今、ギリシャの財政危機の問題が騒がれている。ボクの意見は、ドイツはEUをつくり、ユーロをつくりだすことによって、大もうけしているのだから、ギリシャを救うのは当たり前で、ギリシャの借金を「返さなくてもいい」という状況にすべきだというものだ。
今、日本の一般会計も「赤字」だとされているが、みられるように、安倍政権は始末・節約をしているそぶりは全くみられない。そぶりどころか、公共事業や外国への支援金・・・・つかいにつかっている。これが「赤字」で苦しんでいる国かと思う。いや彼は、安倍政権はまったく苦しんでいないのだ。それはなぜか、彼らの“作戦”なのだから。
ボクには、1980年代の自治体の資料を読み込みながら、いろいろ見えてきたことがある。それは、政府や自治体の「赤字」は、新自由主義的な施策を展開し、政府が口では「地方分権」を叫びながら、本質的には地方自治体を政府の統制下に置くための手段としての“作戦”ではないかと思うようになった。新自由主義の考え方をもち、格差状態をより拡大したい金融資本を中心とした富裕者どもが、地方自治体をみずからの支配下に置くべく引き起こした「事態」であり、それをおどしにつかってさらに地方自治体を締め上げ、一方ではコスト削減(とくに社会保障関係、公務労働の賃金など)を推し進め、他方では企業への補助金を充実させ(企業の進出を図り、働く場を提供するという「美名」のもとに)、新自由主義的施策に奉仕する自治体づくりを進めているのだ。
その手で、自治体を牛耳ることができた彼らは、今度は国立大学への資金散布を徐々に減らしていって「金欠」状態にして、カネが欲しかったら俺たちの言うことを聞け、とばかりに、「日の丸・君が代」を押しつけ、文学部など人文系の学部学科はいらない、などと、これまた大学を自らの統制下におき、新自由主義に奉仕する大学にしようと画策しているのだ。
彼らのやり口は、ほぼ同じだ。まっ先に来るのが、「金欠」状態の創出である。国や地方自治体の「赤字」は、彼らの第一の作戦なのだ。
そしてその「赤字」で儲けるのは、国債や地方債を所有している金融資本や富裕者である。彼らにとって、株券よりも安全で、通常の貯金よりも利子が高いそれらは、安全な預け先なのだ。
かくてわが国は、新自由主義により利益を得る者どもの金城湯池になりつつある。TPPなどあらゆる施策が、その方向に向かっている。
今、日本の一般会計も「赤字」だとされているが、みられるように、安倍政権は始末・節約をしているそぶりは全くみられない。そぶりどころか、公共事業や外国への支援金・・・・つかいにつかっている。これが「赤字」で苦しんでいる国かと思う。いや彼は、安倍政権はまったく苦しんでいないのだ。それはなぜか、彼らの“作戦”なのだから。
ボクには、1980年代の自治体の資料を読み込みながら、いろいろ見えてきたことがある。それは、政府や自治体の「赤字」は、新自由主義的な施策を展開し、政府が口では「地方分権」を叫びながら、本質的には地方自治体を政府の統制下に置くための手段としての“作戦”ではないかと思うようになった。新自由主義の考え方をもち、格差状態をより拡大したい金融資本を中心とした富裕者どもが、地方自治体をみずからの支配下に置くべく引き起こした「事態」であり、それをおどしにつかってさらに地方自治体を締め上げ、一方ではコスト削減(とくに社会保障関係、公務労働の賃金など)を推し進め、他方では企業への補助金を充実させ(企業の進出を図り、働く場を提供するという「美名」のもとに)、新自由主義的施策に奉仕する自治体づくりを進めているのだ。
その手で、自治体を牛耳ることができた彼らは、今度は国立大学への資金散布を徐々に減らしていって「金欠」状態にして、カネが欲しかったら俺たちの言うことを聞け、とばかりに、「日の丸・君が代」を押しつけ、文学部など人文系の学部学科はいらない、などと、これまた大学を自らの統制下におき、新自由主義に奉仕する大学にしようと画策しているのだ。
彼らのやり口は、ほぼ同じだ。まっ先に来るのが、「金欠」状態の創出である。国や地方自治体の「赤字」は、彼らの第一の作戦なのだ。
そしてその「赤字」で儲けるのは、国債や地方債を所有している金融資本や富裕者である。彼らにとって、株券よりも安全で、通常の貯金よりも利子が高いそれらは、安全な預け先なのだ。
かくてわが国は、新自由主義により利益を得る者どもの金城湯池になりつつある。TPPなどあらゆる施策が、その方向に向かっている。