グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

今年は出会えた!

2015年03月11日 | 

ジャジャ~ン!!
イボタガです。
去年は死骸にしか会えなかったのでうれしさ倍増です。
今朝、私が虫好きだと知っている同僚が水に落ちているのを見つけてくれました。
ありがとうございます。



いつから水の中にいたのか存分に濡れていて美しい鱗粉もだいぶ取れてしまっています。





自慢の触角もしょんぼり。



しかしその瞳は生気に満ちています(!?)
このあとなるべく風の当たらないところに放しました。
今日はとっても寒くて風も強いですが元気でいてくれますように。

                           がんま
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「伊豆アイランドツーリズム研究会ミーティング報告」最終回。

2015年03月10日 | 火山・ジオパーク
2月26日のミーティングの報告は、午後の3回目の講演から。

講師は島しょ農林水産総合センター八丈事業所の堀井善弘氏。
「泳いでいないと生きていられない魚と同じような方」と八丈島の人々から評されるほどのアクティブな人だそうです。


「日本の海の広さは世界6位、陸の広さは世界60位。島があるからこそ広い海を日本が持っていると言える。太平洋プレートの沈み込みでできる海底火山がいっぱいあるのが特徴で、海の中の火山を渡っていけばグァム島まで行ける」by堀江氏。

なるほど!
・・・なんともダイナミックな話です。

「海溝は9.000mの深さがあり、伊豆諸島で一番高い八丈島の山の標高は800m、標高差10.000mの火山が連なっている」by堀江氏。

こうしてみると、海面に見えている伊豆諸島は、海底の巨大山脈のごく一部なのだと良くわかります。

黒潮の過去の流路を描いた図も、紹介してくれました。

黒潮の蛇行の幅がスゴイです。

そして「伊豆小笠原諸島における漁獲量の推移」が衝撃でした。

大島ではタカベが激減しているとのことです。

漁獲量は八丈島がダントツ多いですが、それでも減っているとのこと。


一方、貝類がとれるのは大島、利島、新島までのようで・・・


それより南の海で、貝がとれなくなった原因として、海藻の減少があるようです。

「原因としては水温上昇や汚染による栄養塩の上昇などが考えられるのかも?」というお話でした。

カツオの漁獲量も激減しているそうで、八丈島の例を取ると・・・


カツオは黒潮の流れに乗って回遊すると思っていたら、その回遊ルートは複数あるそうです。


でも、どのルートも赤道域が産卵域とのこと。


昔はその海域では竿による一本釣りが主流だったのが、近年になり巻き網で、魚のサイズに関係なく一網打尽にする漁法が増え、漁獲量が増加。


ツナ缶、猫缶の原料としての需要が背景にあり・・・


まだ小さなカツオが鰹節として加工されていたりするとのこと。

この映像は、結構衝撃的でした・・・。

次に伊豆諸島の漁業に共通する魚、キンメダイです。

伊豆諸島より、静岡県(伊豆半島?)の方がとれているのですね!
知りませんでした~。

キンメダイは長い間、どこで繁殖しているのかが謎だったそうですが、最近になって伊豆諸島海域が重要な産卵場であることがわかったのだそうです。

卵は浮いて海面を漂い、成長にともない体重が重くなって沈んでいくとのこと。

まとめとして・・・

「今日を『伊豆諸島比較海洋生物学』事始めとしたい。」とのことでした。(拍手!)

3つの講演終了後、全員がグループに分かれ、グループ討議を行い「この日学んだこと」や「これからしたいこと」を話しあいました。本当に様々な意見が出ました。

たとえば・・・
「マグロ、カツオの資源減少。東南アジアでのトロールは中止になったが、巻き網は中止になっていない。声あげるべき。」

「どの島も貝類減少している。栄養分のある石などで海藻を増やすという方法を聞いたことがある。環境を変えてしまうのも人間だが、再生できるのも人間かなと。」

「伊豆諸島って、みんな自分の島のことを考えているが、一致団結して全体を考えないと行けない時期に来ている。ひとつの島ではなく、守っていく方向を作れたら良い。」

「伊豆諸島が共通で動けるキーワードは何か?」
「伊豆諸島ジオパーク」→「ジオパークは競争ではなくネットワークで、みんなでやっているのが良い点」
「伊豆諸島国立公園」
「伊豆諸島博物館 」など

「大型船で全島回れるクルーズがあれば・・・」→「クラブツーリズムがヘリで全島回るツアーやっている」
「全部いっぺんにできなくても、一度に複数の島を回るのはどうか?」
「船に研究者を乗せて行くツアーも良い」
「伊豆諸島には文化があるのだからそれを売り物にしたら? 」
「それぞれの島が何を売りにしているかコンテンツを明確にし、竹芝などでも売り出せるかも。」
「他の島をどれぐらい知っているか、他を知ることで自分が見えてくるのではないか?」
「船の航路をいかに有効に使うか?」

「海が荒れて船で帰れないのはデメリットだが、延泊したらお得と見せていくことはできないか?」→「八丈島では2日間丸々欠航したら、『流人の宴』を開いて、みんなで接待している。『欠航して良かった』という発想をもってもらえたし、島のPRもできた。」

伊豆諸島のみんなで語りあったフォーラム。午前で帰られた伊藤和明氏の他にも、東海汽船、三宅支庁、大島支庁、JGC中川氏、火山大好き漫画家の鈴木みきさん等、さまざまな人が参加してくれました。

来年も各島代表のミーティングを重ね、もう少し規模の大きいフォーラムをしようと話しています。皆で今回の出会いを、どのように発展させていけるか楽しみです。

ということで、かなり遅くまでかかりましたが、全3回の報告を終わります。

ちなみに、鈴木みきさんもブログに、この日の報告をあげてくれています。
http://ameblo.jp/suzukimiki/entry-11994927444.html
彼女の夢のひとつは、伊豆諸島の7つの山を登り「セブンサミッツ」を制覇することなのだとか。海底から考えると高い山が多いから、それってなかなか良いかも!

(カナ)
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雨の中で!

2015年03月09日 | 今日の大島
周りに迷惑をかけつつ壊れたPCに泣き、頂いたPCに悪戦!PCの経験値が少し上がったでしょうが実践には程遠く今日も写真がUPできない状態です


きょうの三原山
===内輪の半分が霧で白くなった写真===

             

土曜日は雨   
日曜日も雨   
今日も雨

===椿の木 花が少ない===

常緑の椿ですが、今の時期少し葉が透けているのでしょうか?まさか?
上の方に鳥の巣が見えています


小雨の中見つけた木
===葉を落とした木。枝が血管のように伸びている===←これって写真のつもり(何時かアップしました)


隣の木も
===こちらも落葉樹。こちらの枝はすーと伸びた枝===


二本の落葉樹 ひとつは桑の木でしたがどちらが桑だったか


===調子に乗ってもう一枚===(って写真ないくせに)撮っては有ります

青空に透けた木々を見るのが綺麗で好きでしたが、曇り空も中々面白いかな?
皆さんも木の根元から見た空に透けた枝を見て下さい(しま)






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冷たい雨と風の2日間。

2015年03月08日 | ツアー
伊豆アイランドツーリズム研究会報告第3弾は少し先に延ばし、週末ツアーの報告です。
週末の2日間は冷たい北東風が強く、雨が降ったりやんだりのお天気でした。

昨日の午前中は、ご夫婦とお子様連れのご家族とで三原山に登る予定でしたが、冷たい雨に一時解散。私はご夫婦と、椿祭り会場で雨が止むのを待つことになりました。

雨でも“祭り”はやっぱり楽しい!


“あんこさん”衣装を着て、大人気の“あんこ猫”人形と写真を撮ったり・・・

(あんこ猫についてはこちらhttp://www7.ocn.ne.jp/~ankosan/syope/ankoneko.htm

温室で、でっかい椿の花を観賞。


動物園では、インコを腕に乗せゾウガメの下顎を撫でつつ解説する、職員の方を発見!

来園者の方達が集まって、熱心に話を聞いていました。
こんなサービスが始まっていたのですね!これは楽しいかも!!

さて、午後は何とか雨があがったので、温泉ホテルで合流して溶岩流から森を往復。
溶岩の造形と・・・


心安らぐ森。


大好きなコケの胞子嚢が、キラキラ水滴をつけていました!

これぞ雨の日ならではの風景です。
かなり寒かったけれど、雨に濡れずに歩くことができて良かったです。

そして今日は、朝6時半に温泉ホテルに集合し、毎日新聞旅行17名のお客様と三原山を目指しました。

今日も冷たい雨が降り、北東風が強く吹き付けるヨロシクナイコンディション。
最初から山の稜線を歩くのはあきらめて、その分の時間で、森を歩きました。


ゴツゴツ溶岩地帯を抜け・・・


山頂近くまで登ってきました!

しか~し!回りは何も見えません~(泣)
それどころか、とにかく冷たい北東風がびゅ~びゅ~。

でも皆さん、無事歩き通し、下山後はこんな小さな山も登られていました(?)


半数の方達は、さらに往復20分ぐらいかけて、別ルートの山中にある一等三角点にも到達。

最高齢80歳、70歳代後半の方も数人いらっしゃるという今回のツアーでしたが、皆さんの健脚ぶりに感服しました。私も歩き続けて元気に年を重ねたいです。

さて、本日2回目のツアーは午後1時からの2時間ツアー。
やはり同じコースを歩きましたが、今度は・・・

雲が動いて視界が開けました!

空のほとんどは雲に覆われていたけれど、昨日から今日までの間で、一番よく見えました。

嬉しいような、今までのお客様に申し訳ないような・・・複雑な気分でした(笑)

そして夕方・・・海に突き出した溶岩の回りの海が、ピンク色に染まっていました。

はあ~、なんかため息・・・。

2日間、雨と風の中を歩いたからか、今日の夕陽はとりわけまぶしく感じました。

冷たい雨と風の中で、ツアーにご参加くださった皆様、大変お疲れ様でした。
またぜひ大島の別の表情を、見にいらしてください~。

(カナ)




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ヒレンジャク

2015年03月07日 | 
このブログでは何度も紹介しているヒレンジャクにこの冬もまた出会えました。
前の冬(2013年12月~2014年4月)にはまったく出会えなかったので2年振りの再会です。

お、カメラ目線!?


真下から見るとなんかペンギンっぽい。
この個体がしきりに鳴いているので、どこかにまだいるのかと辺りを探すといました。


遠くのキヅタの絡まるオオシマザクラに。



こちらに飛んできてツーショットを撮らせてくれました。



冠羽を立てると雰囲気が変わりますね。


しばらく見ていると近くのキヅタに降りて来て、







すぐ目の前で実を食べ始めました。
この場所は2年前と同じ場所です。そのときは25羽のヒレンジャクが来ました。
今回はこの2羽だけです・・・今のところ。
これからもっと増えるかもしれません。
増えるといいなぁ。

                            がんま
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伊豆アイランドツーリズム研究会ミーティング報告」その2

2015年03月06日 | 火山・ジオパーク
昨日の続きです。

2月26日のスケジュールは・・・

各島から、それぞれの特徴や魅力について報告があり、午前中だけ参加された伊藤和明氏(伊豆大島火山博物館名誉館長)から「伊豆諸島火山防災連絡協議会の発足。伊豆諸島の火山災害や防災。」等についての、お話を聞きました。

午後の初回の講演は、新堀賢志氏(環境防災総合政策研究機構)の「伊豆諸島の火山」

新堀氏は、伊豆諸島の火山(特に三宅島)や防災についての研究を継続されている方。

“火山”が実に多様なものであることを、とてもわかりやすく紹介してくれました。

音やニオイで防災を、という試みもされているとのことでした。

2つめの講演は阿部晴恵氏氏(新潟大学農学部付属フィールド科学教育研究センター)の「伊豆諸島適応した生物たちの島ぐらし」

阿部氏は大学院時代に三宅島、新島で調査、研究をされていたとのこと。
島と生物の関わりに「なるほど!」と思うことが多かったです。

たとえば、
伊豆諸島の面積と距離と生物たちとの関係は?

「島の面積が大きくなると、生き物の種数増える。遠くなると減る」・・・納得。

生物を多様にする環境って何?
島の生き物たちが生きる環境は風圧、噴火、火事、捕食、人為的なものなどで変化します。(攪乱)「変化が大きいほど、変化に強い物が生き残り種数は減る。変化が小さいと独占種ができる。中規模の変化が一番、生物が多様になる。」のだそう。

フムフム・・・爆発的な噴火で全島の生き物が全滅しない限り、時々噴火した方が、生物は多様になるのですね。

「エッジ効果」というのもあって、島の外周が大きければ、それだけ周囲からの影響が大きくなるそうで・・・

3つの図の中では一番下が、一番影響を受けやすいそう・・・
ということは・・・各島の形も、生き物に影響を与える要因のひとつなのですね。

島に見られる生物進化の特徴は?
移入が少ない。 隔離時間が長い。 島で独自の進化をとげ、捕食者が少ないためのんびり屋さんになる傾向がある等。

島になぜ固有種がうまれるの?
最初に島に入ったものが他より勝ったり(創始者効果)、突然変異が重なったり、適応した種に繰り返し分かれたり(適応放散)して、固有種ができていくようです。

たとえば三宅島ではヤシャブシが大きく、大島ではイヌツゲが大きいのは、島に入った順番の違いである可能性も考えられるとのこと。(要するに「早い者勝ち」なんですね~!)

生物同士の関わり(生物間相互作用)も形や大きさの変化をもたらし、やがて種の分化を進めていきます。

花粉を媒介する虫の大きさによって、花の大きさを変えるホタルブクロは有名で、4年半ほど前のブログでも報告していますが・・・
http://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/dd25cde297d77e678f9fb77875157d37

ツバキシギゾウムシがいる地方では椿の皮が厚くなり、いない地方の椿は皮が薄いとか、島のタラノキ、カラス山椒、サルトリイバラが敵がいないのでトゲをなくしていったとか・・・

祗苗(ただなえ)島のシマヘビは、島にたくさんいるウミネコの卵を食べて体が大きくなったり・・・


三宅島の噴火で椿がへり、椿を探してアカネズミの行動圏が広がり、遺伝的多様性が高くなったり受粉率も上がった・・・など、生き物同士の関わりは、常に「駆け引き」なんですね。

もともとイタチがいない三宅島では、1時間で149匹捕獲できたトカゲが、人間がイタチを導入した後は0になったそうです。大島は1時間に8.8個体捕獲できたそうで「つながりの長さが大事」とのこと。

また、島は生物の進化、多様化の宝庫だけれど、島は進化の行き止まりではないく、プレートに載って再移入でフォッサマグナの特殊な生物相を作っているそうで・・・

「プレート移動による再移入の事例は、日本ではないと集められない」とのことです。

面白いですね~。
プレートと生物!

・・・で、面白くて長くなったので、またまた次回に続きます(笑)

(カナ)

PS.話は全く変わりますが、春休み子供キャンプのお知らせです。
ホールアース自然学校のジミーさんが企画する“伊豆大島冒険学校”が参加者募集中とのこと。
いつも笑顔のジミーさんと一緒のツアー・・・きっと楽しいと思います!
興味のある方はこちらをご覧ください。
http://wens.gr.jp/individual/kids_family/izubou.html




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「伊豆アイランドツーリズム研究会ミーティング報告」その1

2015年03月05日 | 火山・ジオパーク
先週、2月25~26日にかけて、東京で伊豆諸島のガイドや観光関係者、東海汽船、火山・生物・水産の各専門家が一同に集う、表題の初回ミーティングが開催されました。

これは旧知の仲である「NPO地球の楽校」の代表、長谷川孝一氏が「伊豆諸島を結び、全体を楽しめるような土台を作りたい」と、トヨタ財団の助成を受けて始めた交流事業です。八丈島のネイチャーガイド岩崎由美氏と私も、意見を出し合いながら準備をすすめてきました。(ほとんどの準備は、事務局の長谷川氏がやってくれましたが・・・。)

2日間のスケジュールは・・・

25日 20時~22時、交流会と伊豆諸島の生物の講演。
26日 9時30分~18時30分、各島の島民による紹介プレゼン、火山、生物、水産の専門家の講演、全体討論。

もう、何をどうまとめて良いかわからないくらい、濃い2日間でした。
・・・で、とてもまとめきれないので、例のごとく印象に残ったことだけ報告します(笑)

まずは、25日の交流会。
利島と青ヶ島以外の6島から、ガイドや観光事業者が参加。

この賑やかな席で、長谷川雅美氏(東邦大学・生物学)の講演が始まりました。
会場の都合でマイクもパワポもなし・・・この状況での講演は初めてとのことでした。

30年間ずっと伊豆諸島の生き物を調べ、無人島を含む沢山の島に上陸したという長谷川雅美氏の講演は、とても面白かったです。

たとえば・・・
「御蔵島や大島などヘビがいる島のトカゲは天敵に適応し、体温が36~39度で逃げ足が速い。ヘビがいない(ヒバカリという小型のヘビはいるとの話もありますが・・・)三宅島のトカゲは、体温が32~36度で動きが鈍い。利島にイタチが入ってもトカゲと共存しているのは、ヘビと戦ってきた歴史があるからではないか?」

天敵がいるかいないかで、トカゲの体温が違うというところに「!」と思いました。

さらに興味深かったのが・・・

「近年になり、DNAを読み取ることで、その生物がいつ頃どこから来たのか読み解くことができるようになった」という事実!

トカゲのウロコのDNAを調べた結果、伊豆大島、御蔵島、伊豆半島のトカゲは30万年前に東日本からやって来たことが、そして利島、新島、式根島は30万年前に関西からやって来たものであることが、わかったそうです!

2万5000年ほど前に海面に現れた若い火山島と言われている伊豆大島に、30万年前からトカゲがいるということは・・・今、島で暮らしているトカゲたちの祖先は、数10万年前に活動していたと言われる古い3つの火山で暮らしていたのでしょうか?

あるいは・・・今は見えない別の火山があって、トカゲたちはそこで暮らしていた可能性だってあるかも・・・。

いやいや、もしかしたら爆発的な噴火で島に住む生物が全滅したことだってあるかもしれないから、他の島間との移動もあったかも??・・・想像は無限に膨らみます!

数々の噴火の歴史の中で、生命をつないできたオカダトカゲ・・・これからトカゲを見る目が変わりそうです!

尊敬~。

また、南の海に浮かんでいた火山島がプレートの移動によって本土に衝突してできたと言われる伊豆半島には、島固有の生物たちが生存しているようです。これは島で独自の変化を遂げたものが、本土への衝突で戻っていったと考えられているようです。

小さな生き物の遺伝子に刻まれた生命の歴史から、地球の歴史を考えることができる・・・
ああ、ワクワクします~!

この日の交流会には赤色立体地図の作者・千葉達郎氏も参加してくれました。

火山学と生物学の融合です!

ますます地球を楽しめそうな予感。
ばんざ~い!!

・・・ということで、明日へ続きます。

(カナ)
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キジ男子

2015年03月04日 | 
今日の昼の撮影です。
繁殖期を迎えてより美しくなってきました。

・・・
見えませんね。ちっとも(汗)


牧場にいるのを見つけて、強風の中出てくるのを待ちました。


首を上げてあたりを見ています。

警戒してるー。


待っている間にハヤブサが飛んできて

あっという間に視界から消えました。


待つことしばし。
そろりそろりとやっと藪から出てきました。
この金属的な光沢はいつ見ても綺麗です。

しかし全身を入れることができずに隣の藪に入ってしまいました。


なので朝撮影した画像を。

たぶん同じ個体だと思います。
ここを縄張りにしているようなのでそのうちメスにプロポーズしている場面を撮ってみたいです。


で、本日の富士山。



                                  がんま
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ノビノビ元気!

2015年03月03日 | ツアー
ここ2日間、なんとか雨に降られずに歩いています。今日は、昨日のツアーの報告を・・・昨日は、大学4年生と、社会人1年生の若い女性たちと三原山フルコースを歩きました。

むちゃくちゃ元気で、すご~く楽しそうなお2人。
歩き始めから「可愛い~!」と、オオバヤシャブシの木を撮影。

そう言われると・・・

確かに可愛いかも!


ところで、私はいつもツアーの時に、町が無料貸し出ししてくれているヘルメットを携帯していくのですが、お2人は溶岩流の上でヘルメットをかぶり、こんなポーズを・・・

おお~、なるほど!

「飛んできた溶岩を、ヘルメットで受け止める」の図デスね!

素晴らしい~!
これ、防災のポスターに使えそうです(笑)

とにかく、ひたすら楽しそうなんです!
歩いた順に、写真や発言を並べてみると・・

「ゴリラが空に向かってキスをしているみたい!」

(なるほど・・・)

一時曇っていた空も、晴れてきました。

「うわ~!綺麗~!!」と言う声が聞こえた後には・・・

謎のポーズ?(笑)


火口1周コースで。

雲の形と妙に合っています!

大島の「大」のポーズだそうです。

「ヘルメットがあるから『犬』もできるよ」とのことでした。

どこでもすぐに、ピタッとポーズを決める2人。

これは何?・・・笑

「寝転がりたい~」と言うことで・・・

滑り台のような斜面の上で、頑張っていました~。

ゴツゴツ溶岩地帯では“観音様”になり・・・


裏砂漠では、溶岩クッキーで「どれが本物クイズ」をして遊んだ後・・・


「さあ~、遊んでくるか!」と出かけていき・・・


ヨガのポーズ


ジャンプ!


自分撮り!

・・・と、本当にノビノビと遊んでいました。

樹海では・・・

「探検隊みたい」

崖崩れの場所でも・・・

「調査員みたい」と枝をかき分けて、近くで観察。

最後に夕陽を見に行きました。
溶岩の間の海がピンク色に染まる風景に、みんなで見とれながら、ここでも・・・

ヨガのポーズ・・・

溶岩の上でバンザイ!

・・・とこんなふうに、1日ずっと、楽しく笑って過ごしました。
いや~本当に・・・30年ぐらい、若返った気分です(笑)

Fさん、Sさん、ありがとうございました~!

(カナ)
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カッパの水(大島のお話)

2015年03月02日 | その他
先週日曜日パソコンが壊れてしまいました

今週日曜日パソコンを頂きました

でも 写真がアップ出来ません どうする  

で!大島のお話を聞いてください


水が少ない大島にいつも水が溜まっている所が有ります

“でも、ここの水はカッパ様の水だから けっして飲んではいけないよ”

と言われていました。

しかし、ある夏の日照りが続いた日。

とてものどが渇いた娘が水を飲んでしまいカッパに水の中に引

き込まれてしまいました



と言うお話です。 人の言うことを聞きましょう!なのでしょうね

でも、この話 火山と関係があるのではないかと思います


今現在は有毒ガスの出ていない三原山ですが、昔はガスが出ていた時期もあったとか

ガスは水に溶ける成分もあってその水を飲まないように…と

飲んでしまった娘は死んでしまった?のか

お話ですからどこまで本当か判りません

水があるところは水神様などが祀ってあるのですが此処では見たこともないし、カッパなら胡瓜をお供えしたのは私だけ?

このカッパの水 少し前までカッパの池だと思って居ました

只今ここに居るのはカッパでなくてカエル  カエルの水になる日も近いか(ナイナイ)

※来週までには写真をUPするぞ! 出来るかな…
 



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