nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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care taxで出会ったケアマネジャー達

2019-02-15 12:12:29 | Weblog
「看取り介護と調剤薬局の役割」と題してセミナーをやったりした、今回のcare taxの東京ケアウィークだったが、そこに出展していた企業等のなかには介護支援専門員が居宅介護支援の業務ではない役割で働く姿があった。
1つは介護事業者がITを導入して使用するときのコンサルを提供している人、もう一人は人材紹介の部門だった。
昔、2000年ぐらいだと介護支援専門員は居宅介護支援事業所でその能力を十分に発揮していた。それが年を得てキャリアを積むと自然と管理者や事業所の運営や管理する立場になり、徐々に現場から離れることが見られた。
ベテランの介護支援専門員が現場から管理や経営にシフトしていくのは事業の当然の姿だが、ベテランの介護支援専門員の能力の引継ぎ、新しい介護支援専門員への伝承、教育が、こうした事態をみると十分でない傾向を感じる。
その原因は、介護支援専門員の能力として、利用者支援の技量にはたけているのだろうがほかの分野での能力、スキルが乏しいことがあるかもしれない。
当社でもあったこととして、病院にも気楽に訪問して職員との関係をつくるような、そして利用者の状態を改善する支援体制を構築する有能な介護支援専門員だが、この介護支援専門員に自分の持っているスキルをほかの介護支援専門員に伝え育成することをやらせたことがある。その結果は伝えることの整理ができず、つたえることの把握もそして相手に合わせて伝える技術も不十分だった。
介護支援のことでは有能だが人材育成とは別のスキルだ、これは教育という別の能力を求めることになり、介護支援専門員に求めるのは難しい。
介護支援専門員の育成には、彼らが行う業務の分類とその把握、そしてどう伝えるかを完成させていくことになる。
人材育成は説明、指導、教育、実施そして責任は指導する側である法人に、とこうしたステップを持つことなくして人材は育たない。
そうした意味において十分に行ってこなかったことの反省を感じた今回のcare taxでの出会いであった。

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