日本での生活に満足感を抱いている人は多い。いろいろな場で、それぞれの満足感を尋ねるアンケートが行われるが、その結果の多くは「満足」が多いというものだ。たとえば、新自由主義的な政策展開の中で、学校でも「満足度調査」なるものが行われ、学校関係者は「満足」が多いといって喜んでいる。
滑稽だ。これは当たり前のことだからだ。多くの人は他所を知らない。あるいは他の学校のことを知らない。不満がなければ「満足」と答えるだろう。
「満足」が「不満」に変わる時は、何らかの困難に直面した時だ。その時にだけ、「不満」を感じるが、しかし日本人、「のど元過ぎれば熱さを忘れる」のだ。また「満足」となる。
想像力を働かせたり、継続的に監視し続けることをしないので、「不満」となるネタが見えないのだ。
さて昨日の『福島民友新聞』の配信記事。ボクは、下線を引いたところに大いなる疑問を抱く。その疑問は、中部大学の武田教授と同じである。統計学的にも、鈴木教授の見解はおかしい。増加したのは4~5年後かもしれないが、必ず早期に発症する人はいるものだ。
この後に、武田教授の意見を読めるように、アドレスを貼り付けておくので読んでほしい。
甲状腺がん新たに2人 福医大、原発影響は否定
東京電力福島第1原発事故に伴う県民健康管理調査のうち、事故当時18歳以下の県民を対象にした甲状腺検査で、2人から甲状腺がんが見つかったことが13日、分かった。福島市で同日開かれた同調査検討委員会で福島医大が報告した。検査を担当した同大の鈴木真一教授は「チェルノブイリ原発事故の際は、甲状腺がんが増加したのは4、5年後。もともとあったもの(甲状腺がん)を発見している可能性が高い」とし、福島第1原発事故による影響を否定する見解を示した。
県民健康管理調査の甲状腺検査で甲状腺がんが見つかったのは今回の2人を含め計3人。3人は、超音波による1次検査を2011年度に、細胞診断を含む2次検査を12年度に受け、甲状腺がんが見つかった。また、細胞診断を受けて甲状腺がんの疑いのある人が7人いるという。同大は甲状腺がんが見つかった3人と疑いのある7人を合わせた10人の年齢や居住地などは明らかにしていないが、内訳は男性3人、女性7人で平均年齢は15歳。11年度の検査対象地区となった避難区域など13市町村の住民で、地域的な偏りはないという。がんと診断された3人はすでに手術を受け、経過は良好という。
(2013年2月14日 福島民友ニュース)
http://takedanet.com/2013/02/10_6a83-1.html
滑稽だ。これは当たり前のことだからだ。多くの人は他所を知らない。あるいは他の学校のことを知らない。不満がなければ「満足」と答えるだろう。
「満足」が「不満」に変わる時は、何らかの困難に直面した時だ。その時にだけ、「不満」を感じるが、しかし日本人、「のど元過ぎれば熱さを忘れる」のだ。また「満足」となる。
想像力を働かせたり、継続的に監視し続けることをしないので、「不満」となるネタが見えないのだ。
さて昨日の『福島民友新聞』の配信記事。ボクは、下線を引いたところに大いなる疑問を抱く。その疑問は、中部大学の武田教授と同じである。統計学的にも、鈴木教授の見解はおかしい。増加したのは4~5年後かもしれないが、必ず早期に発症する人はいるものだ。
この後に、武田教授の意見を読めるように、アドレスを貼り付けておくので読んでほしい。
甲状腺がん新たに2人 福医大、原発影響は否定
東京電力福島第1原発事故に伴う県民健康管理調査のうち、事故当時18歳以下の県民を対象にした甲状腺検査で、2人から甲状腺がんが見つかったことが13日、分かった。福島市で同日開かれた同調査検討委員会で福島医大が報告した。検査を担当した同大の鈴木真一教授は「チェルノブイリ原発事故の際は、甲状腺がんが増加したのは4、5年後。もともとあったもの(甲状腺がん)を発見している可能性が高い」とし、福島第1原発事故による影響を否定する見解を示した。
県民健康管理調査の甲状腺検査で甲状腺がんが見つかったのは今回の2人を含め計3人。3人は、超音波による1次検査を2011年度に、細胞診断を含む2次検査を12年度に受け、甲状腺がんが見つかった。また、細胞診断を受けて甲状腺がんの疑いのある人が7人いるという。同大は甲状腺がんが見つかった3人と疑いのある7人を合わせた10人の年齢や居住地などは明らかにしていないが、内訳は男性3人、女性7人で平均年齢は15歳。11年度の検査対象地区となった避難区域など13市町村の住民で、地域的な偏りはないという。がんと診断された3人はすでに手術を受け、経過は良好という。
(2013年2月14日 福島民友ニュース)
http://takedanet.com/2013/02/10_6a83-1.html