浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

ボストンのテロ

2013-04-17 10:06:23 | 日記
 ボストンマラソンのゴール地点二箇所で爆発が起き、多くの死傷者が出たという。こういう無差別のテロは、糾弾されるべきものであって、いかなる理由があろうと、一片たりとも擁護できるものではない。

 ところで、今日の新聞に、その爆発物は、「殺傷能力を高めるために爆弾内にベアリング球のような球状の散弾を詰め込んだ「りゅう散弾」タイプのもの」とあった。

 ボクは、そう書かれると、ベトナム戦争の際に、アメリカ軍が人びとが暮らすところにボール爆弾なるものを大量に投下したことを想起せざるを得ない。ボール爆弾も同様で、爆弾から無数のボールが四方八方に飛び散って近隣にいる人びとのからだの中に入り込み、多くの苦痛を与えるという、人間を苦しませるための爆弾であった。

 ことバンクの説明はこうだ。

米軍がベトナム戦争用に開発した散弾形の爆弾。合金製外被に約300個の小鋼球を埋め込んだ子爆弾を,約600個詰めた爆弾で,空中で破裂,子爆弾をまきちらす。子爆弾は着地により爆発して鋼球を飛散させる。


 ベトナム戦争の頃、この爆弾使用を非難するメディアはほとんどなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする