おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ホワイトデーにケーキ

2013年03月15日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス2度。晴れ間の見える朝でござる。樹上の雪が風に飛ばされて、ふあふあ舞っておりまする。

少し風があるような…

きのうはホワイトデー、そんなことでハニーさんに小さなケーキをプレゼントいたしました。

コンビニで買い求めたわけで、まことに申し訳なかったのですが、それでも「美味しい!!」と言っていただいて、たいした嬉しかったのでした。

ここんとこ、コンビニのケーキのたぐい、なかなかに進化しておるらしい。手抜きのホワイトデーですけど、ま、いいか。

もっとも、ハニーさんのバレンタインデーも、おぢ御用達のチョコ、ロッテの季節限定ラムレーズン入り「ラミー」でしたけどね。

これ、ウイスキーなどお酒のお供にたいしたよろしいのです、ハイ!!

ネット購入することにしたシーリングファンですけど、注文した家電販売店から「商品はメーカー欠品中で、次回入荷予定も未定とメーカーより回答があった」そうです。

4月以降の入荷となりそうですけど、あれこれ丁寧な対応をしてくれましたので、気長に待つことにいたします。とりあえずは、喧しい音を出すけど、20年前のモノ、しっかり動いてますしね。

今朝のおぢ、実は体調がよろしくないのです。深夜に突然咳き込んで、慌てて咳止めを飲んで寝ましたが、今朝はたいした身体がだるいのです。

そんなことで、デッキの上にうっすら積もった雪の除雪とニャンのご飯とトイレ掃除はハニーさんがしておる。

それもこれも、ホワイトデーのケーキのご利益でしょうか、たいしたありがたい。

それにしても、夜中に咳き込むなんて、治ってないのかなぁ、風邪? 

それとも別の病気かしらん。今夜の様子を見て、またまた咳き込んだら、月曜日は診察してもらうことにいたします。

 

 


シーリングファン、交換へ

2013年03月14日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス7度。細かな雪が降っております。寒い朝ですけど、昨夜は水曜恒例のズンバ・エクササイズを「はぁはぁ、ぜいぜい」しながら楽しんできましたゆえ、なんだか体調がよろしい。

天気は悪いけど、気分は上々なのでござる。

我が家には、写真のシーリングファン(天井扇)が必需品でござる。冬は家の上部に溜まる熱を下に送るため。夏は暑い空気を上に押し上げるため、なくてはならないのです。

ところが最近、ファンを回すとずいぶん喧しい音がする。油が切れたのか、耐用年数を超えたのか、かすれたようなモーター音やブーンという音がしたりするのです。

考えてみれば、20年も使ったわけで、いつ壊れてもおかしくはない。

で、ネットであれこれ探したり、あっちこっちのメーカーに問い合わせたりで、たいした勉強をしましたです。

シーリングファンには、大きく分けて「DCモーター」と「ACモーター」の2種類があるって、知ってました?

DCはそのまんま直流モーター。ACは家庭の電気と同じ交流モーターなのでござる。

なにがどう違うかというと、DCモーターは省エネ、高速回転、音も静か。ACはその対極ですけど、値段が安い。

そんなことで、日々のランニングコストを下げたい我が家ではDCモーターのシーリングファンを導入したいと思いあちこち探しました。

で、パナソニックでDCモーターの良さげな品を見つけました。値段は定価が16万円ほどとやたらに高い。ネットで最安値を探したら約74000円だったので、これにしようと思いましたが、実はどっこいなのでござった。

このシーリングファンのスペックをみると、なんと消費電力が100ワットもあるのです。昔なら100ワットの電球1個程度と思うかもしれませんけど、今どきはねぇ。

消費電力が多い理由は、電灯でござる。LED電球じゃないんだなぁこれが。パルックボールとか申す蛍光灯しか使えない。だから電気をくうのです。

7万円を超えるお値段ですから、清水の舞台から飛び降りる心境で買おうと思っておったけど、結局これで断念。

そしてさらに探し出したのが、こちらの商品なのじゃ。

値段はパナソニックの半分以下。ただし残念ながらACモーター。でも消費電力は、電灯が37ワットで、これにモーターの消費電力(中程度の速さで動かして)を加えても50ワットに満たないとメーカーは言っておったのです。

ようするに消費電力は、前記商品の半分以下でござる。

ってことで、オーデリックのこの商品を購入することにいたしましたです。

メンテナンス関しては、まことに懇切丁寧なパナソニックをなんとか買いたいと思いましたけど、残念ながら値段は高くて、省エネ度も低かった。

そんなことで、パナソニックが凋落する理由、透けて見えてくるのでござる。

パナソニックのシーリングファン、LED電球だったら買ったのにねぇ、、、


為替に一喜一憂の日々…

2013年03月13日 | Weblog

 

午前6時の気温は久々にプラス1度、細かな雨が降っておる。朝は延々とマイナスの気温でしたけど、いよいよプラスですかねぇ。

写真のように、デッキの雪も融けて、濡れておりまする。雪が融けても、凍ってないところが、なんとも春らしいのです。

そんなことで、寒い朝はさっぱり顔を見せない我が家のニャンが、デッキに出てきておる。

昨夜も外はたいそう暖かで、3匹がデッキの上でのんびり道路を眺めておりました。

運動不足と体温維持のため、どいつもこいつもパンパンに太っておりましたけど、これからあっちこっちへ出歩くと、少しはスリムにもなるのでしょう。

野ネズミなんかを食べちゃって、しっかり回虫と共生するってことも痩せる原因のひとつですけどね。

道路の除雪に、今朝はロータリー車が忙しく動いております。たいそう喧しいわけですけど、これもそろそろ今シーズン最後の出動でしょうか。

その道路はというと、べっちゃべちゃ。場所によってはずぶずぶとぬかりそうでござる。

これまで硬く凍っておった未舗装の路肩も緩んでくるわけで、国道、道道はともかく、町道なんかは運転に気を付けないと、ヤバいことになりそうなのでござる。

話は変わりますが、ここんとこのおぢ、朝は為替のチャートをチェックしております。命から2番目に大事なおカネの多くが、外貨預金だからにほかなりませぬ。

チャートによると、きのうの23時に1豪ドルは99円50銭(売却レートと買付レートの中間値)を付けてます。いよいよ100円台が目前でござる。

米ドルもきのうの朝に96円60銭を付けており、円安の流れは止まることを知りませぬ。

米ドルの100円突破も視野に入っておりますが、そうは問屋が卸さないらしい。

野村証券のレポートによると、「海外投資家のアベノミクスに対する見方も『半信半疑』から『全面的に信頼』にすでに到達している公算が大きく、彼らの期待を上回るサプライズを、政策的に打ち出すことは難しくなっている」そうな。

だから、「今のところ海外投機勢主導での円安は1ドル=98円前後までが限界と見ており、100円の早期達成は想定していない」のだそうだ。

ってことで、専門家は目先1米ドルが100円には到達しないと見ておるそうな。

そんなことで、命から2番目の外貨定期預金を解約するタイミングを計らねばなりません。だけど、これがなかなか見極めが難しい。

株もそうですけど、大きく上がれば「この先もどんどん上がるんじゃないか!」と浮かれてくる。

一方、下がれば下がったで「このまま下がり続けて資産半減?」と疑心暗鬼にもなりまする。

「まさかもう上がらないだろうと思うと、まだ上がる。一方、まだ上がるだろうと調子に乗ってると、もう一気に下がる」ってこと。

俗にいう「もうはまだ、まだはもう」なのでござる。

また「見切り千両」とも申すのです。

「見切る」ことができる人は「達人」ってことですかね。

そんなことで、達人とはほど遠いチョー凡人のおぢ、この先しばらく、悩ましい日々が続くことになりそうなのでござる。

お金持ちなら、こんなことでは悩まんのだろうなぁ~

いやはや、、、


集団提訴

2013年03月12日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス3度。細かな雪が降ってます。

デッキはきのう除雪いたしましたけど、あたりはなかなか春らしくなりませぬ。今年は春の訪れも遅いのでしょう。

なんだかなぁ、、、

きのうは鎮魂の一日でござった。NHKを筆頭に、ニュース番組やワイドショーも震災関連の特番が次々放送されました。

被災者のみなさん、精神的にも経済的にもしんどいのでしょうなぁ。

我が家では、東北よりさらに北国とはいえ、毎日ぬくぬくと暮らしておりまする。そんなことで、厳しい冬に仮設住宅で暮らす方の心持ちなど、すっかり忘れちゃってるわけで、まことに申し訳ないのでござる。

それにしても、復興のスピードが遅いです。さらに、とんでもない高さの防潮堤が出現しそうで、被災者でなくても理解に苦しむ事態も進行中でござる。

おまけに避難生活に疲れ、亡くなる人も多いとか。これを震災関連死というそうで、その数、阪神大震災の3倍にも上るとか。

東北の人々が安心して暮らせる生活を取り戻すためには、もう待ったなしの状況じゃ。行政の責任でトットと勧めないことには、関連死が増え続けます。これではどもこもならんです。

悲劇が、更なる悲劇の始まりとならんように、ひとつヨロピクなのじゃ。

と思っておったら、原発事故で平穏な生活を奪われたとして、福島県内の住民や首都圏に住む避難者ら計1650人が、国と東電に損害賠償などを求め、福島、東京などで一斉に提訴したそうな。

請求総額は約53億円で、原発事故で国の責任を問う集団訴訟は初めてだそうな。

訴えは、「事故前の状態に戻せ」という原状回復が中心だという。まことにごもっとも。

泊原発でもし事故が起きたなら、我が家はまさにホットスポット。そう考えると他人事ではござりません。泊を止めないことには、安心した生活などできないと思う、震災から3年目の朝なのでござる。

 

 


NHKスペシャルで分かった「キチガイに刃物、東電に原発」

2013年03月11日 | Weblog

 

きのうの「NHKスペシャル メルトダウン」観ました? 

福島第一原発の事故に関するスクープでござる。しかも、東電という会社、そしてニッポンの電力会社が、いかに原発について理解していないのか、よ~くわかりました。

番組では、まず福島第一原発1号機のメルトダウンの実態に迫っておる。

イソコンと呼ばれる原発の非常用復水機がなぜ働かなかったのかをしっかり調査報道しておったです。

イソコンとは、ISO CONDENSERを略しておるそうな。ようは、原子炉内の蒸気を、貯蔵している水で冷却する単純な装置。

しかも全電源喪失の事態でも動くという、緊急時にはまことに頼もしい存在。ところが、これが動いていないにもかかわらず、現場は動いておると長い時間勘違いをしておった。

緊急事態で、4基ある原発の3つが危ういという、とんでもない状況ですからこうした感違いはあるかもしらん。

で、そう勘違いした理由の一つが「豚の鼻」と呼ばれるイソコンの排気口から「モヤモヤしたものが出ている」との報告だった。

この「モヤモヤしたもの」が出ているから、イソコンは稼働していると思ったのだそうな。

事故後の検証でも、東電幹部、たぶん東大卒かなんかの理工系エリートでしょうけど、このモヤモヤしたものが、なんなのか、まるでわかっていない。

でNHKスペシャルは、アメリカの原発を取材。そこでは、イソコンが稼働すると「轟音と共に蒸気が出る」と現場の作業員レベルが知っておるのだ。

で、「モヤモヤしたもの」がでるときは、イソコンが止まっているとき現れる現象だそうな。

つまり米国の原発作業員は、非常事態にどうするかを、しっかり訓練しておるってことだ。イソコンはどう稼働させるか、稼働するとどうなるのか、しっかり知っておるのだ。

今回のフクシマの事故では、この大事なイソコンが働いているかどうかという基本的なことさえ、東電は誰一人知らなかった。

ところが、これまで国や東電などは原発訴訟で「イソコンが不具合になる確率は100万分の1以下と主張し、反原発訴訟に勝訴してきた」というのだから恐れ入る。

東電エリートの皆さんは、実際にイソコンを動かしたことなどまったくないのに、よくそんなこと言ったもんだよなぁ。呆れましたね。

原発についてイソコン含め「基本的な動作確認」など、まるでしていないのですよ東電は。

「キチガイに刃物、東電に原発」と言い切って、反論できないレベルなのじゃ。

そして福島第一原発2号機への注水でござる。これにも呆れました。

原子炉の水が無くなり、メルトダウンが近づいたため、消防車による注水を行うのですが、さっぱり原子炉に水が入ってなかったことが、のちに明らかになる。

これも、一度も訓練したことがないのだそうな。実態はどうだったか。注水した55%が原子炉には入らず、別のところに満タンに溜まっておったのです。

 「世界の東電」と呼ばれ、ニッポン最高峰の原発技術を持つとされた東電ですら、このレベル。あとの地方電力会社などおして知るべし、ってことでござる。

 いま、ご当地泊原発でも、消防車を導入したとか、その消防車のホースを原発施設のどこぞにつなぐ風の訓練をしておる。

しかし、実際につないで注水したことがないもんだから、ちゃんと原子炉に入るもんかどうか、いまも分かんないはず。机上だけの判断だもねぇ。

ニッポン中の原発、こんなもんなのでしょう、酷いなぁ。

アメリカのある原発では、すでに「フクシマプロジェクト」が始動しておるそうな。そこでは、原子炉に直接水を注入できるような配管や備えもしておるそうな。

単純、かつシンプルに原子炉に直接水を注入する配管です。

一方、抜本的な改革もせず、ちゃんと注水できるかどうかも分かんないまま「消防車を装備して終わり」というニッポンの電力会社が、まともに原発を動かすことができるとは到底思えませぬ。

北海道出身で、日本総合研究所理事長の寺島実郎さんは、「原発の技術を継承するためにも原発は必要だ」という論理だけれど、そもそも、その技術が怪しいって話なのじゃ。

今回のNHKスペシャルのスクープに敬意を表すとともに、ニッポンのクソタレ・エリート集団が、机上であれこれシュミレーションして「安全です」「万全です」と言っても、いささかも説得力がないことが明らかになったのです。

「キチガイに刃物、東電に原発」、彼らに絶対原発なんぞ持たせてはいけませんと、申しておきましょう。


きょうも吹雪

2013年03月10日 | Weblog

連日の吹雪でござる。

加えてあちこちに出かけなければならず、しんどいことになってます。

そんなことで、きょうのアンポンタンブログはお休みでござる。せっかく来ていただいて、スマンこってす!!

あしたまた、ヨロピクね!!


猛吹雪

2013年03月09日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス9度。横殴りの雪が吹きつける猛吹雪の朝でござる。

きょうはあちこち出かける予定があるというのに、まことにトホホなことでござる。一日中こんな天気なら、無事帰ってこられるかどうか、不安にもなりまする。

過日、道東方面では9人も亡くなったしねぇ、、、

そういえば、まもなく3.11から丸2年ということで、きょうは岩内町で脱原発の集会が予定されていましたが、中止だそうな。

きょうはそんなこんなの、とんでもない天気なのでござる。

ところがきのう日中はというと、最高気温がプラス7度にも上がったのです。

そこで、デッキの上の雪を片づけた。最初はザクザクになった表面の雪をサクッと取り除き、2時間ほど放置しておきました。

そうすると、下の凍った面がズンズン融けてきて、容易に取り除くことができるのです。

そんなことで、数カ月ぶりにデッキが姿を現して、たいしたスッキリ気分だったのもつかの間、またまた雪なのでござる。

氷を砕いて、久々に春を実感したというのに、なんだか悔しい朝でござる。

…とここまで書いてから、朝食をいただき、ニャンコにご飯をあげようと、玄関へ。

そしたら、外開きの玄関が開かないのです。ようは凄い積雪、ガシガシドアを押して、ようやく外に出ました。

雪が多いのと、重いためでござる。真冬ならこの程度の雪でもスーッとドアが開くのですがね、凄いことになってます。

ところで、今年の我がニッポンのミスユニバース、知ってます?

三重県代表の松尾幸実という、当然のことながら美人さんですけど、マンガ家でもあるのだそうな。いわば「美人オタク」の登場でござる。

我がニッポン国は、いまクールジャパンなどと呼ばれます。ようはカッコイイ・ニッポンでござる。

その原点はやっぱマンガ。あっちでもこっちでも、ニッポンのマンガは高く評価されておる。

そういえば20年も前、すでにパリには、ニッポンのマンガ専門店がありましたです。

でもって、オタクといえば、そもそもはマンガから。小太りで多少ブサイク、紙袋を手に下げて、うつむき加減で歩く暗い感じ。

ところが今回はミスユニバースがマンガ家だもねぇ。まことにけっこう。

でもって、本人は「内向的にならないように」と8年前からモデル事務所に所属したという。

しかも「25年間、彼氏はいません」というから本格派のオタク。

優勝も入賞もなくていいから、「日本のマンガ家は美人」ってことだけで120%ニッポン国のイメージアップでござる。

これまで美人マンガ家といえば、「ベルサイユのばら」で知られる昭和22年生まれの池田理代子さんだもねぇ。

今回は25歳の美人。大会から帰ってきてからの活躍が、たいした楽しみなのでござる。


ちゃんとした野党が育ってほしいなぁ

2013年03月08日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス5度。どんより曇り空の朝でござる。ってうだうだ書いておりましたらずんずん晴れてきましたです。

いつものように、起床後ただちに薪スートブに点火して、それからパソコンに向かってパチパチ書いておる。

今朝はなんだか火の着きが悪く、1個を半分に切って(ホント、せこいです)使っておる着火剤を2個使っちゃいました。

節約したつもりが「意味ないじゃん!!」って話でござる。早朝から、アホにアホを重ねておる感じ。

ま、本人としては「お茶目なじーさん」を目指しておりますゆえ、しょうがないことになっておる、スマンね!!

きのうの天気ですが、ほぼピンポイント予想の通りでござった。午後からは雪でしたけど、そのうちみぞれに変わりました。

感じとしてはかなり雨に近かったかなぁ。日中の気温も高くなっております。いよいよ春の気配でござる。

ところで、過日はイタリアの総選挙を受けて、一夜で3円以上という急激な円高となって、たいそうビビった小心者のおぢですが、ここへきて再び円安への流れが戻ってきておりまする。

昨夜から今朝にかけて、米ドルは1ドル95円を突破。豪ドルも1ドル98円が目前に迫っており、円安の流れが止まりません。

これじゃぁ、株高も止まりませぬ。誰が何を買っても儲かりそうな気がします。いわゆる「カンカンの強気」なのでござる。

そんなことでいいことづくめの昨今のようですが、このアベノミックスに批判的なエコノミストもおるのです。

中原圭介さんは、この通貨安が「格差を拡大させるだけ」とたいした批判的でござる。

確かにごもっともではありまする。輸入物価、とりわけガソリンや灯油の値上がりは、年金生活者など低所得者を直撃しておる。

ようはおぢの生活、直撃なのでござる。

韓国でも通貨安に誘導し、ウォン安で輸出企業はたいした潤った。その一方、「通貨安の恩恵が及んだのは、大企業に勤める約8%の人々だけであって、残りの92%の人々はむしろ通貨安の弊害から逃れることができなかったのです」と中原さんは書いておる。

さらに「日本はデフレであるからこそ、アメリカや韓国と比べて国民の実質賃金が大きく下がらずに、マシな生活ができているのです。歴史を教訓として学ばない経済学の危うさを、切に感じている昨今です。」と締めくくっておる。

確かに国民こぞって貧乏でも、デフレなら物価が安く、安定した生活が出来ました。だけど、この先、ずんずんインフレになって物価だけが上昇すれば、国民生活は危ういことになる。

円安、株高に浮かれている場合ではないのかもしれません。

…って、おぢはすっかり浮かれてます!! アホでスマンねぇ~

さて、

まもなく3・11がやってきます。なのに国会では安倍総理は「民主党の2030年、原発ゼロを見直す」と発言しておる。

ヒキガエル野田が、2030年原発ゼロを「閣議決定しなかった」ことのツケが回ってきておる。あんとき、閣議決定しておればねぇ、って元々保守政治家だった野田ではそれもせんないことだった。

民主党内では、先の選挙の敗北を受けて「野田を党から除名すべし」という声が上がったそうだけど、なんで除名しなかったのかねぇ。

野田のような保守政治家は、自民党におればいいわけで、除名もできないような民主党は、解党へ向けてまっしぐら。次の衆院選で消えて無くなるかもしれませぬ。

もっともそうなると、自民党に維新の会と保守政党ばかりで、これも問題じゃ。自民党が中道右派なら、これに対抗する中道左派の政党がしっかり育たないことには、バランスが取れませぬ。

右とか左とか言うのは、もはや時代に合わないとは思いますが、一方だけしか選択肢がないってのでは、どうにもいただけない。

民主党には国民こぞって失望しておるでしょうし、さっぱり体質が改まらないこの党が再生するのは所詮ムリ。

嘉田知事を裏切った小沢一郎に至っては、もはや何おかいわんや状態。どもこもなりません。

そんなことで、自民党に対抗するしっかりした野党が必要だと思うけど、そんな政党、見渡したところどこにもない。

困った国じゃねぇ、、、

 


真犯人は別にいる(その2)

2013年03月07日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス9度。冷え込んでおりまする。

きのうも日中はプラスの気温で、たいした温かでした。でもって、夜は星空。そんなことで、この冷え込み、いわゆる放射冷却現象なのでしょう。

ご当地のピンポイント天気予報によると、きょう日中は晴れの天気で、午後からみぞれ、そして弱い雨だそうな。

みぞれとか雨なんて文字が予報に出てきちゃって、どうにもこうにも春って感じ、ムフッ!!

まことにけっこうでござる。

そういえばきのう、車の中でNHKラジオを聞いておったら、お天気おねーさんが「花粉を飛ばすスギちゃんが、ワイルドになりました」とか申しておって、一瞬、ポカンとなりましたです。

ようは本州ではスギ花粉が飛散するシーズン。でもって、杉は確かにスギちゃんだと唸ったのでござる。NHKのお天気ねーちゃんにしては、バカバカしくてなかなかよろしい。

写真は、きのうホームセンターで、灰取り用に買い求めたペール缶。後ろにあるのは除雪機で壊しちゃった以前の缶。

ペール缶は、薪兵衛さんという読者から方からの情報で買い求めたのでござる。これでようやくストーブの灰を入れておく容器が見つかって、一安心なのじゃ。

さて、

27年前に福井市で中3の女子生徒を殺したとして、懲役7年の判決を受けて服役した前川彰司さんの再審請求がきのう棄却された。

有罪の決め手となった「逃走を手助けした」とする知人の元組員らの証言は信用できる、と裁判所は判断したとか。

いやはや、元暴力団員の証言が信用できるって、どうよ?

ちゃんと服役したけれど、それでも自分は無罪と叫んでおるわけで、司法の判断、怪しくはないか?

さらに、34年前鹿児島県大崎町で男性の遺体が見つかった大崎事件で、殺人と死体遺棄の罪で服役した原口アヤ子さんの2度目の再審請求も棄却されておる。

これもなんだかなぁ、、、

先の衆院選で「一票の格差」についての違憲判決が出されたきのう、上記2件の再審請求が棄却されておる。
 
圧倒的に違憲判決のニュースが大きく扱われるこの日、無実の可能性のある二人の方の再審請求が棄却された。
 
こっそり、目立たぬように、再審請求を棄却しようという司法の魂胆、ミエミエなのでござる。
 
ニッポンの検察と司法、なんだかなぁ~ と思うのはおぢだけか。
 
この2つの事件、どっかに真犯人がいるんでないの??? 無実の可能性のある人の訴えを、闇から闇に葬るの?
 
きのう書いたPC成りすまし事件についても、ご当地ではきのう発売の週刊現代が再び扱っておる。
 
標題は「警察はなぜ取り調べの可視化に応じないのか」「実は捜査はヤバイことになっている。また冤罪をつくるのか」なのだ。
 
逮捕された「ネコ男」こと、片山祐輔さんが無罪を主張する根拠は以下の通りだそうな。
 
(1)江の島に行ったことは認めるが、ネコに首輪をつけたことはない(2)遠隔操作ウイルスがつくられたプログラム言語「C#」を使うことができない(3)そもそも「不正プログラム」について関心を持っていない。
 
この3点だそうな。
 
同誌は、「実は捜査当局は、片山さんの容疑を立証できないようなヤバイ状況に追い込まれている。その焦りを物語るように、警察は取り調べの可視化に応じない」のだそうな。
 
ニッポンのお役人さま、あっちでもこっちでも、なんだか怖いけど、こんなことでいいのかね???
 

「PC遠隔操作」真犯人は別にいる?

2013年03月06日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス2度。どんより曇り空でござる。

きのう日中は、ポカポカ陽気でたいそう気持ちのよい一日でござった。町のあちこちでは、家の周りの氷を砕いたりする光景が見られました。

こうした風景は、春にしか見られない雪国特有のものでござる。ポカポカの日差しの中で、ツルハシかなんかでコツコツ路上の氷を砕き、水たまりができないように、下水道への水路をつくったりするわけなんだな。

ぬるい風が吹き、キラキラ陽が射し、作業している方も、それを見ておる方も、なんとはなし、春の訪れを感じる風物詩なのでござる。

今年はとりわけ雪の多い、厳しい冬でしたから、なんだかとっても春が待ちどおしい気がいたします。

ぱふぱふ大好き、パウダージャンキーも歳かしらん、、、

そんな昨日は確定申告をしてまいりました。先週一度、税務署を訪ねたのですが、対応したお役人さまがたいそう偉そうで、腹を立てて帰ってきたのです。

ありゃ、公に奉仕する「公僕」が、納税者にとる態度ではござりません。ようは小生意気な木端役人。税金で食べさせていただいておるってことをすっかり忘れておる。

で、すっかりへそを曲げたおぢ、帰ってきてしまったのです。ま、今回はごくフツーの方が対応したので、何ごともなく穏やかにつつがなく帰ってきましたけどね。

そういえばきのう、8億円もの脱税をしたとして、ニッポンの不動産王が逮捕されたそうな。税務署のお役人さまは、こうした脱税野郎を探し出す方に精力を傾けていただかんと、どもこもならんです。

貧乏人を苛めてどうする!! と思いますけどね。

さて、

先月、PS遠隔操作事件で、マスコミで「ネコ男」と呼ばれる男が捕まった。逮捕されたのは片山祐輔さんという、30歳の気弱な感じの「おたく」でござる。

この事件に関して警察は、まったく無実の人々を次々逮捕。4人も誤認逮捕して、その人たちの人生を大きく狂わせた。

でもって、真犯人だとして片山祐輔さんが逮捕され、大々的に報道されましたです。

ではありますが、本人は完全否認。日刊ゲンダイによると、「インターネットの掲示板で「真犯人」と名乗る、新たな書き込みが見つかり、ちょっとした騒ぎになっている。」そうな。

いやはや、もしこれが本当なら、警察は大失態に大失態を重ねる大事件でござる。

そもそも、今回の事件は、単なる「威力業務妨害事件」でござる。大マスコミが何度も一面トップで報じるような事件とは思えませぬ。

もっとも、他人になりすまし、殺害予告なんかしておるわけですから、事件といえば大事件、怖いといえばたいした怖い。

3月9日号の週刊現代では、ジャーナリストの魚住昭さんと青木理さんがこの事件について対談し、「冤罪だったら刑事も記者も全員クビです」としておる。

横の見出しも「お前ら、犬か? 警察のリークを垂れ流す記者たちへ」とまことに辛辣なのじゃ。

確かに新聞テレビは大騒ぎ。逮捕直前に、この片山祐輔さんの一挙手一投足を取材し、逮捕後に放映したりしておる。情報源はもちろん警察じゃ。

この事態に青木さんは「今のメディアがやっていることは『事件報道』ではなく『捜査当局の動向報道』に過ぎないのです」としておる。

魚住さんは「その結果、間違った報道をしてもだれも責任を取る者がいないという事態が生じる」と話す。

まことにごもっともでござる。

そして青木さんは最後に「仮に今回の逮捕が誤認逮捕だとしたら、刑事司法の『神話』が崩壊する決定的な契機になるでしょう」と締めくくっておる。

週刊現代では、片山祐輔さんの弁護士の話として「今もって、警察は何を決め手に逮捕したのか明らかにしていません」「彼が犯人でないという確信を持ったのは、真犯人が使用したとされる『遠隔操作ウイルス』です。彼にそれがつくれるか確認したら『つくれません』と断言しました」そうな。

さて、この事件の真実、どこにある?


灰取りバケツ

2013年03月05日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス6度。細かな雪が降っておりまする。

昨夜は就寝したのが午後9時過ぎ。その後12時を過ぎて、突然、咳が出て困りました。風邪がまだ治ってないか? 「風邪は万病の元」というわけで、ちょいと嫌な感じでござる。

もっとも、咳のきっかけはというと、薪ストーブの煙が逆流し、室内に流れ込んだため。煙くて目が覚めたのです。

就寝前に太めの薪2本をストーブに入れ、吸気口をピシッと閉じて寝たためか、炉内でガス爆発。室内に煙を出したのです。明らかに煙突が詰まってきており、そろそろ掃除をしなきゃならんところなのじゃ。

おまけに、残った木灰を取り出して保管する缶、というかバケツというかが除雪機でバラバラになり、たいした往生しておりまする。灰をなんとか処理しなきゃならんのです。

そんなこともありいので、きのうはハニーさんとあれやこれやの買い物で札幌へ。

札幌へ行くのは、今年になって初めてのこと。ご当地も今年は雪が多いわけですが、札幌も多いねぇ。幹線道路も狭い上に、そもそも狭い生活道路なんか、道路の機能をまるで果たしておりませぬ。

狭い生活道路の中には、玄関よりかなり高いところに道路があって、家に入るには階段で降りていく風情でござる。ま、おぢが子供のころはよく見かけた光景ではありますがね。

札幌の除雪の予算は、この冬25億円を増額し、なんと194億円となるのだそうな。市民ひとりあたり約1万円ほどのコストでござる。

とんでもない費用ですけど、それでも除雪は不十分で、市民は不満タラタラなのだそうな。札幌を脱出したおぢに言わせれば、札幌は「世界に例をみない豪雪巨大都市」なわけで、そんなことは詮無いことなのじゃ。

市民の皆さんには申し訳ないけれど「除雪もままならないような都市に住んでる方が悪い」と札幌生まれの札幌育ちのおぢは申しておきましょう。

で、肝心の買い物はというと、ここ数年コーヒーのお供としてお気に入りの「ホイップクリーム」をイオンに入っておるカルディで買い求めたり、お世話になった方へのお礼の品をあれこれ買い求めたりしたのでござる。

だけど、肝心の灰を入れる缶があちこち探してもなかったのです。ネットでは専用のものが売っておるのですがお高いしねぇ、、、

なんか安くていいもの、どっかにないんだろか?

さて、

鉄火場が好調でござる。

おまけに安倍総理が「企業に賃上げせよ」と共産党もびっくりの発言をして、ローソンがボーナスの増額を表明。

それだけでも大事件ですけど、今度はセブンホールディングスがベースアップを表明。デフレ脱却へ世間が動き出しておる。

それにしても、池田内閣の所得倍増計画はともかく、それ以降の自民党政権が「企業に賃金を上げろ」というのはまことに前代未聞。

これでは共産党の出る幕がない。極右といわれる安倍内閣が共産党並みに賃上げ要求を企業にするあたりがまことに面白い。

長らく続いたニッポン経済の低迷、なんとかここで上向いてほしいと思うけど、どうよ???

 


寒い!!

2013年03月04日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス13度。春めいてきたかと思いましたが、今朝はやたらに寒いです。

天気はというと、写真のようにスカッと晴れわたり、まことに気持ちがよろしいことになっておる。

ではありますが、今朝は道路のロータリー車が、早朝から我が家の前の雪をビュンビュン飛ばしておって、それがたいそう喧しく、パッチリ目が覚めましたです。

段々道路が狭くなってきたので、拡幅しておったのです。以前も書きましたけど、ここらの道路は夏より冬の方が広くなるのです。

夏は道路の端っこはぺんぺん草なんかが生えておって、人も歩いたりはできませぬが、冬になるとそんなことろもきれいに除雪するので、同じ道路がたいした広く感じまする。

札幌なんかは、道路が中央に向かってすり鉢状になり、加えて凸凹状態、車が交差できないほど狭くなるのとは対照的なのです。

家が少ない、人が少ない、車の台数が少ない田舎の冬道は、都会に比べればまことに走りやすいのでございます。

もっとも、一昨日のような猛吹雪ともなれば、吹き溜まりに突っ込んで、身動き取れなくなったり、エンジンをかけたまま停車しておって、そのまま雪に埋もれ、排ガスが逆流、一酸化炭素中毒で亡くなるケースも出てきます。

http://www.asahi.com/national/update/0303/TKY201303030219.html

娘をかばって亡くなったお父さんもいたりして、まことに痛ましい。

一冬に一度か二度あるかないかの猛吹雪ですけど、気を付けねばなりません。今回の吹雪では道東方面で数多くの方が亡くなったそうで、ご冥福をお祈り申し上げます。

ついでながら、一口に「道東方面」と言いますけど、ご当地北海道の西部からは距離にして400キロ以上ござります。同じ北海道といっても、かなり違うのでござる。

東京⇔大阪間なんて、わずか550キロほどしかないのですから、北海道はたいした広いのです。

そんなこんなの昨夜は、このところ交流を深めておる「お蕎麦屋さん夫婦」と、英会話教師のボブさんを交えて会食をいたしましたです。

場所は美味しい中華のお店「ニーズ」でござる。あれやこれやご馳走をいただいて、ついでながらハニーさんの誕生日まで祝ったのでした。

そしたら店主さんからは、ハニーさんのために、特別にデザートをプレゼントしてもらっちゃいました。さらにさらに、みなさんにハッピバースデーを歌っていただき、ハニーさん、大感激の様子でござった。

まぁ、四十代も後半ですから、ハッピバースデー歌ってもらうなんてこと、フツーないわなぁ。

そんなこんな、なんだかんだ、あれやこれや、3時間あまり楽しく雑談に興じたのでした。

でもって、なぜか今年から自転車をやる羽目に。安いものでも車体は9万円、それにヘルメットやらなにやらウエアが必要だそうで、果たしてできるのか。

「羊蹄山一周で2時間ぐらい」とか申しておりましたけど、楽に40キロはあるわけで、どうなるんだろ?

「酔った勢い」ってヤバイです、ハイ!!

 


吉本隆明と武者小路実篤

2013年03月03日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス6度。天候は晴れ、月が出ております。つい先ほどまで、除雪車が我が家の前を忙しく動いておりました。

きのうの大荒れの天気を受けて、道路の除雪しておったのでしょう。本州で降るようなズシリと重い雪が降り積もっておりまする。

そんなことで、きのうはとんでもない大荒れの天気。ひとシーズンに1~2度あるかないかという猛吹雪でござった。

家の外に出たのは2回だけ。ニャンコのご飯とトイレ掃除だけで、あとはすっかり家に籠っておりました。

夕方出かけたハニーさんによれば、一時数メートル先も見えない激しい吹雪だったとか。

新聞によると「襟裳岬で最大瞬間風速34・5メートルを観測したほか、稚内市では正午までの24時間降雪量が32センチを記録。昼前からは札幌など道央でも断続的に吹雪となりJRは特急を含む計73本の運休を決めるなど交通機関も乱れた。」そうで酷い一日でござった。

きょうはさすがに穏やかな天気となってます。デッキに降り積もった雪の処理が、きょうのお仕事なのでござる。

この猛吹雪、春を告げる嵐だったのでしょうか?

今週号の週刊現代「リレー読書日記」はノンフィクション作家の溝口敦さんが書いております。ご推薦の1冊に呉智英さんの「吉本隆明という『共同幻想』」がきわめて論旨明快、快著であると書いておる。

おぢはこの吉本隆明さんの本を読んだことがないのです。世代的には、なんだか皆さん読んでおるような、これ読んでないとダメなような…

ではありますが、学生時代、本屋で一度立ち読みし、書いてあることがさっぱりわからず、あ然呆然としたことがあり、その後は畏れ多くて近寄ってはおりません。

呉智英さんの本によると、吉本隆明が言う「マチウ書試論」のマチウというのはマタイ伝のことで、「ジュジュ」というのはイエスのフランス語読みだそうな。

で、「つくづく今まで吉本を読まなくてよかったと思う~中略~吉本の『悪文』は読者とまともにコミュニケートしようとしない『悪意ある文』だったかもしれない」と書いてあるそうな。

でもって、溝口敦さんは「吉本について書く以上、吉本を読まないわけにいかない。著者はこの難行苦行に耐え、吉本は吉本と読者による『共同幻想』だったと喝破する本書を物にした」と書いておる。

とにもかくにも、吉本隆明さんの本は、そもそもわけわかんない本だったってことらしい。だから共同幻想ってことなのか知らんけど、意味不明のこと言っておる方が、たいそうもてはやされたあの時代って、なんだったんだろ?

一方、同じ週刊現代の「我が人生最高の10冊」というコーナーでは、作家の原田宗典さんが武者小路実篤の偉業について書いておる。

偉業というからどんなことかと思ったら、この武者小路実篤という人は生涯650冊以上の本を書いておるのだとか。それに加えて多くの絵も書いておるそうな。絵は2万数千点だそうな。

そういえば、あちこちで見たよなぁ、お皿とかなんかにカボチャとかジャガイモなんかの絵を書いて「仲よきことは美しきかな」とか、「君は君 我は我なり されど仲よき」とかね。

この武者小路実篤という方、よく考えても、考えてみなくても、吉本隆明とはまさに対極。書いてることに、誰もがフムフム唸っちゃう。

で、作家の原田宗典さんは「武者小路実篤全集」について、「二千数百もの詩を網羅。このボリューム。読まなくてもいい。パッと開けば暗示に満ちたものが必ずでてきます」だそうな。

90歳まで生きて、延々毎年10冊以上の本を出したという武者小路実篤さん、凄いなぁ~

人を煙に巻いて尊敬を集めるか、分かりやすいことを言って親しまれるか、生き方それぞれですけど、凡人のおぢは間違いなく後者を選択いたします、ハイ!!

 


好きです「ダイワハウチュ」

2013年03月02日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス2度。細かい雪がジャンジャン降っており、遠くで雷の音が響いておりまする。

とんでもない大荒れの一日になるのだそうで、そんな気配がプンプン漂っておる。

昨夜もほとんど雨みたいなみぞれが降りしきる、怪しい天気でしたしねぇ。どうなるんだろ? この土曜日…

ここんとこ、夫婦してお気に入りのテレビCMがございます。あの大和ハウスのコマーシャルでござる。

「おカネかけてます感」が全編漂うCMなわけですが、なんといっても主役の役所広司さんがよろしい。

「ダイワニャン」から「ダイワマン」と延々おとぼけ演技がまことに素晴らしいのです。ダイワマンでは、唐沢寿明さんとの共演がたいしたいがった。

おぢも大ファンの黒木メイサさんもいがったねぇ。早く離婚して、母一人子一人でもっと活躍してほしいけど…

でもって秀逸なのは今放送中のベトナム編だ。

夏木マリさん演じるお母さんの言いなりみたいな気弱な監督を、劇団☆新感線の古田新太さんが演じるのです。一度は観たいです新感線!!

でもって、役所さんに「なら、踊ってみろ!!」といわれると、待ってましたとばかり、難易度の高い踊りをキレのいい感じで披露する。

で、役所さんがあ然、呆然、これまたいい表情を見せるのです。

このテレビCMをみて、大和ハウスで家を建てる人がいるかどうかは定かではありませんけど、知名度とイメージだけはたいしたアップしておるね。

今回のベトナム編の行方も楽しみなのでござる。

テレビコマーシャルも時代を画する優れた作品が多いのですが、これも間違いなく21世紀のニッポンを代表するCMになるんでしょうなぁ。

そういえば、「アースミュージックアンドエコロジー」のCMも、最近見ないけど、あれもシュールで大好きなのじゃ。

やっぱテレビは楽しませていただいて「なんぼ」の世界です。

写真は、きのうネット購入して届いた薪ストーブの「温度計」。こんなもんで5000円もいたします。とはいえ、20年も使っておって、長い棒の部分がとうとう熱で融けてしまったのです。

我が家のストーブは、米ダッチウエスト社のスモールコンベクションという大枚30万円以上したもの。ではあります、あちこち消耗品は取り替えた程度で、この先100年も大丈夫ではないかと思う頑丈さ。

炉の中だって融けたりもしておりませぬ。高熱で融けた部品も、この温度計だけだもねぇ。こうなると30万円といってもお安いものです。

最近はホームセンターで数万円の中国製ストーブも売っておるようですが、あれはダメ。一冬で炉内のあちこちが融けてアジャパー。ようは「安物買いの銭失い」。

いいものは長持ちもしますけど、値段もお高いことになっておる。

まことに悩ましいことですなぁ、、、


好きです「日本の職人」

2013年03月01日 | Weblog

 

午前7時の気温はマイナス5度。今朝は寝坊いたしました。きのうは午後6時過ぎまでみっちり仕事して、そこから呑み始めて、けっこうやってしまいました。

仕事の疲れか、呑み疲れか、目が覚めませんでした。ハニーさんも疲れておるのか、まだ起きる気配もありませぬ。

外は小雪が降っております。週末金曜日、きょうはどんな一日になるのでしょう…

きのう手じまいした鉄火場でしたが、とんでもない大暴騰。金波銀波の波乗り越えてきたおぢですが、いつまで経っても金儲けはへたくそなのでござる。

あのバブルも、ITバブルも結局、痛い目にあってますしねぇ、、、

たいそう気になっておる突然の円高も、どうやら一過性で収まる気配。元の円安の流れが続くことになりそうでござる。

そんなことで、きのうの東京市場は全面高でござった、いやはや。

ところで、下の写真のワインの栓抜き、20年ほど前にドイツで買い求めたヘンケルス社製のものでござる。ヘンケルス社はドイツのゾーリンゲン地方にありまする。刃物の町としてチョー有名でござる。

同じ形の栓抜きは、日本でも見かけますが、これはズシリと重い鋳鉄製でござる。当時日本円にして8000円ほどで買い求めました。

右へ右へと回していけば、コルクにずんずん刺ささっていき、そのまま右へ回せば、栓が自然と抜けるのです。いまもスルスルとスムーズに動く職人技の逸品なのでござる。

 

おぢの大好きなテレビ番組にテレビ東京の「和風総本家」がございます。昨夜も全国各地で活躍する日本の職人さんを取り上げておりました。

ドイツのゾーリンゲンで、日本の職人がつくった包丁の刃に、握り部分だけをつくっておってビックリでござった。

刃物といえばゾーリンゲンだと思ってましたけど、なんと日本の包丁職人の下請け作業をしておるのです。1本42000円という高価で優れた包丁なのですけどね。

実は、ドイツには刃物を鍛える「鍛造(たんぞう)」という技術がないのだそうな。すべて手作業で行う鍛造技術はドイツでは無くなってしまったのだそうです。

だから世界に誇る素晴らしい包丁の切れ味は、もうニッポンにしかないのです。日本の優れた技術をドイツの職人さんが認め、評価して、あえて下請けをしておるのです。

ニッポン人として、なんとも誇らしいではありませんか。刃物の本場ドイツを日本の職人さんが凌駕しておるのです。

でもって、この番組のとってもよろしいところは、ドイツ刃物会社の社長さんが、日本の職人さんに敬意を表しておるインタビューを、実際に日本の職人さんにビデオで見てもらうところなんだなぁ。

職人さんの目が輝く瞬間なのです。

普段は、こつこつ地味な仕事をしておって、褒められることなどない職人さんが、同じプロに絶賛されるわけですから、顔はほころび、涙を浮かべたりもするのです。

で、ある意味残念なのですが、その職人さんは年寄りばっか。なかなか若い職人さんが育っておらんのです。

しかも、ドイツでは職人さんには国家試験があって「マイスター」として誰からも尊敬を集めるのですが、日本ではそれがない。

世界が絶賛する職人さんも、ニッポンではそこいらに居るオッチャンに過ぎないところがなんとも悔しい。

だけど、そこを評価して光を当てるこの番組「和風総本家」、まことに偉いのです。

「ニッポンっていいなぁ~」