グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

磯の貝達13

2009年09月30日 | 海の生物
大島には、多くの虫がいます。まさに昆虫大国です。
外は勿論、家の中にも色々な虫が入ってきます。
島外の皆さんが結構驚くのは、クモです。アシダカグモという大きなクモが良くでます。
このクモとにかくデカく、大きい個体が脚を広げると余裕で10cmを超えます。
しかし、このクモは益虫で、ゴキブリハンターなので、我が家では重宝しています。
こんな、ためになる虫だけなら良いのですが、出来る事なら入って来て欲しくない奴もいます。

ムカデです。イッスンムカデやオオムカデ等、家で見つけよう物なら大事件です。
過去に2度噛まれて事があります。いや~痛かった・・・ そして腫れました。
そして痒くなりました。最悪です。

そんな腹立たしいムカデですが、実は貝にも同じ名前を持つ貝がいます。
その名もムカデガイです。(まんまですね・・・)
前に紹介したオオヘビガイが属するムカデガイ科の貝です。
写真を見て下さい。 ま~ムカデと言えばムカデに見えない事もありません。
大きさは約2cm程の可愛いサイズです。
この貝も粘液の糸を出し、餌をこれに絡めて捕食します。
う~ん 実に平和的っぽい感じ。
ムカデの名が付くとは思えませんね。

磯で石を捲るとついつい、捲った下を見てしまいがちです。
今度、磯観察をされる時には、捲った石の裏側を見てみて下さい。
意外と色々な生き物が付いています。ムカデガイもそんな貝の1つです。

しかし、この貝も実に面白い形をしているものです。
普通なら素通りしていまいそうな、地味な貝ですが興味を持ってみると色々と発見があるものです。
勿論、流石の私もムカデに興味はありません。

コメント (2)
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