グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

12名で三原山ツアー

2009年09月22日 | ツアー
 台風14号は逸れてあまり雨も降らず、天気も良くなりました。
今日も一時は曇ったりしていましたが、概ね陽射しが暑いくらいの三原山でした。

 そんな三原山に、4組12名様を当店のネイチャーガイド鴻池と私でご案内してきました。(^-^)

 登山口で火山の説明を受けていただき、道路端に咲くアシタバの花を見たり、
オオバヤシャブシの実を触ったりしていると、お客様のお一人がナンバンギセルを発見されました。(^-^)ナンバンギセルは今がピークのようであちこちで赤紫色の風変わりな花を咲かせていました。
 中でもママコノシリヌグイは可憐な花とは裏腹なそのインパクトある名前でお客様の記憶にしっかりと残ったようです。

 ツクツクボウシの声を聞いたり、溶岩流の上を少し歩いたり、植物の種探しをしたり、アザミの花で吸蜜するイチモンジセセリの群れなどを観察したりしているとあっという間に時間が経ってしまいます。

 山頂付近の三原神社に到着した時は予定していた時刻をちょっとオーバーしてしまっていたのでちょっと予定を変更して火口展望台から火口を見学して、もと来た道を戻ることにしました。

 今日は富士山までは見えませんでしたが、伊豆半島は良く見えていました。遠くには熱海の初島まで望めました。山頂付近から東側を見やると房総半島もうっすらと見えています。
 そんな景色を眺めながら、ちょっと急ぎ足で駐車場に戻り、お弁当を食べた後は裏砂漠へ移動しました。

 裏砂漠へ向かう道ではシュスランの花やハチジョウイタドリの種子などをみんなで観察しながら歩き、ちょっとした坂を上った先に開けた視界の先には広大な裏砂漠です。皆さんの歓声があがりました。私たちも嬉しくなります。
 空にはチョウゲンボウが一羽舞っていました。

 帰り道では色々とハプニング(?)もありましたが、お客様同士が譲り合いをしてくださったり、とても協力的にしていただけたのでこちらとしてもとても嬉しく、楽しい一日となりました。

 伊豆大島での一日が、参加されたお客様にとって良い思い出になっていることを願いつつ、次回のガイドに臨みたいと思います。

(あまの)

 
コメント (3)
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