猛暑が続いているが、ボクはほぼ毎日夕方5時頃から畑に行く。収穫と除草。終わりは7時頃になる。毎日、毎日、西の空に夕焼けを見る。美しい、といつも思う。自らの生に疑問を持った思春期、あまりに美しい夕焼けをみて、生まれてきてよかったと思ったこともある。
夕焼けが空を赤くする頃、同じように農作業に励む人々が、手を休めて「懇談」する。病気の話が多い。まわりで農作業をしているのはすべて女性であるが、その旦那さん、一人は病院通い、あと二人は入院中。病名は癌。もうひとりの女性は、認知症になった母の面倒を見るのがたいへんだと話す。農作業をしていると考えなくて済むからという。確かに農作業中は「無心」である。
ボクだけが、そういう困難を抱えていない。
今年の夏は、熊本に行く。熊本で30分間話す。その要旨を今日送った。そのあと、平戸を回るつもりだ。九州はすでに見るべき所は見た。昨年は水俣、唐津、名護屋城、そして伊藤野枝の生家に行った。
今年は熊本2泊、平戸1泊。熊本には1999年にも行ったことがある。あれからもう16年もたったが、16年前は研究集会に参加しただけで、観光はいっさいしなかった。今年は前泊するので、熊本県立美術館くらいには行こうと思う。そういえば熊本には、20代の頃、行ったことがある。確か熊本城をみた。
今日は『現代思想』8月号が届いた。特集は「戦後70年」。読むべき本が次々と届く。昨日は、原朗『日清・日露戦争をどう見るか』(NHK新書)、保阪正康『戦場体験者沈黙の記録』(筑摩書房)、中野晃一『右傾化する日本』(岩波新書)など。原朗は近現代日本経済史研究のひとであるにもかかわらず、本書はなかなか読ませる。ボクの視点とよく似ているので驚いている。
夕焼けが空を赤くする頃、同じように農作業に励む人々が、手を休めて「懇談」する。病気の話が多い。まわりで農作業をしているのはすべて女性であるが、その旦那さん、一人は病院通い、あと二人は入院中。病名は癌。もうひとりの女性は、認知症になった母の面倒を見るのがたいへんだと話す。農作業をしていると考えなくて済むからという。確かに農作業中は「無心」である。
ボクだけが、そういう困難を抱えていない。
今年の夏は、熊本に行く。熊本で30分間話す。その要旨を今日送った。そのあと、平戸を回るつもりだ。九州はすでに見るべき所は見た。昨年は水俣、唐津、名護屋城、そして伊藤野枝の生家に行った。
今年は熊本2泊、平戸1泊。熊本には1999年にも行ったことがある。あれからもう16年もたったが、16年前は研究集会に参加しただけで、観光はいっさいしなかった。今年は前泊するので、熊本県立美術館くらいには行こうと思う。そういえば熊本には、20代の頃、行ったことがある。確か熊本城をみた。
今日は『現代思想』8月号が届いた。特集は「戦後70年」。読むべき本が次々と届く。昨日は、原朗『日清・日露戦争をどう見るか』(NHK新書)、保阪正康『戦場体験者沈黙の記録』(筑摩書房)、中野晃一『右傾化する日本』(岩波新書)など。原朗は近現代日本経済史研究のひとであるにもかかわらず、本書はなかなか読ませる。ボクの視点とよく似ているので驚いている。