今日、第二日目の講座が終わった。世界史的視野から16世紀からの日本の歴史を振り返るというもので、今日は17世紀から18世紀前半を扱った。レジメはA4で 8頁、レジメは基本的に備忘録として作成したもので、話はプレゼンテーションで行った。スライドの枚数は、68枚である。これで2時間話した。会場はほぼ一杯、雨が強く降っていたのに、前回とほぼ同じくらいの参加者であった。話の内容は、第一部で江戸幕府がヨーロッパ諸国に対していかに毅然としていたかを話し、第二部で国家主権体制の成立、啓蒙思想などについて話した。
今度は9月。少し余裕ができたので、先日届いた『思想』7月号を読みはじめた。最初の「思想の言葉」、酒井直樹の「パックスアメリカーナの終焉とひきこもりの国民主義」は刺激的であった。
戦後日本社会に「帝国意識」が何故に存在しているかを、パックスアメリカーナの観点から解き明かしている箇所に新鮮さを覚えた。8月に熊本で話さなければならないが、そのテーマに関係しているので購入しまた読んでよかった。酒井の著書『希望と憲法』(以文社)を刊行されたときに買ってあったのを思いだして書棚からもってきた。これも読もうと思う。
思考におけるオリジナリティを出すためには、関連する文献をたくさん読みこなさなければならない。そうでないと、自分のオリジナリティだと思ったことがすでに論じられているということもあるからだ。
講座の次のテーマは、いよいよ18世紀後半から19世紀。維新変革までを扱う。世界情勢から近代日本史を捉えるという、ボクにとってもはじめての経験である。これからがたいへんだ。あと4回。最後は戦後日本史を扱う。
この講座の基調は、アベ政治との対決である。今日も、幕府の毅然とした対応を示しながら、属国日本の惨めな姿を浮き彫りにしたつもりである。
今度は9月。少し余裕ができたので、先日届いた『思想』7月号を読みはじめた。最初の「思想の言葉」、酒井直樹の「パックスアメリカーナの終焉とひきこもりの国民主義」は刺激的であった。
戦後日本社会に「帝国意識」が何故に存在しているかを、パックスアメリカーナの観点から解き明かしている箇所に新鮮さを覚えた。8月に熊本で話さなければならないが、そのテーマに関係しているので購入しまた読んでよかった。酒井の著書『希望と憲法』(以文社)を刊行されたときに買ってあったのを思いだして書棚からもってきた。これも読もうと思う。
思考におけるオリジナリティを出すためには、関連する文献をたくさん読みこなさなければならない。そうでないと、自分のオリジナリティだと思ったことがすでに論じられているということもあるからだ。
講座の次のテーマは、いよいよ18世紀後半から19世紀。維新変革までを扱う。世界情勢から近代日本史を捉えるという、ボクにとってもはじめての経験である。これからがたいへんだ。あと4回。最後は戦後日本史を扱う。
この講座の基調は、アベ政治との対決である。今日も、幕府の毅然とした対応を示しながら、属国日本の惨めな姿を浮き彫りにしたつもりである。