ギリシャの国民投票に関する時事通信配信記事。
富裕者は賛成、そうでない者は反対。そういう性質の問題である。
国民投票、富裕層に衝撃=反緊縮派は譲歩期待―ギリシャ
19:53時事通信
【アテネ時事】緊縮財政策への賛否を問う国民投票から一夜明けた6日、ギリシャの首都アテネでは結果に対する失望と喜びの声が交錯している。富裕層を中心とする賛成派はユーロ圏離脱を警戒し、反対派はチプラス首相が欧州連合(EU)など債権団から緊縮策の緩和を獲得すると期待。投票を通じて鮮明になった国民の二極化を印象付けた。
医師のヤニス・スタブロブロスさん(60)は反緊縮派が圧勝した開票結果に「EUへの絶縁状だ。信頼関係は完全に失われた」と失望し、債権団が早期に支援を再開する望みは絶たれたと分析。企業幹部の60歳女性も「ユーロ離脱の確率は50%に高まった。そうなれば国民の多くの財産が失われる」と顔を曇らせた。
一方、反対票を投じたフリー記者のアガラナチス・フォティスさん(54)は「EUが脅しているだけだ」と高まるユーロ離脱懸念を否定し、首相が交渉で有利な条件を引き出すと予想。弁護士のパナヨリス・パパドクモスさん(59)は「緊縮策の5年間で人々の暮らしは困窮した。当然の結果だ」と有権者の判断を評価した。
富裕者は賛成、そうでない者は反対。そういう性質の問題である。
国民投票、富裕層に衝撃=反緊縮派は譲歩期待―ギリシャ
19:53時事通信
【アテネ時事】緊縮財政策への賛否を問う国民投票から一夜明けた6日、ギリシャの首都アテネでは結果に対する失望と喜びの声が交錯している。富裕層を中心とする賛成派はユーロ圏離脱を警戒し、反対派はチプラス首相が欧州連合(EU)など債権団から緊縮策の緩和を獲得すると期待。投票を通じて鮮明になった国民の二極化を印象付けた。
医師のヤニス・スタブロブロスさん(60)は反緊縮派が圧勝した開票結果に「EUへの絶縁状だ。信頼関係は完全に失われた」と失望し、債権団が早期に支援を再開する望みは絶たれたと分析。企業幹部の60歳女性も「ユーロ離脱の確率は50%に高まった。そうなれば国民の多くの財産が失われる」と顔を曇らせた。
一方、反対票を投じたフリー記者のアガラナチス・フォティスさん(54)は「EUが脅しているだけだ」と高まるユーロ離脱懸念を否定し、首相が交渉で有利な条件を引き出すと予想。弁護士のパナヨリス・パパドクモスさん(59)は「緊縮策の5年間で人々の暮らしは困窮した。当然の結果だ」と有権者の判断を評価した。