午前7時の気温は零度。
そこそこいいお天気で無風です。
どうやらきょうは1日こんなお天気らしい。
さて、
一体全体どういうことなのか? ビックリ仰天いたしました。
日本銀行が、なんと政府が公表してきた国内総生産(GDP)など基幹統計に不信感を募らせておるというから一大事なのです。
記事によると、日銀はGDPなどの信頼性に不信を抱き、政府に対して「元データの提供」を迫ったというから穏やかではない。
実際「日本経済の行く末にも響きかねない大きな問題をはらんでいる」と日経は指摘しておる。
これによると先月11日、日銀の関根敏隆調査統計局長は、統計委員会の下部会合で内閣府の統計担当者にこう迫ったそうだ。
「基礎データの提供を求めます」
GDPに関する会合は、いつも喧々囂々の議論が続くのだそうな。
こういうのはしっかりしたデータに基づくものなのだから、なんで喧々囂々なのかおぢには理解ができません。
基礎データがいつも同じなら、会合が揉めることなどあるはずはないとシロウトのおぢは思うけど…
大体、数字はウソをつかないことになっておる。
ですが、記事によると実際は「GDPは様々な統計を合成して作る『2次統計』で、元データの合成方法は非常に複雑だ」とか。
GDPは政府に都合のいいような操作もできるの? って話にもなる。
政府が発表データを改ざんし、都合のいい「大本営発表」を国民に垂れ流す可能性はないといえるのか?
記事によると、日銀の不信感には一定の根拠があるそうだ。
「例えば厚生労働省が毎月まとめる賃金に関する統計。今年1月に統計手法を変えたところ前年同月比の伸び率が跳ね上がった。これには専門家から異議が噴出」したそうだ。
こうした事態は、記事によると、統計人員が少ないことが原因だとしている。
日本の統計職員は今年4月時点で1940人という。
「統計は予算確保の優先順位が低くなりがち」で、米国では1万4000人超、人口が日本の半分程度のフランスも2500人超、カナダは約5000人もいるのだそうな。
人数だけの問題かしらん???
いずれにせよ、「元データを示せ」と日銀に指摘されるのではどもこもなりません。
実際14日に内閣府から発表されたGDP速報値は、実質GDPが前期比0.3%減少し、年換算で1.2%減という2四半期ぶりのマイナスなのだ。
日銀が不信感を示したら、GDPが減少したか?
信頼できない統計資料では、この国の先行き、危ういと思うけどなぁ~