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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ウラナミシジミ

2017年10月21日 | 
雨続きの中のいっときの晴れ間に撮影しました(撮影日10月18日)
私にとって秋の訪れを知らせる生き物はたくさんいますが、このチョウもそう感じさせる生き物のひとつです。


どこにも欠損がないように見える新鮮な個体。
クズの葉っぱに写ったシルエットで尾状突起がよくわかります。
メスっぽい。



左右対称のビークマークが付いたこの個体はオスっぽいです。
南方からやって来るチョウですがこの秋はなんだか数が少ないように感じます。
これから増えてくるかな?

がんま
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またまたキノコ

2017年10月20日 | キノコ・菌・微生物
先週から始めたキノコ修業(超初級)。
のこのこキノコ

冒頭で、「カワラタケ、ウチワタケ、カイガラタケ、ここら辺の見分け方は相当難しいようです」

と書きましたが、調べるうちに識別は簡単な事がわかってきました。

カイガラタケの特徴は、表面が細かく短い起毛で覆われていて、ベルベットのような質感。
+裏側が粗めのヒダになっている、とのこと。

カワラタケは、黒が一般的だけれども茶色いものもある。
しかし質感が硬いとのこと。ということで違います。
がん抑制作用のある漢方としてもちょこっと有名なようですね。

ウチワタケは茶色が多く、さらに質感がベルベット!ですが、
裏側が微細な管孔、つまり穴がいっぱい空いている。

…先週は裏を見そびれました。のでこの写真だけではこの個体がそうかわかりません。

が、確実に茶色くベルベットでそして裏が細かい孔状のキノコは確認しているので、
ウチワタケは大島にあちこちいる、と自分の中では言い切れます。
今度証拠写真をとりに行かなくては!

そういえば先日の西谷のブログで、キノコの表面の水が「分解水」という事を知りました。
溶岩の森
前にうちの庭で見つけた白くみずみずしい美人さん。

あまりに生い茂っていたので露に濡れているのだと思っていました💦
カメムシくんとキノコさんが気になるのです
草刈りをしてしまって、あれから残念ながらこの名も知らぬ美人さんは現れませんが、
代わりにこんな小さいおもしろい子が顔を出していました。

とりあえず乾燥には強そうなのでしばらく観察できそうです。


ここのところ、北海道大学の宇井先生が来てくださって新しく知れた流紋岩がなぜできる?についてや、
ジオガイドの会でキョンのことについて説明・質問会を設けて頂いた時の話や、
書きたいことは色々あるのですが、気がつけばキノコの話ばっかり🍄
ま、季節という事で。


ところで、九州南部の霧島火山群の一つ、新燃岳の噴火活動が活発になったと、ニュースになっていますね。
大噴火の可能性もあるとか・・・。
実は今所用で本土にいるのですが、ふだん乗らない電車にのったら駅のベンチ横になつかしい壁新聞が。

火孔がきれいに映っています。思わず写真を撮りました。

来週火曜日24日は、気象庁による火山活動月イチ報告会、今回のテーマは「他地域の火山の噴火事情最前線」
なので、タイムリーに聞けるかも!なチャンスなのですが、
大型台風21号が月曜日をピークに近づいてきているとのことで!
島に帰れますように!
会が無事に開催されますように!!
そして何より何事もありませんように。無事を祈ります(あい)
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雨の日だから

2017年10月19日 | その他
昨日は晴れましたが、このところ雨が続いている伊豆大島です。
今年の秋雨は長い・・・(^_^;)

で、インドア生活が続いています。
室内でここ数日、何をしていたかというと…

会議、資料作り、ツアースケジュール作りなどなど、意外に忙しく…^^;

昨日までは月末のお客様用に、こんな資料を作っていました。

伊豆大島には、島の環境に合わせて変化した個性的な植物たちがいるので、それらを選び出し…

4冊の図鑑を照らし合わせて、内容を吟味しました。

「神津島花図鑑」「御蔵島の植物・動物」「八丈島の植物ガイドブック」そして…

「伊豆大島の植物」

これだけボロボロ…(^_^;)
雨の日も持ち歩いたために表紙も裏表紙も無くなってしまいました(新しいの買わなきゃ…)

伊豆大島の植物は本州のものに比べ、葉が大きく厚く光沢があるものが多い(湿度との関係?)けれど、より毛深かったり、背が高くなったり低くなったり、花も大きくなったり小さくなったり(虫との関係?)棘を無くしたり…と変化に富み、不思議がいっぱいです。

「なぜそうなるのか?」の理由は、わからないものも多いですが、「生き物は変化し続ける」という大原則は、全てに当てはまって面白いなぁ、と思います。

月末のお客様たちは、この資料の他に火山や神社などの資料を読んで、事前学習をして大島にいらっしゃるとのこと。

台風21号が無事通過して、伊豆大島らしい景色を、楽しんでいただけますように(切望)

最後に、今日の一枚です。

ロケハン下見の案内で、濃霧の裏砂漠へ行く途中のスダジイの根です。

雨で艶やかさが増していつもより一層、美しく感じました☺️

(かな)
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オオバン

2017年10月18日 | 
過去に何度かUPしていますがいずれも秋から冬です。
今日は今までで秋最速の出会いでした。


海に流れ込む沢が連日の雨で大きな水溜りを作っているところに1羽でいました。



ステキなフォルム。
モノトーンな色合いがシブすぎます。



見られたのはほんの数分でこのあと岩陰に消えていきました。
大島はいつも通過するだけなのです。
今度はいつ会えるでしょうか?


オマケ画像は今朝の富士山。

もうすぐ雪化粧しますね。

がんま
コメント (2)
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溶岩の森

2017年10月17日 | 火山・ジオパーク
先週、久しぶりにスタッフだけで森を歩きました。

いつもツアーで歩いている溶岩の森。
今からおよそ240年前には、溶岩に覆われ草一つなくなった場所です。

4月から島に来た目の良い海のスタッフが、普段歩いているルートから少し離れた場所に、小さな横穴を次々見つけてくれました。

チューブ状に冷えた溶岩の中を流れる溶けた岩が、流れ去った後にできる空洞です。

またありました!

真剣に探せば、もっともっと見つかりそう…
この森の地下には、どれほどの空洞があるのでしょう?

存在感のあるゴツゴツの溶岩もあれば…


溶岩と溶岩の間が狭い通路になっている場所もあれば…


木が溶岩を守っているかのような風景も見られます。

まさに「溶岩の森」!

森の中には、小さなランが生きています。

これはキョンの食害で激減してしまったハチジョウシュスラン。
食べにくい場所らしく、生き残っていました。

別ルートで移動していた柳場が「カナさんが喜びそうなものがあるよ」と呼んでくれました。

おお〜!

なんて素敵な白いキノコ!
水滴がメチャメチャ可愛いです!!

この水滴は「分解水」と呼ばれ、キノコが有機物を分解する際に排出される水分らしいです。

確かにキノコから出てきていますよね。

以前も見たことはありますが、とても久々の出会いで、嬉しかったです☺️

「ここにも大きなキノコがあるよ!ウキ〜!」と柳場。

お猿さんのポーズの方が面白くて「大きなキノコ」はすっかり撮り忘れました(^_^;)
(左手の上にキノコがあります)

お!キノコサンド!!

キノコが傘のようになって、それ以外の火山灰を雨が削ってできる自然のアートです。

近くには、こんなものもありました。

なぜ、このような形状に??

溶岩の森でたっぷり遊んで明るい場所に出たら…

鮮やかなツワブキの花が咲いていました!

渋〜い雰囲気の溶岩の森を歩いた後の元気な黄色!

いや〜、本当に、いつも楽しいです!!

地球さん、ありがとう!!☺️☺️☺️

(かな)
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椿の季節がやって来た

2017年10月16日 | 植物
大島のウォーキングクラブは雨の中でも歩いてきました。任意なので嫌な方は参加しなくてもOK なのですが、物好きはいるのですね。私としてはお客様のガイドツアーをさせてもらっているので雨の日でも関係なくゲストの希望に合わせて山の中でも歩いています。


おしゃべりしながらゆっくりとがモットーのクラブ ワイワイガヤガヤ 昔の大島の話を聞いたりしています


整然と並んだ君が代蘭 ここは畑なのでしょうね(一般の道から外れています)


火山観測施設も有りました(大島の住民、ジオガイドとしては大切)


クラブの定例会は2時間ぐらいの早早終いとしてみんなでランチの後、解散してしまい残った時間は椿を見に大島高校へ行くことに!

          




有りました


早咲きの“紅妙蓮寺”


“大日の曙”


“幸作絞り”


“西王母”


西王母の隣に落ちていましたが、西王母(中輪)にしては大きすぎるかな?
落ちている花の観察はおすすめポイントです


“白鶴” この子背が高いのよ(木の高いところに花が咲いている)


『この黄色いカートンに乗って撮れば!』って置いてあるのでしょうか?(それでも無理)
咲き始めなのにこれほどの種類に出会えて幸せです。 これから始まる椿との対決?楽しみです!


只今園内に沢山いるのはジョロウグモ


椿の観察は下草も有りますし、体や頭の位置には蜘蛛がお待ちしていますのでくれぐれもご注意くださいね(しま)
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宇井先生との2日間

2017年10月15日 | 火山・ジオパーク
10月12日 北海道大学名誉教授の宇井先生が、翌日の講演会のため大島に来島されました。

到着後、2時間ほどの時間を使って「海の精」さんの塩工場にお邪魔しました。
(海の精さんは、工場見学のお客様にジオ的な説明を始められているそうです)

黒い溶岩の海岸線の近くに工場があります。

この辺りの地面はどのようにしてできたのでしょうか?

足元の地面をよく見れば、大小様々な小石が混ざっています。


角が取れた丸い小石も見つかります。

この石から過去に、土石流が上流の石を巻き込み転がして、角を削りながら流れて来たことが想像できるようです。

近くにはシマシマの地層が見え、大きな石が地面にめり込んでいる。のが観察できます

これは「マグマと水が接触するような爆発的な噴火で飛んで来て、地面にめり込んだもの」…と以前から考えてはいましたが…

横にラインをたどっていくと石のめり込み具合が揃っていることに、宇井先生の指摘で初めて認識しました。

噴火は毎回同じではなく、大きな石を吹き飛ばすパワフルな噴火や、そうでもない噴火など様々だったことが見て取れます。

また比較的平行に地層ができていることから、一連の噴火は短い時期に集中しておこった(1週間とか1ヶ月とか?)と考えられるようです。時間をかけて積もったものだと、雨で地面が削られた跡が残ることが多いとのこと。

知識が増えれば増えるほど、よりリアルに昔の出来事を想像できるのが、とても楽しいです☺️

お!
犬の肉球にも見える穴発見!?

…な、わけはないので、塩の結晶が作った穴かと思いきや「マグマの発泡でしょう」とアッサリ却下(笑)修行せねば〜。

海岸の観察の後は、工場内のとある場所へ案内してもらいました。

中央に、見事な凹み。
かつてここに沢があったのですね。

ここでジオガイド仲間のNさんが、西暦838年の神津島噴火の白い火山灰を発見。


「こっちに続いている」とNさん。

島の色々な場所で、この白いラインを観察しているNさんに「さすが!」の声が上がっていました☺️

この後、少しだけ海岸に出て観察。


でも暗くなりかけていたので、短時間で終了しました。


翌日は1日フィールドワークで三原山周辺を歩く予定でしたが、天気予報は1日雨!
で、観察場所を火山博物館に変更しました。

火山博物館前の駐車場に集合し、目の前の地層観察。

質問続出で、なかなか先に進みません(笑)


真っ赤な大きな岩の前では…

「こういうものがある時は、必ず一周して見るんですよ」との宇井先生の声掛けで、みんな岩の周りを回りました。

そして「これはフツーの空を飛んだ火山弾ではないが、では一体何者か?」について、あれこれ意見交換。

溶岩が木の周りを取り巻いて木が燃え尽きた後にできた「溶岩樹型」の前では「溶岩が流れてきた方向がわかりますよ」と宇井先生。

「あ、本当だ!」と参加者の声。

さて、どちらから流れてきたか、この形からわかるでしょうか?

あ、ちなみに、これは横向きに展示してありますが、本当は縦穴です。

そしてここでもグルリと回り、裏側も見ると…

1回だけでなく2回溶岩が流れてきたのでは?と想像できる形状でした。
「これ、裏側見せた方が良いね」「いや〇〇したら良いんじゃない?(詳細忘れました^^;)」などなど活発な意見が出されました。

その後、火山博物館内を意見交換しながら巡りました。

結局、駐車場と火山博物館内だけで、あっという間に4時間が経ってしまいました。

午後2時間と、夕方19時〜21時までは、火山や防災の講演。

雨でも内容の濃〜い1日でした。

ところで今回の宇井先生の講演やフィールドワークは、すべて自費で来島してくださって実現したものです。
本当〜に、ありがたいです。

宇井先生のご厚意に応えるために、みんなで学び続け、火山の島の魅力を伝え続けていきたいなぁ…と思います。

(かな)
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家の中に入ってきます。

2017年10月14日 | 
最初に気付いたのは11日だったと思います。
なーんか小さな虫が結構入ってきているな、と。
昨日、ちゃんと撮影してみました。


ふむ、カメムシの仲間ですね。


別個体。


さらに別個体。
調べてみると『アオモンツノカメムシ』という種類でした。
11日にはもっとたくさんいました。
カメムシの仲間には晩秋になると民家に侵入してきて越冬するものがあると聞きます。
しばらく雨が続くようですが晴れ間にどっとやって来る・・・というのをちょっぴり期待しています。

がんま
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のこのこキノコ

2017年10月13日 | キノコ・菌・微生物

1日霧の三原山

この日は私も同行しました。
あいにくの天気ではありましたが、キノコさんもよく発見しました。

樹海の中で。
西谷の紹介していた白いキノコは見逃しましたが、
早速目についたのは、カイガラタケ(?)
(カワラタケ、ウチワタケ、カイガラタケ、ここら辺の見分け方は相当難しいようです)


すくっと一人立つ美人さん。
そう簡単に名前は教えてくれそうにありません、、、。


去年の10月のブログでも登場したロクショウグサレキン


あちこちの落ちた木片についていました。

樹海を抜けたら芝生の中にこんな子が❤

ベニナギナタタケ?ベニセンコウタケ??
ベニセンコウタケは赤~紫(橙色にはならない)で芝生に生えやすく、
ベニナギナタタケは橙色で褪色しやすく、林の中霧に生えやすいらしいですので、
これはベニセンコウタケと断定したい!!です。
ちなみにベニナギナタタケは食用だけど、ベニセンコウタケは毒はないけど食べるもんでもないとのこと。
私的には食べられなくてよかった!です。観賞用。

あ、ちょっと似ているものに「カエンタケ」というのもあって、それは触るだけで手がかぶれる猛毒だそうです💦
もっと大きくて、硬めの肉厚。違ってよかった!
慣れれば見分けは簡単そうです。


なんだか急にキノコの名前を言い出したと思いませんか?(自意識過剰な笑)
先々週に宣言した通り、少しだけキノコ修業を始めました。
まず手始めに大島町図書館にお世話に。
私はまず図鑑でこれかな、もしくは似てるものを見つけて、
それをベースにネットで調べていくと、より正確に理解できる気がします。


さっそく一つ、初夏に発見した謎のキノコを解決することができました。
それは、、、このお皿にのったチョコレートケーキ!

コフキサルノコシカケというそうです。
とわかってもやっぱりまだおいしそうなケーキにしか見えません。

先日スナゴケの中に生えていたこの方の名は、、、まだわかりません。


去年はスナゴケの中にこんな赤いステキな子に出会えたのですが、今年はまだ出会えてません。
あ、携帯の画面に設定したのをスクリーンショットした画像しか出てこなかった。
おかげで日付が分かりやすいです。やっぱり去年の今頃だったのね!



あとオチバタケさんにもまだ今年であえてない!
○○オチバタケさんと言えるようになりたいです。


あ、そうそう、先日の西谷のブログでも登場した緑色のカメムシさん



私も次の日に同じ場所で見つけて、気になっていました。
美しい緑一色で、ほのかな薄緑の縁取りがまた緑を浮かび上がらせているかのような。
翅の半透明な感じもたまらん繊細さ。(私の写真はひどいので載せません)

また「ポケット図鑑 日本の昆虫1400」さんにお世話になりました。
ツヤアオカメムシ、であってると思います!
名のごとく、艶やかな存在でした。(あい)
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崩壊斜面のモニタリング調査(2017,10,4)

2017年10月12日 | 火山・ジオパーク
10月4日、久しぶりに4年前の台風による崩壊斜面のモニタリング調査に参加しました。

このモニタリング調査は、様々な立場の人の協力で継続している「ジオパークらしい」取り組みの一つです。(環境省が中心となってまとめてくれています)

この日も、農工大のW氏(森林保全学)、環境省、気象庁、ジオパーク推進委員会の事務局や役員などが集合し、3時間ほどの作業を行いました。


2年半前、わずかな草しか生えていなかった斜面が、今では…

まるでジャングルに!

でも気象庁のH氏が、数日前の週末を使って草刈りをしてくれていたので、かなり歩きやすかったです。(感謝)

どんどん成長する木々のおかげで、全体の写真を撮るのが大変になってきました。

今までは、釣り竿の先にカメラを固定して全体の写真を撮っていたそうですが、今回から新兵器が登場しました。

ジオパーク推進委員会役員のY氏が、私物のドローンを持ってきてくれていたのです。


周りは藪ですが、ドローンはピンポイントで帰ってきて、活躍してくれました。


カッコイイ〜!☺️


雨量の計測、流出土砂集め(乾かしてから測る)、観測機器の修理、樹木の高さの計測、植物の種類と量のチェック…などなど、皆それぞれの仕事をテキパキこなしていきます。


私は「植物の種類と量のチェック」を担当しました。

こりゃなんだ?

どこかで見たような気がするけれど、思い出せない植物の小さな葉っぱが色々ありました。
(後日詳しい人に確認してもらうことになりました(^_^;)

コマツナギの花が綺麗だったり…


クズの葉が、レース編みみたいになっていたり…


何かの繭のようなものが、葉についていたりして…

ついつい調査の手を止めて、写真撮影(笑)

ところで、今回印象的だったのは、アカメガシワの成長ぶりです。
すでに人の背丈を越していました。

斜面の安定を測るために3年前に航空実播したタネの中には、入っていなかった植物です。

少ない光でも生きていくことができるオオシマカンスゲが、あちらこちらで芽生えていました。
細い葉っぱが集まって、髪の毛みたいになっているのがオオシマカンスゲです。

大きな株の左側に、小さな芽生えがあるのが写真からわかるでしょうか?

この大きさの差をご覧ください!

カンスゲの赤ちゃん、超・可愛いです☺️

こちらの写真にも、5株ぐらいの芽生えが写っています。

ちなみにオオシマカンスゲも航空実播したタネには入っていなかった植物です。
大島の自然植生、強し!

作業が終わって一息ついて、周りの景色を眺めました。

ずいぶん緑が濃くなりました。
とても清々しい気分でした☺️

こういう調査が続けられる、ジオパークの「つながり」が、本当に嬉しいです。

この日の調査は、以下の伊豆大島ジオパークのブログでも報告されています。
http://izuoshima-geopark.seesaa.net/article/453987647.html
また別の視点で記事が書かれていて面白いです。

そして上記のブログの中には「崩壊斜面モニタリング調査ポスター」が紹介されています。
2017年9月20日~27日伊豆諸島自然保護シンポジウム・パネル展で展示されたもので、調査に至った経緯、調査目的・方法、これまでの調査結果等がわかりやすくまとめられています。
ぜひご覧ください☺️

(かな)




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