浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

中山間地域(2)

2013-02-13 19:46:18 | 日記
 昨日、浜松市内の中山間地域を訪問したことを記した。

 その際、市の職員から「中山間地域集落支援モデル事業中間報告書」をいただいた。

 そこには、中山間地域の課題が列記されていた。

 ①病気やけがの時の緊急時の対応への不安
 ②都市などに住む別居家族との連携
 ③集落活動・共同施設の維持管理が困難
 ④交通弱者への対応
 ⑤伝統芸能などが伝承できない
 ⑥有害鳥獣の被害対策
 ⑦集落のリーダーとなる人材がない

 課題のすべてをここにあげたわけではないが、よくよくみると⑥を除き、これらは中山間地域だけではなく、浜松市など地方都市でも抱える課題でもある。

 高齢化率は中山間地域だけではなく、どこの地方でも上昇している。高齢者世帯、あるいは高齢者の一人住まいはボクが住むこの地域でも確実に増えている。

 その意味では、この中山間地域の課題を解決するために、今必死に考えて対策をたてていけば、将来的にすべての地方都市が直面する問題解決の先進的な事例になるのだろうと思う。

 はたして浜松市にその意志があるのかどうか。

 
 ここ一週間忙しい日々が続き、今日の昼頃まで疲れを癒していた。村上春樹作品の読書を中断しているが、そろそろ再開しようと思う。ひょっとしたら、村上作品には「疲れている」という語が頻繁に出てくる。主人公はよく疲れる。それに影響されたのか、ボクも疲れている。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする