浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

若者の訴えに感動!!

2015-07-27 22:21:42 | 社会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253905

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254835

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/251003

 若者たちの、自らの言葉で語る内容に、大いに感動させられた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【映画】野火

2015-07-27 21:12:16 | その他
 今日、シネマイーラへ。観客は5人くらい。その前の「あん」はかなりの観客をかぞえていたが、「野火」は少なかった。

 言うまでもなく、大岡昇平の作品を映画化したものだ。『野火』を読んだのは高校生の頃だったから、ほとんどあらすじは知らない。だから映画と原作の違いについては、何とも言えないのだが、しかし大岡昇平の作品は、戦争小説であっても、知性が感じられる。だが、この映画には、残念ながら大岡の知性は感じられなかった。

 フィリピン戦線は、日本人がもっともたくさん亡くなった戦場だ。多くは餓死だ。もちろん壮烈な戦闘もあった。激しい戦闘の中でバラバラになった日本兵が、極限状態のなか、ジャングルをさまよい歩く。そして飢えをしのぐために人肉を食む。

 戦闘の場面といい、人肉を食む場面も、リアルで、ボクは何度も目を瞑った。実際はそうなのだろうと思いつつ、その残酷さを正視できなかった。

 映画を見たあとは、みずからの感情が何かしら揺さぶられるのだが、この映画にはそれがなかった。戦場のリアルを描くことが主眼であって、作家大岡昇平の内面の動きのリアルはなかったからだろう。肉体的な苦痛、飢餓、渇きなどは当然であるが、大岡の内面を様々に過ぎっていった、苦悩、煩悶、悲哀・・そういったものが表現されていなかったように思える。

 最初の画面、あまりに緑が鮮やかで驚いた。小説を読むとき、何らかの抽象的なイメージを浮かべながら読み進むのだが、大岡の戦争小説、それはもちろんフィリピン戦なのだが、イメージの緑は、こんなに鮮やかな緑ではなかった。この映画の緑のほうが正しいのだろう。その緑が鮮やかであるが故に、よけいに「赤」が浮き立つのだ。

 ボクは大岡の原作を読まなければならないと思う。この映画が、大岡の何を強調し、何を無視ないし軽視したのか。

 なお、リアルではなかったことがひとつある。それは、兵士たちの姿だ。ボクのイメージは、日本兵はやせ衰えて、幽界からさまよい出るような存在でなければならなかったのだが、兵士のほとんどは、栄養失調にもなっていないような人々だった。
http://toyokeizai.net/articles/-/78066
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「法的安定性」

2015-07-27 11:34:38 | その他
 日本国憲法には、こういう条文がある。


第九十八条  この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。

 憲法を頂点とする法体系こそ、日本国憲法が想定するものだ。しかしながら、現実には日米地位協定→日米安保条約を頂点とする、日本を「属国」化する法体系もあり、日本の法体系はこの二つの法体系を抱え、矛盾を抱えながら存在してきた。

 現在、安保法体系が日本国憲法を最高法規とする憲法体系を呑み込んでしまおうという状態にあり、まさに日本国憲法は危機に瀕している。礒崎補佐官にとっては、日本国憲法を最高法規とする憲法体系の「法的安定性」はどうでもよいということを本音で語ったのだろう。

 いろいろ考えてみると、現在こそ、二つの法体系の矛盾が激化し、日本国民の前には、どちらを選択するのか、安保法体系によりアメリカの「属国」として生きていくのか、それとも日本国憲法(平和主義、人権尊重、国民主権)を頂点とする法体系で生きていくのか、その選択が迫られているのだといってもよい。

 自民党・公明党の安倍政権は、日本国憲法はどうでもよく、とにかく安保法体系で今後の日本を運営していく、日本をアメリカの「属国」とし、日本国民をアメリカの戦争の担い手とする、そういう方向性を示しているといってもよいだろう。


 その意味で、下記の礒崎補佐官の本音は、でるべくしてでた、まさに売国奴的発言といえるだろう。もちろん国会では、建前で論議すべきではあるが、安倍政権の本音をきちんと理解し、今後の日本をどうするのか、今こそ真剣に考える時がきたと捉えるべきなのだ。

 ちなみに、下記の礒崎補佐官の「国を守る」というとき、その「国」とは、アメリカの「属国」としての日本国であること、日本国憲法を最高法規として存立する日本国ではないことを銘記しておかなければならない。


安保法案で礒崎補佐官「法的安定性は関係ない」


2015年07月27日 09時15分


 礒崎陽輔首相補佐官は26日、大分市内の講演で、安全保障関連法案について、「(従来の憲法解釈との)法的安定性は関係ない。国を守るために必要な措置かどうかは気にしないといけない。政府の憲法解釈だから、時代が変われば必要に応じて変わる」と語った。

 年々厳しさを増す東アジアの安全保障環境に対応するため、集団的自衛権を限定行使できるよう憲法解釈を変更した意義を強調したものだ。

 ただ、安倍首相は衆院での法案審議で、集団的自衛権の限定容認について「法的安定性に十分留意した」と繰り返し述べてきた。礒崎氏の発言は、27日から始まる参院での法案審議で、野党の批判を招く可能性もある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本兵はどうして亡くなったのか

2015-07-27 09:20:47 | 近現代史
 今日の『中日新聞』に、「兵士の死に罪悪感欠如」「軍人軍属230万人死因統計なし」という見出しの記事がある。日本兵はどうして亡くなったのか、ということに関しては、すでに藤原彰氏の『餓死した英霊たち』(青木書店)があり、日本兵らの戦没者の6割以上が広い意味での「餓死」であったと推定している。

 今日の記事には、中国でも「戦死・戦傷死」よりも「戦病死」のほうが多いという統計がでている。書庫に行かないと確かなことは分からないが、中国でも餓死者が多いことに疑問を持った(なぜなら日本軍は、中国人から食料を掠奪しているはずだから、食い物にはあまり不自由はなかったのではないかという予想があった)ボクは、「戦時栄養失調症」ということばを、軍医が書いた本の復刻で知った。
 日本兵は、どこでも「餓死」に近い状態で亡くなっているのだ。

 また『中日新聞』では、メレヨン島での陸軍の生還率を階級別に紹介している。将校67%、准士官77%、下士官36%、兵18%ということだが、日本では常に軍隊内の階級が絶対的なものとして支配していたので、結局亡くなるのは兵であった。

 沢地久枝さんがミッドウェー海戦について、日米両軍の戦死者について統計をとった(『実録ミッドウェー海戦』)が、それにも同じような傾向(つまり兵の死が圧倒的である)があった。ちなみに米軍は階級の別なく平等であったということだ。

 日本の兵のあとの4割はどうなのか。そのなかには「海没」がある。日本軍は補給を重視していなかったので、兵員や物資を運ぶ船の海上護衛をほとんどしていなかったので、アメリカ潜水艦にいいように攻撃され、船もろともにたくさんの兵士が「海没」していった。とくにバシー海峡がひどかった。

 そして特攻隊。将来がある青年たちを、すでに敗戦が濃厚であった時期に死地に追いやるという無駄な作戦である。日本人青年を殺すための作戦であったといえよう。

 いずれにしても無謀な作戦で、多くの兵を殺した日本軍のリーダーたち。ニューギニアのポートモレスビー作戦や、牟田口廉也のインパール作戦など、あまりに無謀な、無駄な作戦が展開された。

 戦わずして亡くなった多くの日本兵たち。

 しかし、そうした無駄死にを強いた軍高官たちは、はたして責任をとったのか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本兵はどうして亡くなったのか

2015-07-27 09:20:47 | 近現代史
 今日の『中日新聞』に、「兵士の死に罪悪感欠如」「軍人軍属230万人死因統計なし」という見出しの記事がある。日本兵はどうして亡くなったのか、ということに関しては、すでに藤原彰氏の『餓死した英霊たち』(青木書店)があり、日本兵らの戦没者の6割以上が広い意味での「餓死」であったと推定している。

 今日の記事には、中国でも「戦死・戦傷死」よりも「戦病死」のほうが多いという統計がでている。書庫に行かないと確かなことは分からないが、中国でも餓死者が多いことに疑問を持った(なぜなら日本軍は、中国人から食料を掠奪しているはずだから、食い物にはあまり不自由はなかったのではないかという予想があった)ボクは、「戦時栄養失調症」ということばを、軍医が書いた本の復刻で知った。
 日本兵は、どこでも「餓死」に近い状態で亡くなっているのだ。

 また『中日新聞』では、メレヨン島での陸軍の生還率を階級別に紹介している。将校67%、准士官77%、下士官36%、兵18%ということだが、日本では常に軍隊内の階級が絶対的なものとして支配していたので、結局亡くなるのは兵であった。

 沢地久枝さんがミッドウェー海戦について、日米両軍の戦死者について統計をとった(『実録ミッドウェー海戦』)が、それにも同じような傾向(つまり兵の死が圧倒的である)があった。ちなみに米軍は階級の別なく平等であったということだ。

 日本の兵のあとの4割はどうなのか。そのなかには「海没」がある。日本軍は補給を重視していなかったので、兵員や物資を運ぶ船の海上護衛をほとんどしていなかったので、アメリカ潜水艦にいいように攻撃され、船もろともにたくさんの兵士が「海没」していった。とくにバシー海峡がひどかった。

 そして特攻隊。将来がある青年たちを、すでに敗戦が濃厚であった時期に死地に追いやるという無駄な作戦である。日本人青年を殺すための作戦であったといえよう。

 いずれにしても無謀な作戦で、多くの兵を殺した日本軍のリーダーたち。ニューギニアのポートモレスビー作戦や、牟田口廉也のインパール作戦など、あまりに無謀な、無駄な作戦が展開された。

 戦わずして亡くなった多くの日本兵たち。

 しかし、そうした無駄死にを強いた軍高官たちは、はたして責任をとったのか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平和があってこその人生

2015-07-27 08:29:34 | 日記
 毎日夕方、畑に行って、収穫と除草に汗を流す。

 昨日も、ボクの頭上をエーワックスが飛行する。1機570億円もする代物だ。航空自衛隊浜松基地には、これが4機配備されていて、浜松周辺の空を飛び回る。

 自衛隊員も、こういう武器をもって訓練していると、実際の戦闘で使ってみたいと思うのだろう。だが、使って欲しくはない。戦争というのは、いつでもどこでも殺戮と破壊である。

 世界各地で、そのほとんどがアメリカが仕組んでいるのだが、戦闘が繰り広げられている。アメリカは、自分の言うことをきかない国に、正規戦は挑まないが、様々な手段を使って内部対立を引き起こし、言うことを聞かない国の力をそぎ落とそうと日々動いている。

 その背後には、戦争によってカネ儲けをしている軍需産業がある。短期的な、そして無限大の利益を求める資本家たちがいる。彼らの利益のために犠牲になるのが、庶民である。

 庶民は、戦争というのは、軍需産業とそれに連なる者たちの最大限利益追求の手段に他ならない、という確信を持つべきだ。

 平和あってこその庶民の生活である。

 選挙があるとき、ボクたちは好戦的な自由民主党という政党、そして「平和の党」といいながら戦争に協力する公明党には、ぜったいに投票しないように、働きかける必要がある。彼らはカネと独善的な宗教的利益の追求のために、政治活動を行っているのだ。

 平和に敵対する政党の人間を、政治家にしてはならない。

http://wpb.shueisha.co.jp/2015/07/27/51125/
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「いちごの王様からのメッセージ」

2015-07-27 08:14:05 | その他
サンリオの王様からのメッセージは、熱い。

http://www.sanrio.co.jp/strawberrymsg/message201508/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする