浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

沖縄戦のトラウマ

2016-06-22 23:46:22 | その他
 荻上チキのSession22、今日の特集は沖縄戦体験者のトラウマであった。トラウマをもった高齢者の治療に当たった蟻塚亮二さんのインタビューであった。

 戦後70年以上経過しても、激戦の記憶が心や体によみがえる。そのよみがえった記憶は、心と体の奥底から痛みをよび起こす。聞いていて、その事実の重さに圧倒された。

 蟻塚さんは大月書店から、『沖縄戦と心の傷: トラウマ診療の現場から』という本を出している。読まなければならないと思った。

 Amazonのこの本の評価をみたら、5。その評価に書かれていた文も、重い文だった。

 以前、NHKがETV特集で、この問題をとりあげていたが、今一度この問題を凝視しなければならないと思った。

 蟻塚さんが話しているビデオは、下記のサイトにある。

http://jp.vice.com/others/okinawa-2015-episode-7

 6月23日は、沖縄慰霊の日。沖縄に思いをはせる日である。
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右派革命をめざす安倍政権

2016-06-22 22:36:22 | その他
 右派宗教勢力と共に、日本で革命を起こそうとしている人々。その目的は、日本国憲法の三原則、国民主権、基本邸人権の尊重、平和主義、これをなくすこと、これが目的なのだと公然と話している。

 このサイト。「明治憲法復元」をめざすもと生長の家の信者たちが中心となっている「日本会議」に関係している政治家が、本音を公然と話している。

http://matome.naver.jp/odai/2146647747327851701
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「報ステ」での出来事

2016-06-22 21:40:01 | その他
 見ていないので知らなかった。

 http://lite-ra.com/2016/06/post-2359.html
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中江兆民(1)

2016-06-22 19:46:41 | その他
 今日、福沢諭吉について話した。来月は、中江兆民である。ひたすら兆民が書いた文を読み進んでいるが、現在の日本に対する警句となる内容が多い。

 今日は、「政党の論」について記す。

 兆民は、政党を「自然の党派」と「私意の党派」にわける。

 「自然の党派」は、真理を「捜索」する党派である。

 自然の党派は其の目的とする所は党派を重んずるにあらずして真理を重んずるにあり、すでに真理を重んずるときはいやしくも一朝己の党派中非なる所ありて、他人党中是なる所あるを覚るときは、幡然志を改めてこれに従ふて少も心に解する所なし。

 それでは、「私意の党派」は、

 其の目的とする所は真理を求むるにあらずして己の私欲をたくましくするにあり。

 である。

 現今日本の政党党派は、残念ながら、「私意の党派」が多い。議員や首長も、「己の私欲」を求める者が多い。我が国の政治状況は、明治の時も今も同様のようである。
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参議院選挙

2016-06-22 08:30:40 | その他
 荻生徂徠は、「見聞広く事実に行きわたり候を学問と申す事に候故、学問は歴史に極まり候事に候」(荻生徂徠『徂徠先生答問書』)といっている。

 いかなる状況に際会しても、学問的な背景、とくに歴史的認識をもった判断が求められる。

 さて、今回の選挙の争点は、当然の如く、憲法問題である。何度も書いてきたが、神社本庁他、戦前の近代日本国家に郷愁をいだく者どもが、安倍自民党と一緒になって、さらに宗教政党・公明党も巻き込んで、戦前の近代日本国家を復活させようと企んでいる。

 戦前の近代日本国家は、大日本帝国憲法や教育勅語のもと、侵略や植民地支配をその構造に組み込んでいた、野蛮な国家であった。安倍自身もその近代国家の中枢にいた岸信介の孫として、「明治憲法復元」をめざしているのだろう。

 私は、もちろん戦前の近代日本国家を「復元」させてはならない、という立場である。

 しかし、そうした企みを知ってか知らずか、安倍政権や自民党への支持が多いようだ。その原因は、メディアが真実を報じていないからである。また、様々な報道機関では、司会に安倍政権の支持者、たとえば古市憲寿、橋本五郎らをあて、安倍に都合のいいことを発言させるといったことが行われている。

 安倍政権は、メディアの操作によって、メディアを味方につけている。テレビはすべてその軍門に降った。新聞も大方そうなっている。

 真実は、自由民権運動の時のように、人々の前に出て口で話していくししかなくなっている。手段としては多勢に対して圧倒的な無勢である。しかし、方法がそれしかないとしたら、やるしかないだろう。

 http://lite-ra.com/2016/06/post-2358.html
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仏教界

2016-06-22 07:50:06 | その他
 一昨日の『東京新聞』の「特報」欄は、Amazonが始めたサービス、お坊さんを派遣する事業についてであった。年忌の法要などに、Amazonを介して坊さんを派遣してもらうシステムである。

 これを読むと、東京都内で営まれた3回忌法要に派遣されたお坊さんの費用は、税込み35000円であった。そのシステムを運用している「みんれび」という会社の手数料は差し引かれるが、お坊さんにはおそらく3万円ほどのお金が入るのだろう。

 私の先祖の墓がある寺院のそれは、おそらく10万円を簡単に超える。食事や引き出物をお坊さんに出さなかったら、さらに金額は高くなる。寺院から、その金額は提示される。

 さて、Amazonのその事業に対して、全日本仏教会からは批判がなされている。「布施はサービスの対価ではない。宗教をビジネス化している」というものだ。

 しかし私は、寺院こそ、「サービスの対価」として布施を受け取っているのではないかと思う。それも高額の。

 宗教法人が無税だというのは、布施の金額が寺院から提示するものではなく、布施が施主の「お気持ち」であること、すなわち布施の額は寺院では提示しない、施主が決める者だからというのが理由だそうだ。

 だが現在では、その布施の額は、寺院の側が提示してくる。そこで私は、以下のメールを全日本仏教会に送った。

全日本仏教会 さま

 『東京新聞』の「こちら特報部」の記事を読みました。記事中、「仏教界では古来「お気持ち」だった布施」という文がありました。しかし私は、子どもの頃から常に高額の金額を提示する寺の姿を見ています。現在でも、彼岸などの読経でも「時節柄回向料は4500円をお願いします」というはがきがきます。

 記事中、貴会のアマゾンに対する主張として、「布施はサービスの対価ではない。宗教をビジネス化している」とありますが、私の経験では、貴会がそういう主張をする資格はないと思います。寺院こそが、読経などを「サービス」とし、「ビジネス化」してきたと思っております。

 今後のことを考え、離壇を真剣に考えております。貴会では「内部改革」への動きもあるようですが、早急に実施しないと、寺院、ならびに仏教からの離脱は加速化していくでしょう。葬儀についても、神葬祭への転換が増えております。
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