、びゅん、おかげでこっちはブルブル、ブルブル。
寒い朝ですぅ~
気温は、プラスの8度あるのですが、風が強い。

台風の影響ですなぁ。
道東の石北峠では、吹雪だそうだ、ひぇ~

一方、わが羊蹄山ろくはというと、大きな被害はないようじゃ。
本州でも大きな被害が予想されましたけど、大惨事ってこともなくて、いがった。
とはいえ、中には被害にあわれた皆さまもいらっしゃるわけで、お見舞いを申し上げますです。

さて、
先日、「行政刷新会議」のキモは、片山前鳥取県知事、稲盛京セラ名誉会長、キッコーマン茂木会長と書いたけど、どうやらキモのキモというのが、事務局長で構想日本代表の「加藤秀樹さん」らしいとわかった。
この「構想日本」というのは、政策提言機関とか申す、聞きなれない団体なのじゃ。

構想日本は、独立、非営利のシンクタンクだそうだ。
どんな仕事をしておるかというと、自治体なんかの「事業仕分け」だそうだ。
事業仕分けといわれても、よくわからん。

どうやら、各自治体の予算項目について、短時間に仕分けを行うらしい。
行政の役割を示したり、事業そのものを必要か不必要か判断をするらしい。
結果、このまま続けてよい仕事の比率が、都道府県で約6割、市では約7割しかないのだそうだ。

残りの仕事は不要、ムダだった、てことだ。
ようするに行政には、かなりのムダがあるけれど、これを見つけ出して、即刻排除するのが、「構想日本」の仕事らしい。

これまでなら、あっちの利害関係者、こっちの利害関係者に話を聞いて、にっちもさっちも行かなくなって、結果的には見てみないふりするのがお役所だった。
で、最終的には先送りして、なんにも変わらず!!なのでござった。

ところが構想日本は、ある事業を継続するかしないか、地方自治体の場合1事業につきわずか30分で、判断しちゃうのだそうだ。
まずは、役場職員が事業について5分間説明する。
ついで質疑、論議が20分。
評価が5分、解説1分で今後その事業を継続するかしないか決めちゃうのだそうだ。

即断即決とはまさにこのこと。
こうしてお役所のムダが、第3者の手で評価される。
無用なものは排除され、役所が効率化するというまことにけっこうな仕組みなのじゃ。
なんだか国のムダがジャンジャンあぶり出されて、ドンドコお金が捻出できそうな気がいたしまする。
「必殺!!仕分け人」に大いに期待が集まるのじゃ。
ムダばかりでどもこもならん、と思っておったニッポン国、知恵者のおかげで、すっかり明るい希望が見えてきましたです。

ところで、きのうは政治的な大事件がござった。
テレビも新聞も扱いは小さいけど、自民党の命脈が尽きることになかねない事態なのじゃ。
この10年、自民党と連立を組んできた公明党が、今回の参院選の補選で「自主投票」をこっそり言っておるそうな。

つまり、10年続いた自民党との連立はとりあえず解消するってことなのじゃ。
ありゃりゃぁ、この時点でもう自民党の勝ち目は消えました。

なんだかんだで、公明党の支援なくして自民党政権は存在し得なかったわけで、支援がなくなるって事は、このままでは、政権復帰など、まるきり無理。
2大政党制のもう一方がこの惨状ではどもこもならん。

こうなった以上、自民党はなるべく早く解党して、しっかり保守の旗を掲げた新党で民主党に対抗するしかないだろうと思うけどなぁ。
補選の惨敗は必至の自民党、なんだかなぁ…


国会は、これから面白くなるぞぉ

2009年10月08日 | Weblog


寒い朝でござる。
7時の気温は3度じゃ。
そろそろ平地でも雪が降りそうじゃ。

おっとその前に、台風が来ることになっておる。
「列島縦断」の勢いらしく、北海道も道東方面は影響を受けそうじゃ。
北海道の西に位置する我が羊蹄山ろくは、どうなるのかなぁ?
心配なことでござります、ハイ!!

さて、
あれやこれや、なんだかんだと毎日、毎日、話題満載の民主党政権なのじゃ。
新政権下で開かれる国会だけど、今後は、官僚の答弁が禁止されることになっておる。
つまりは、質問も答弁も政治家同士になるのじゃ。

これまではというと、官僚が野党議員から「質問の聞き取り」をして、事前に答弁書を作り、与党は総理大臣をはじめその他大臣まで、こぞって官僚の作った文章を読み上げるだけという、形骸化を絵に描いたような国会になっておった。
つまりニッポン国の国会は、官僚さまが何から何までお膳立てするという不思議の国状態だったのじゃ。

だからこそ、自民党政権時代、大臣にはどんなアンポンタンでもなれたし、官僚さまは大臣を「お客さん」と呼んでバカにしておった。
そんなこんなだからこそ、官僚さまは事実上政治の主導権を握り、世界でまれに見る「官僚依存体質」の国が出来上がったのじゃ。
誰がなんといおうが、「これって社会主義!?」ってかんじでござったのじゃ。

一方、政治家同士が国会でやり取りするってのは、世界の常識、当たり前田のクラッカー。
次の国会から、ようやくニッポン国も世界標準となり、質問も答弁も政治家同士になるのじゃ。
なもんだから、とにもかくにも勉強してない議員さまでは、どもこもならんことになる。

国会では、あれこれ齟齬をきたすこともあるんだろうけど、「前向きに善処します」みたいなお役所言葉がなくなる期待も出てきます。
そのおかげで、従来のいわゆる「政治家」は姿を消すことになる。

政権交代後、すっかりトンチンカンな発言が目に付く田原総一朗だけど、過日、亀井大臣を指して、「最後の政治家、あとは専門家」とのたまった。
これはある意味、大正解。
田原さんはわかってないけど、国会で官僚が答弁しないことになれば、政治家は専門家にならざるを得ない。

これまでは、ラッパを吹いたり、打ち上げ花火を上げてみたりしておった政治家は、胡散霧消、消えてなくなるなるのじゃ。
政治家は、専門家になるしか、生き残る道はないことになっておる。
ことほど左様に大きな変化が起きておって、まことに面白い。
今月下旬とも言われる臨時国会、目が離せないことになっておる。






新米の季節じゃ

2009年10月07日 | Weblog
台風がドンドコ近づいておるそうで、本州の皆さまには、大きな被害も予想されておって、ご苦労さまなことでござります。
今回は、台風にあまり縁のない北海道も影響を受けそうで、まことに心配なことでござります。
農業などに被害がないと、よいのですが…

そんなこんなで、いまは待ってましたの食欲の秋。
我が家の食卓には今週から「新米」が登場しております。
ブランド米「らんこし米」の「おぼろづき」でござる。
ピカピカの新米ご飯、これが実にうんまい!!

ご飯が美味しいと、なんだか元気が出てくるのは、やっぱニッポン人だからかねぇ。
こういうのは外国人にはわからんわなぁ…
ご当地北海道では、まもなく新種のブランド米「ゆめぴりか」がお目見えするそうだ。

前評判では、これがたいそう美味いとのことで、なんでも、コシヒカリを凌駕するのだそうだ。
先日、米屋に聞いたところ、な、な、なんと10キロが4800円だそうだ。
札幌あたりでは10キロ5000円と聞きました。
高くないかぁ?

おぢ御用達のおぼろづきが、10キロ3800円(今年は3600円)だから、いかに高いかってことなのじゃ。
もちょっと安くてもいいのにねぇ。
とはいえ、我が家なら1ヶ月わずか10キロしか消費しませんから、おコメはたいそう安いのかもしれませんです。
食べてみるかな、ゆめぴりか。

さて、
税金のムダ遣いをあぶりだして、行政全般を見直すという「行政刷新会議」のメンバーが決まったそうな。
まずは、鳩山ブレーンの京セラ会長・稲盛和夫氏、そしてキッコーマン会長の茂木友三氏の財界大物2名。
これに加えて、改革派知事と言われた前鳥取県知事の片山善博氏などなど11人だそうだ。

上記の3人だけでも期待ができそうで楽しみじゃ。
京セラ、キッコーマン、いずれも世界へ進出しておる大企業ゆえ、企業人の声は貴重でござります。
この2人、派遣問題でトラブルを抱えるキャノン・御手洗会長とは一線を画する財界人なのじゃ。

なにより心強いのは、片山さんじゃ。
官僚さまのやり口を熟知しておって、たいそう期待しておりまする。
きのう夕方のTBS、「THE・NEWS」では、かつて鳥取県が行った「ダム建設中止」を取り上げておった。

八ッ場ダム同様、「中止反対派」がごっちゃりおったけれど、地域対策、信頼回復を図って、住民が軟化し、結果的にダム建設中止は大きな成果を上げたそうじゃ。
こうした知事が参加する「行政刷新会議」、なんとも楽しみじゃ。

注目の補正予算の見直しだけど、いまんとこ2.5兆円となかなか思うように進まんことになっておる。
さらなる予算カットせねばならんわけだけど、「国債発行」などおバカなことは考えず、正面突破で予算組み替えしてもらわんことには、内閣支持率は急降下いたしまする。
鳩山内閣、ここは頑張りどころなのじゃ。
国債発行は、最後の手段と心得ることじゃね。

それにしても、景気対策と予算削減、二律背反ってことで、鳩山内閣難しい舵取りを迫られておる。
山また山、谷また谷と、しんどい政権運営じゃ。
改革とか政権交代とか、そんなものかもしれませぬ。

それでも新政権は失敗を恐れず、いい情報も悪い情報も、すみやかに公開して国民の理解を得るのが肝要じゃ。
そうすりゃ、国民はこの内閣を見捨てませんです。
「肝は情報公開」と心得てくだされ。
ポッポ鳩山さん、そこんとこヨロピクね。


この秋一番の寒さ

2009年10月06日 | Weblog

午前7時の外気温は3度。
ニセコのお山はこの秋一番の寒さとなっておりまする。
羊蹄山も日曜朝に「初冠雪」したそうな。
どうやら冬は駆け足で、ドンドコドンドコ迫ってきておりまする。

おぢはというと、すっかり風邪っ引き状態で、きのうはほぼ終日寝ておりました。
おかげさんで、今朝はというと、節々の痛みも改善し、かなり回復しておるかんじでござります。

サラリーマン時代のように、無理しないもんだから、風邪をこじらせることもなくなり、そういう意味ではたいそうけっこうなことなのじゃ。
ただ、世間では新型インフルエンザも大流行しておる様子、数少ない読者の皆さんも気をつけましょうね。

そんなこんなの今日この頃、気になることといえば、ほぼ同世代の中川昭一さんの死因じゃ。
疑われておるのは「循環器系の疾患」だそうだ。
酒と循環器系の病気が関係があるってのは、初耳でした。

肝臓が大丈夫だからといって、ガバガバ酒を飲んでたら、循環器に影響しちゃうってのは、ちょいと驚き。
ご同輩の皆さま、いずれにせよ、きっちり休肝日を設けて健康管理いたしましょう。

さて、
発足間もない鳩山内閣の支持率だけど、朝日新聞によると、なんと8割を超える支持率だそうだ。
とりあえず、「改革の意気込み」を評価しておるってことでござりましょうかね。
とはいえ、「補正予算の見直し」がどんどこ行われる中で、反発もけっこう強烈のようじゃ。

予算がついて、これから道路やらなにやら作ろうって時に、「その金は出せなくなりました」ってことになったわけで、そりゃ怒るのも無理ないことなのじゃ。
しかしねぇ、そもそも国に金がないという現状があるわけで、何を優先的に進めるのかが重要なのじゃ。
つまりは「優先順位」ってことを考えねばなりませんのです。

道路やダムより、まずは子供や教育が最優先ってことなのじゃ。
もっとも、これまでの自民党の「景気対策」といえば「公共事業」と相場が決まったおった。
これがそっくり無くなるのだから、土木建設業は困ったことになっておる。
雇用問題が発生する心配あるわけで、たいへんじゃ。

一方、子育て、教育関連は、期待が持てるってことで、ウハウハか?
政権交代で、従来の景気対策が大きく変更することになっておって、あれこれ軋みが生じておる。
世の中、あちらを立てれば、こちらが立たずってことで、どうにも難しい。

もっともおぢの場合、あっちこっちに関係なくそういう気配がございませんです。
あの「朝立ち」の元気な日々は、何処へ…

話は戻って、従来の公共事業依存型の体質を、傷口を最小限に抑えながら、変えていくってのは、こりゃ、なかなかに難しいわけじゃ。
とはいえ、コンクリート一辺倒の時代は終わりましたです。
それとは別の方法で、いかに自然と共生しながら公共工事を進めるか。
まだ具体的な方策は見えてこないわけで、そのあたりを民主党はきっちり示すことが必要だと思うけど、どうじゃろか?


二代続けて…

2009年10月05日 | Weblog


昨夜はもの凄い雨でした。
バケツをひっくり返したような土砂降りの雨で、深夜に目が覚めましたです。
いやはや。

今朝はスカッとした秋晴れ。
秋の天気、変わりやすいのです。
おぢはというと、どうやら風邪引きで、体調不良でござります。
まいったなぁ…

さて、
驚いたのは、中川昭一氏の突然の死でござる。
56歳の若さとか。
おぢの世代が思い出すのは、父一郎氏が札幌のホテルの一室で首を吊って死んだことじゃ。

総裁選を巡って、追い詰められたと報道されましたです。
その後継を巡っては、長男の昭一と一郎氏の秘書だった鈴木宗男よる「骨肉の争い」。
あれやこれやのドラマがござりました。

そして、鈴木宗男氏の逮捕があったり、昭一氏の「もうろう会見」があったり。
で、先の総選挙、昭一氏は敗れ、鈴木宗男は外務委員長となった。
いまではすっかり明暗を分けた形だ。

鈴木宗男が拓大出身なら、昭一氏は麻布中学、高校そして東大のエリートじゃ。
洞爺湖サミット実現に尽力したし、外交でも実績を上げたという。
ただ、いつも酒臭かったそうで、アルコール依存症だったのではないのか?

そして、先の選挙で敗北した後は、酒びたりの日々ではなかったのか?
いずれにせよ、挫折を知らないひ弱なエリートが、追い込まれて死んだ印象はぬぐえませんです。
二代続けてほぼ同じ年での死、昭一氏は自殺ではないというけれど、因縁を感じますです。
合掌。





鳩山献金問題、はじけるの?

2009年10月04日 | Weblog


晴れていい天気!!
ちょいとばかり寒いけど、爽やかです。
きのうの雨も上がっておりまする。

さて、
10月8日号の週刊文春、小林信彦さんの「本音を申せば」にストンと落ちた。
「転換期には、信じがたいズレが起こる。自公政権に密着していればまちがいないと思っていた<記者クラブ>の記者たちは頭の中が変わっていない。…中略…民主党中心の政権では<不安だ>というジャーナリスト、コメンテーターは、実は、自分の立場が<不安>なのである。」はおぢも丸々同感じゃ。

そのサンプルは、なんといっても田原総一朗。
切り替えができてないのよねぇ、田原さんってば!!

で、そんな中、東京地検特捜部は「鳩山献金捜査に着手」だそうだ。
東京地検が「寄付者」を参考人聴取するってさ。
いったいぜんたい、東京地検特捜部は、これをどう落とし前をつけるのか、まことに興味深い。

70%を超える高い支持率を誇る内閣の総理大臣の献金問題なのじゃ。
しかもようやく新政権が動き出したこの時期に捜査に着手する真意は何なのか。
その辺り、まことに不透明でござります。

確かに政治資金収支報告書を虚偽記載したことは問題じゃ。
ただし、いわゆる「贈収賄事件」といった問題とは、かなり趣を異にしておる。
従って、この着手、ただただ、この国を混乱させるだけ、と思うのはおぢだけか?

それにしても、なぜこの時期か?
混迷を極めた自民党政権のあとを担って、船出したばかりの政権だけれども、不況の影は根深いわけで、政治をさらに混乱させてどうする東京地検!!
この国をどこへどう導こうというのか、わけがわかりませぬ。

もし単に政権を揺さぶるだけってことなら、「東京地検の独走」ってことか?
いずれにせよ、政局は混迷を深めていくことになりそうじゃ。
なんだかなぁ…


夢に終わった東京五輪

2009年10月03日 | Weblog


昨夜はけっこう凄い雨でしたけど、いまは晴れてます。
秋色はいっそう濃くなってきておりまする。
紅葉もそろそろピークでござりましょうか。

さて、
2016年のオリンピック、ブラジルはリオデジャネイロに決まりました。
初の南米開催ってことで、まことにけっこうなことでござります。
東京は残念なことでしたけどね。

これで石原さんは、都知事の職を辞することになるんじゃろか?
もし辞めれば、枡添さんが都知事候補として急浮上ってことでしょうか。
そこらあたりが今後の注目点なのじゃ。

「広島か長崎が立候補するといいのに…」とはハニーさん。
ニッポンで五輪開催するなら、広島、長崎が最適じゃ。
オバマは米大統領として初めて、「核廃絶」を言い出しておる。
時代のキーワードは「核廃棄」かぁ?

わが国で五輪開催するなら、こりゃ広島か長崎、しかないってことでしょう。
両地域での開催でもいいね。
唯一の被爆地ニッポン、「広島・長崎オリンピック」はいいと思うけど…

話は変わって、鳩山政権に早くも暗雲なのじゃ。
補正予算の見直しが、2兆円と目標の3兆円に届かないそうだ。
やれやれ。

各閣僚、もうすでに官僚に取り込まれたのでしょうか?
自分が担当する省庁の予算削減がうまくいっておらんようなのじゃ。
官僚さまの「面従腹背」もあるじゃろけど、よくわかりませんです。

きのうの報道ステーションで、猪瀬東京都副知事が出演しておって、言っておったのが正解。
曰く「とにかく全体予算の2割なら2割削減とすべき」。
ごもっともじゃ。

いま各省庁の官僚さまに「できるだけ削って来い」と指示したところで、うまくいくはずもござりません。
「一律2割カット、3割カット」ならわかりやすい。
場合によっては、軋轢も出るでしょうけど、財源は確実に確保できることになっておる。

走り出したばかりの政権ゆえ、まだまだすんなり物事は進みませんけど、官僚さまに舐められては、この先、立ちゆかないことになっておる。
ざっくり何割削減とした方がよかったのにねぇ。
船出したばかりの鳩山丸、いきなり座礁しかねないことになっておる。
ありゃりゃ、なことじゃ。

一方自民党はというと、谷垣さんの初仕事が「八ッ場ダム」視察だそうだ。
あぁ~何してんだか!!
国民の多くは「ダム建設ってムダでないのか?怪しいんでないの?」と思っておるわけ。
そこへお出ましして、反民主って言っても、どうにも説得力はありませぬ。

地元の建設中止反対派と一緒になってキズを舐め舐めしているようで、なんだかなぁ~
自民党も、どうにもこうにも先行き不透明なことになっておる。

民主も自民もアジャパーなことです。



「鞆の浦」と政権交代

2009年10月02日 | Weblog


曇り空の朝でござります。
予報ではこれから雨ってことらしい。
秋は雨ばかりで、なんともうっとおしいことになっておる。

さて、
「鞆の浦」で行われようとしておった、埋め立て・架橋事業が、差し止めとなった。
「コンクリートより環境」を選択した画期的な判決でござった。
なにせ鞆の浦は、万葉集に詠まれた景勝地で、宮崎駿さんのアニメ「崖の上のポニョ」の舞台だそうだ。

地元住民はというと、渋滞で困っておったりして、すんなり喜べないそうだけど、こういうのはやむを得ないことになっておる。
例えばイタリアのローマ。
家の建て替えからなにから、法律でギチギチに規制され、さっぱりなんにもできないことになっておる。

地面をちょっと掘れば、そこらじゅう遺跡なのだから、どもこもならん。
ではありますが、これがこの街の観光資源であり、国の財産なのじゃ。
現代的な快適住宅に住みたいローマ人は、郊外に出て行くことになっておる。

歴史的な遺産を後世に残すってのは、ことほど左様なこと。
地元の皆さんには、まことにご愁傷様でござりますが、この判決を真摯に受け止めていただきたいのじゃ。
渋滞もあって住みにくいかもしらんけど、後世に美しい風景を残すのが、住民の務めと心得てくだされ、悪いけど…

ともあれ、こういう判決が出たこと事態が、まさに画期的じゃ。
おぢに言わせりゃ、当たり前田のクラッカーだけど、自民党政権ではこうはいかなかったはず。
ダム建設を凍結する民主党政権の流れを受けた判決でござりますかね。

これまでなら、いくら裁判官が、「環境第一」と思っておっても、三権分立といっておっても、時の政権に逆らう判決は、なかなかにしんどい。
裁判官様も、ヘタすりゃ左遷もあるってことだった。
そう考えると、政権交代ってのは、まことに大きな変化といえましょう。

一方、ダム建設中止なら鹿島建設などのゼネコン、高速道路無料化ならそれに加えてJRやバス会社が大きな影響を受けまする。
とはいえ、「コンクリートから環境、人へ」の流れは、この先最低4年から8年は続くであろう民主党政権の間、変わらないことになっておる。

ニッポン丸は、大きく舵をとって、動き出した。
これも時代の要請じゃ。
いい世の中になるとよいのですが、どうじゃろか?