今日は静岡に車で行った。帰途、西の空に浮かぶ太陽を見ながら西進した。海からのしめった空気が流れてきていたためか、太陽からの強い光線が消され、太陽だけが薄曇りの空に浮かんでいた。その太陽の色は、橙とピンクの混ざったようで、左上が雲で消されていた。
この太陽は見覚えがあった。香月泰男の、シベリア抑留のことを描いた絵の太陽。
もちろん香月の絵にみられる空の色と同じではない。数年前、沼津の海岸で、少し暗くなった夕方、海と空の境界線がなくなったあのときの色、そのなかに香月の描く太陽が浮かんでいた。
この太陽は見覚えがあった。香月泰男の、シベリア抑留のことを描いた絵の太陽。
もちろん香月の絵にみられる空の色と同じではない。数年前、沼津の海岸で、少し暗くなった夕方、海と空の境界線がなくなったあのときの色、そのなかに香月の描く太陽が浮かんでいた。