閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

キキョウ (1)

2009-07-24 | 草花
キキョウ(桔梗)は、秋の七草の一つだから秋の花のように思われているが、梅雨の頃から長く咲いている夏の花だ。今では園芸種が多いようで、観賞用の花になっているが、漢方薬として利用されることでも知られている。野生のキキョウはもう殆ど見られないと思うが、自生種は絶滅危惧種になっているそうだ。愛知県では一宮市の、岐阜県では多治見市の“市の花”だそうだが、美濃出身と言われている戦国武将の明智光秀の家紋は、キキョウの花をデザインした「桔梗紋」だという。







上を向いた花の中央に水滴が貯まって、蕊だけが“水中花”のようになっていた。初めて見た光景だ。




開花直前のキキョウの蕾は“紙風船”のように見える。自然が創った五角形は実に素晴らしい良い形をしている。


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