グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ハワイ島報告1

2010年02月01日 | 火山・ジオパーク
 ただいま^^ 友です。
今朝、大島に戻ってきました。
時差は感じますが、気温差は思ったほどなく、順調に適応できそうです^^。

世界三大流動性火山の一つ、ハワイのキラウェアはいつか見たいと思っていた山でした。
今回、とても急な話の進み具合でしたが、思い切って色々調整して旅に行けた事、とても良かったと思います。

オアフ島からハワイアン航空に乗換え、40分ほどの短いフライト。
空からハワイ島が見えだすと、その山の高さに驚きましたっ。
4000メートル級のマウナロア、マウナケアは雲のはるか上に山頂部を出して私達を出迎えてくれました。

実はそれに比べるとキラウェア山は1200メートルぐらいなのでちょっと小さめ。
ちょっと小さいと言っても、三原山とは比べ物にならないほどのビッグサイズですが!!

キラウエアも、マウナロアもマウナケアも、質は同じ玄武岩なので流動性のものです。
というか、「流動性」という言葉自体、ハワイでは聞かないとの事で、ああやってドロドロと流れてはなだらかな斜面の山の形を作っていくのは「シールド(盾状)火山」というそうです。。
そうなると、同じドロドロ火山の三原山もシールドなのか・・?!
でも成層火山だって聞いたよなぁ・・・(@@??

そして、世界三大・・なる言い方も、ハワイではされていない事が発覚っ。
いったいどうなってるんだ?!と変な疑問が出てきてしまいました(>.<;

これについては、今後日本の火山学者さんなどを通じて、解明の努力をしてみたいと思っています。

いきなり入門編でつまづいたので、火山の謎については今日はこのあたりでっ。

キラウエアの山頂部のカルデラ内では現在ハレマウマウという火口内部でのマグマの活動があり、昼夜絶え間なく火山性のガスを含んだ水蒸気を出しています。
昼はただ白い煙がもくもくと出ているように見えるのですが、夜になるとまわりが暗い分、穴の奥深くでグツグツと煮えたっているマグマの赤が表面部分にまで反射して、地上からもその赤さを眼にする事ができるのでした。

迫力ですね!

そして、植物の再生力の強さを見たワンシーン。

倒れてしまった木を別の木がちょうど支えてくれたラッキーな倒木さん。
その枝を部分をそのまま天に向かって伸ばし始め、枝だった部分が木の本体となっていくのです。
新たに芽生えから初めるよりずっと効率的ですね。
木もよく考えていますね!

さぁ、次回はどんなお話が出来るでしょう。
山のガイドではどんな体験が生かされていくのでしょう。
まだ学んだ事を整理しきれませんが、肌で感じたあの火山の島の自然を、今後の仕事に役に立てて行けたらいいな、と思っています。

(友)




コメント (2)
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