Aという軍隊とBという軍隊が戦闘を行っている。たとえば、そのBという軍隊に対して日本の自衛隊が武器を輸送してあげれば、Aにとって自衛隊は、当然「敵」となる。Aは自衛隊に攻撃をするのは当たり前。
かくて日本は「交戦国」となる。『東京新聞』記事。
安保法案 「他国軍の武器輸送は可能」 防衛相「排除規定なし」
7月29日 夕刊
中谷元・防衛相は二十九日午前の安全保障関連法案に関する参院特別委員会で、他国軍の戦闘に対する支援を拡大する重要影響事態法案と国際平和支援法案について「武器の輸送を除外する規定はない」と述べ、自衛隊による他国軍の武器輸送も可能とすることを認めた。武器輸送はテロ対策特別措置法では禁じられ、イラク特措法では実施要領で禁止されていた。
中谷氏は、両法案で同様に解禁する弾薬の提供に関し、ロケット弾や戦車砲弾の提供も「排除している規定はない」と述べた。安倍晋三首相は「戦闘現場とならない地域で行う」と強調した。共産党の小池晃氏は「世界の誰が見ても他国の武力行使と一体だ。敵国からみれば日本も交戦国だ」と批判した。
首相は、集団的自衛権に基づき中東・ホルムズ海峡で戦時の機雷掃海を行うために自衛隊を派遣する際は「基本的には国会に事前承認を求めることになる」と述べた。公明党の西田実仁氏の質問に答えた。
ホルムズ海峡が封鎖された経済的理由による集団的自衛権の行使には公明党内に慎重論が強いことから、首相は国会に事前承認を求める考えをあらかじめ示して理解を求めた。安保法案は、集団的自衛権に基づき自衛隊が防衛出動する際、原則として国会の事前承認を義務付け、緊急の場合は事後承認も認めている。
かくて日本は「交戦国」となる。『東京新聞』記事。
安保法案 「他国軍の武器輸送は可能」 防衛相「排除規定なし」
7月29日 夕刊
中谷元・防衛相は二十九日午前の安全保障関連法案に関する参院特別委員会で、他国軍の戦闘に対する支援を拡大する重要影響事態法案と国際平和支援法案について「武器の輸送を除外する規定はない」と述べ、自衛隊による他国軍の武器輸送も可能とすることを認めた。武器輸送はテロ対策特別措置法では禁じられ、イラク特措法では実施要領で禁止されていた。
中谷氏は、両法案で同様に解禁する弾薬の提供に関し、ロケット弾や戦車砲弾の提供も「排除している規定はない」と述べた。安倍晋三首相は「戦闘現場とならない地域で行う」と強調した。共産党の小池晃氏は「世界の誰が見ても他国の武力行使と一体だ。敵国からみれば日本も交戦国だ」と批判した。
首相は、集団的自衛権に基づき中東・ホルムズ海峡で戦時の機雷掃海を行うために自衛隊を派遣する際は「基本的には国会に事前承認を求めることになる」と述べた。公明党の西田実仁氏の質問に答えた。
ホルムズ海峡が封鎖された経済的理由による集団的自衛権の行使には公明党内に慎重論が強いことから、首相は国会に事前承認を求める考えをあらかじめ示して理解を求めた。安保法案は、集団的自衛権に基づき自衛隊が防衛出動する際、原則として国会の事前承認を義務付け、緊急の場合は事後承認も認めている。