グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

磯の貝達21

2010年02月24日 | 海の生物
毎週水曜日と言えば、ガイドメンバー集まっての勉強会です。
しかし、私は「オマケ」のメンバーなので
一人ブラブラと磯を散策してみました。

先日、庭をモンシロチョウが飛んでいました。
「これは、もう春に違いない!!」とこのポカポカ陽気に誘われ磯へ出かけました。
今、大島の水温は16℃
一番、冷たい水温は脱しましたが、まだ低い方です。

しかし、磯はすっかり春の気配でした。
何か居ないかな~~と眺めて行くと
この日記でも登場したイソアワモチが目に入りました。
これも、立派な貝類です。

そして、その側には茶色の指輪状の物がいっぱい付いていました。
カラマツガイの卵です。カラマツガイが産卵をしているんて、
すっかり春ですね~~
緑色の海藻が、岩場を覆っている所も多く見られます。
こういう海藻をジ~ッと見ていると、時々「ポコポコ」っと泡が出てきます。
間近で光合成を見る事が出来るんですね~~

そして、今日の主役はミドリアメフラシです。
その年、その年に寄って異常に多く見られる生き物っていうのがあるんですが
今年は、このアメフラシが主役のようです。
大きく(と言っても5cm)育った奴らがいっぱい居ました。

「アメフラシってウミウシの仲間じゃないの?」思った方
かなり鋭いです!!
しかし、ウミウシは立派な貝の仲間なのです。
鰓が心臓よりも後ろにあればウミウシの仲間。
逆に鰓が心臓よりも前にあれば、サザエやアワビの様な巻貝の仲間になるのです。
(この説明、今後も出てくるかも知れませんのでご了承下さい)

多いってどれ位、多いのか?というと
大きさ1㎡に20匹以上は集まっていました。
アメフラシも良く見ると、とても可愛い生き物です。
特に眼が!
磯では中々見られませんが、アメフラシの仲間では40cmを超える種類もいます。
そんな大きな奴でも、眼は異様に小さいんですよね~
興味のある方は、是非見て下さい。(どうやって!?)
コメント
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