おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「高速道路」無料化に反対する不思議

2009年10月01日 | Weblog
午前6時の気温は、プラスの4度。
薪ストーブ、焚いてますです。
燃やしているのは、お隣の旧友宅建設の際の端材でござる。

こういうことができるってのが、薪ストーブの便利なところ。
ご存知でしょうけど、CO2の排出に関していえば、薪ストーブはゼロってことになっておるのだ。
なぜかというと、薪を燃やせば二酸化炭素は出すけれど、その量ってのが、木が成長するときに吸収する二酸化炭素の量と、「ほぼ同じ」ってことになっておるそうな。

つまり、CO2はプラマイゼロってことで、環境に優しいのが、薪ストーブなのじゃ。
木を切ったあとに再び木を植えれば、もっとよろしいってことでしょうかね。

さて、
民主党議員が、「政治活動費」を使ってキャバクラだそうだ。
ったく!!
キャバクラは政治活動じゃないだろ!!っていうかこれって、性事活動?なのじゃ!!
こんなことでは、子供のなりたい職業NO1にはなれませんです。
キャバクラは、自分の金で行くもんじゃ、タコスケめ!!

話は変わりますが、民主党の「高速道路の無料化」に反対するお方が意外に多くて不思議でござる。
なんでだろか?
まず考えられるのは、バス、JRなど公共交通機関関係のお方。
これらの仕事にかかわる方にとっては、高速無料化は明らかにマイナスじゃね。
多くの方が、バスやJRよりもクルマに乗っちゃうもんなぁ。
だからクルマの排気ガス、CO2が増えて、環境によろしくないという論理が出てくるのじゃろう。

おぢもアホウでしたけど、アメリカの「フリーウエー」は無料って意味じゃないのね。
ウィキペディアによれば、「信号など交通整理による停止が不要なことからフリー(free)と呼ばれたのであり、通行料が無料であるからフリーと呼ばれたのではない。通行が有料のフリーウェイも存在する。」そうだ。
スマンこってす!!

ただし、「有料のフリーウェイも存在する」ってことなでの、ほとんどが無料ってことらしい。
おぢの知る限り、イタリアでは、観光バスは高速で有料でした。

北欧でも、都市によっては、クルマで街に入るためには一般道でも料金を支払うところがござった。
これは、市街地に入るクルマを制限して、渋滞を解消するするために有料化しておるってこと。

つまり、この場合は、「クルマの量を減らすため」に「道路を有料化」しておるってこと。
ゴミの有料化と似ておるね。
ゴミを減らすには、有料化が手っ取り早いことになっておるのと一緒なのじゃ。

高速道路も「利用を制限する」場合、有料化が有効じゃ。
ってことなので、渋滞する高速道路などは、有料化するのが正しいことになっておる。
民主党も「首都高速」など、渋滞する高速の無料化は考えておらんそうな。
当たり前だけど…

高速道路無料化に関しては、大前研一さんの「本当の『高速無料化』と借金返済計画はこれだ」がいいアイデアを出しておる。

これによると「先般、日本経済新聞社が都道府県知事に対して行った調査によると、高速道路無料化を支持する知事はわずか3人しかいなかった。全国の知事のほとんどが無料化に反対した理由は、単純に自分の地域でまだまだ高速道路が欲しいからだ。」
つまり、高速道路をもっとつくるために、有料化が必要だといっておるのじゃ。

確かにわが北海道や九州は、まだまだ高速道路が足りないことになっておる。
だから、「無料化反対」だそうだ。

そこで、長いけど引用すると「地方道路の財源として2.3兆円、国の財源として3.5兆円、合わせて5.8兆円の道路特定財源がある。ほかにも一般道路財源として5.2兆円、財政投融資として1.9兆円があるので、全部で7.1兆円もの財源が道路のために用意されている。日本道路公団の支出5.5兆円と合わせて年間13兆円弱もの予算で道路をつくっていた。その約13兆円のうち2.2兆円、すなわち17%程度を捻出することは無理な話ではない。この2.2兆円とは、日本道路公団の支出のうち、ちょうど道路建設と維持管理に使われた額だ。つまり道路建設・補修などを少し削って2.2兆円が捻出できれば、今までと同じだけの高速道路をつくり続けて、古い道路の維持管理もできてしまうのである。」ってことだ。

やり方はいろいろあるだろうけど、高速道路はまだ作ろうと思えば作れるのじゃ。

ついでながら、渋滞と環境悪化についても、以下のように述べておる。
「識者と言われる人の中には、高速道路の無料化で渋滞がひどくなる、とか、環境が悪化する、と言う理由で反対論を展開している人もいるが、愚論である。どこの国でも高速道路の渋滞は起こっている。有料でも無料でも起こっているのは変わりない。1000円で週末が混むようになったのは、週末だけにそうするからだ。いつでもどこでも無料となれば、誰も無駄な走行はしない。アメリカでもドイツでも高速道路は無料が原則だが、長期休暇などでは慢性的な渋滞が起こる。だから、渋滞を避ける方法や休暇を集中させない、などの対策が採られている。」

いずれにせよ、大前さんのアイデア、かなりいいことになっておる。
民主党は、大前さんのこのアイデアをパクって「高速無料化」に取り組むべきだと思いますです、ハイ。