グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

アオサギ

2009年09月12日 | 
いつも「今日はなにがいるかな~?」と見に行く海岸に、アオサギが1羽いました。
大島では春と秋によく見ることができます。
ときに3~6羽くらいの小さい群れでいることもあります。

大島で繁殖はしていませんが繁殖地では何百羽もの集団になることもあるそうで、その周辺では鳴き声や悪臭・糞で樹木が枯れる・池の魚が食べられるなどの被害が出ています。

こうしていると実に絵になるのですがね(笑)




主な食べ物は魚ですがバッタやトンボなどの虫やヘビ・カエル・ザリガニ、ときには他の鳥のヒナ・小鳥・ネズミまでも襲って食べてしまいます。

中でも驚いたのはいろいろ調べているうちにウサギを食べている写真を見つけたことです!
オランダで撮影されたその写真には仔ウサギを丸呑みにするアオサギの姿がバッチリ写っていました。

猛禽が生きた哺乳類を襲うということは今までテレビなどで見てきたせいかすんなり頭に入ってきますが、『アオサギがウサギを食べる』という画像はかなりの衝撃でした。
そう、このアオサギは生きたウサギを襲ったのです。
生きていくため ですね。




飛ぶ姿はゆったりとした羽ばたきで堂々としています。
初めて目にする人はその大きさに驚くことでしょう。

アオサギは日本で見ることのできるサギ類の中では最大のサギです。
そのためしばしば「ツルがいた!」と騒がれる対象になります。

飛翔時のツルとの見分け方は、ツルは首を真っ直ぐ伸ばしていますがアオサギはこの写真のようにS字に縮めています。

またツルに出会う確率は相当低いので、ツル飛来地周辺以外で大きな鳥を見つけたらそれはほぼアオサギで間違いありません。





・・・いや、でも・・・





鳥は大空を翔ける自由な生き物。
自分でどこへでも飛んで行くことができます。





どこにどんな鳥が現れたって、ちっとも不思議ではありません。



     がんま

コメント
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