グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

春の使者

2010年02月05日 | 植物
 は~るが来た♪ は~るが来~た♪

 立春の昨日、北海道の占冠(しむかっぷ)という所では、
気温マイナス34.4℃を記録したそうです。大島は椿まつりだというのに・・・。

 それにしても、このところ、ちょっとばかり寒い大島であります。今日、私の住む島の南部から三原山を見上げると、山頂近くに、まだ所々残雪がありました。

 春は名のみの・・・と、寒さに負けて家にこもってばかりいないで、山へ出かけましょう!

 落ち葉の間に、春が花芽をのぞかせているかも知れませんよ。



 これもまだ、小さいですね。 

 あと数日??




 これくらいになれば、いいですね。

 食べ頃です!

 
 「ふきのとう」です! これは山菜のトップランナーと言ったところですね。
茹でたり、お吸い物に入れたり、ふきのとう味噌にしたり、
      ・・・やはり、天ぷらでしょうか?!

 春の味覚ですね。独特の苦味が大人の味です。
 と、思ったら、この苦さには、食欲増進や消化促進の作用があるそうです。



 野菜などで花が咲くことを「トウが立つ」と言うことがありますが、
フキノトウの「トウ」も、同じ意味のようですが、難しい漢字ですね。
フキの花なのです。
「蕗の塔」と漢字で書いたりします。

 写真が手ブレで、済みません。(汗)

 薬用にも昔から利用され、タン切りやセキ止めに効果があるそうなので、
お試しを。

 雌雄異株で、雄株は黄白色の花を、雌株は白色の花を咲かせます。

 どちらが美味しいかって? 違いがあるのかな???  
 


 昨年の2月だったと思います。島の東部の「フノウの滝」水源へ行ったら、ふきのとうが沢山芽を出して迎えてくれて、嬉しくなりました。

 島の山野の所々で見かけることが出来る植物ですが、大島自然愛好会の小川会長に伺ったところ、「昔、炭焼きをした人たちが、窯場の近くに植えたものが野生化しているのではないか」との見解でした。

 大島町発行『伊豆大島の植物』(大島自然愛好会編)の総目録に、フキが出ていないのは、移入種と判断して、との理由だと伺って納得しました。

 スギ、ヒノキ、マテバシイ、クスノキなどなども・・・大島の植物でありながら記載されていないのは、人為的移入種として分けられたそうです。


 何はともあれ、ご飯にキャラブキの取り合わせも食欲が進みます。
元気なフキに感謝です!!

(なるせ)

コメント
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