浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

舛添都知事の叫び、「やめさせないで!」

2016-06-13 21:07:29 | その他
 舛添都知事の答弁を読むと、要するに「ヤメさせないで!」につきる。具体的説明も全くなく、ただ給与を全額カットするから許して、という一点。このひと、大人ではないね。人格的に未発達のまま現在に至っている。

 舛添都知事には、もうあとがない。このまま都知事を辞めたら、政治家としてだけではなく、評論家としても、カネを得られるような仕事にはおそらくつけない。
 ここでとにかく留任を獲得して、そして何とか仕事をして政治生命がまったく絶たれないようにしたい。

 セコい都知事の今日の対応は、今後のカネの入り方を一生懸命心配している。カネが入ってこなくなることに対する恐怖。それが具体的説明なしの哀願に示されている。

 東京都民は、こういう人物を都知事にした責任を感じるべき。

 舛添さん、政治資金で購入した絵画をどこかに寄付する、ということは言わないんだね。セコいまま。
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やっぱり携帯電話は危険!

2016-06-13 20:50:22 | その他
 携帯電話の電磁波が脳に悪影響を与えるかどうか、今まで論争があったが、決着がついたようだ。電磁波により脳腫瘍が発生するという実験結果が出たという。

 ボクも電磁波については注意していて、できるだけ電磁波に接することがないようにしている。

 その研究結果は、以下で読むことができる。

http://blogs.shiminkagaku.org/shiminkagaku/2016/06/post-115.html
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憲法学者・樋口陽一さんのインタビュー

2016-06-13 09:17:26 | その他
 『日刊ゲンダイ』のHPに、憲法学者樋口陽一さんのインタビュー記事が載せられている。読むべし、である。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183163
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吉永小百合のメッセージ

2016-06-13 09:12:49 | その他
 吉永小百合さんが、大坂の集会へメッセージを寄せたという記事を読んだ。

http://www.asahi.com/articles/ASJ6D5G6PJ6DPPTB005.html?iref=comtop_8_06

今、私達はしっかり考えて行動しなければいけない時です。

 戦争をする国になってはいけない。憲法9条を守って、武器ではなく対話で平和な世界を作っていきたい。私は強くそう思います。

 初めて選挙権を持つ十代の皆さんもぜひ投票して、あなた達の思いを考えを一票に託して下さい。

      吉永小百合


 吉永さんの思いが簡潔な文に表現されている。

 
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外国からのニュース

2016-06-13 08:50:08 | その他
 「リビアで「イスラム国」支配の都市を暫定政府が制圧」というニュースを見た。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2796259.html?from_newsr

 この混乱は、いったい誰がつくりだしたのか。欧米にとって気にくわないカダフィ政権が倒された後の混乱がつくりだしたものだ。

 そしてフロリダでの銃乱射事件。犯行声明が、「イスラム国」関係から出されたという。この事件の要因は、アメリカやイギリスが、イラクフセイン政権を倒したところに始まる。

 内政不干渉は、国際関係のイロハであったはずだ。しかしそれが公然と無視され、世界の秩序が破壊されていった。そのなかで、「死の商人」がカネもうけに奔走する。

 そしてその影で、多くの人が突然の死を迎える。

 混乱をつくり出した者が「報復」されるのではなく、それと無関係の庶民が殺される。

 アメリカという国家の罪深さを、今更ながら認識させられる。


 アメリカオバマ政権は、中南米で様々な動きを、隠然と行っている。アメリカの言うことを聞かなくなった政権の一掃作戦だ。今、ブラジルにその矛先が向けられている。その後はベネズエラだ。

 全世界の支配確立に向けて、アメリカの非合法な公的組織が暗躍している。世界の混乱は、アメリカという国家がつくり出している。

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【本】稲垣えみ子『魂の退社』(東洋経済新報社)

2016-06-13 00:56:36 | その他
 ホントは、こういう本を読んでいる暇はないんだけれども、読んじゃった。

 彼女が「報道ステーション」にコメンテーターとして出演していたとき、なかなかおもしろい人だと思い、この人の書いたものを読みたくなった。それで購入。

 新聞記者という者は、その会社の名刺を持っているから、いろいろなところに出没できる。本人の力ではなく、会社の力であることを認識できている記者は多くはない。今までに多くのメディア関係者とつきあってきたが、会社の名刺と関係なく、人間的な魅力のある人ととは、今もつきあっている。

 彼女も、朝日新聞社という大会社を辞めてから、いろいろなことに遭遇している。記者は、会社から携帯電話やパソコンを提供される。しかし退社するときは返還しなければならない。しかし携帯やパソコンは、今は必需品である。ネットにもつながっていなければならない。

 ところが、彼女もそうだが、返還後は自分自身がそれらを準備しなければならない。そこでいろいろ困ることが起きてくる。彼女の本にはパソコンのことは記されていなかったが、パソコンだってきっと大変だっただろう。
 実はボクも、某新聞社を退職した方からの、パソコンのあれこれについての問い合わせに応じている。こんなことも知らなかったのかと驚くことしきりである。

 ボクらは、職場でワープロ専用機やパソコンが必需品になっても、職場からは提供されず、すべて自分自身のカネで購入し、扱い方を学んできた。ボクがやめるときに、はじめて全員に支給されることとなった。もちろんボクは、その研修会には参加しなかった。もうつかわないのだから、学ぶ必要はない。しかし、よくもまあ、必需品となってからホントに長期間、パソコンを提供しないで働かせてきたものだと、怒りを覚える。
 だがおかげで、ワープロも表計算も、ネットも一応すべてできる。無線LANにしたときもすべて自分でセットしたりした。もう教えてもらうようなことはないだろう。

 携帯電話も、ボクは使い始めて20年になる。20年前は、まだ持っていない人が多かった。それもすべて自分のカネで購入した。購入のきっかけは、戦後補償裁判を開始することとなり、弁護士との連絡に必要となったからだ。自分のためではなかった。

 この本を読んでいて、会社に対する彼女の関わり方あるいは見方を、ボクは醒めた目で読んだ。彼女の上昇志向についてである。非難するわけではなく、そうだろうなと思っただけだ。昇進や人事を気にし、給与を気にしながら記者生活をしてきたというのだが、多くの「会社人間」はきっとそういう気持ちを持つのだろう。
 ボクは「御用組合」ではない組合に入っていたから、最初から昇進なんか考えなかった。その組合に入っていると、ぜったいに管理職にはならない。それにストライキなんかをやっていたから、それによる処分で同期の者より給与は低くされていた。喰っていけるだけのカネがあればいいよ、という開き直りの気持ちをいつも持っていた。だから言いたいことを言い、やりたいことをやってきた。同僚の意見や要求を代弁したり、職場の外でいろいろな運動にも関わってきた。
 だから、彼女の会社に対する複雑な気持ちは理解はできるが、しかしその認識は遅いと思うのである。

 彼女は自らの退職で生活が大きく変わったようだ。それが記されている。あのアフロの髪型で、モテ期を迎えたとか、独り身のおばちゃんらと仲良くなったとか・・・そしてカネが入らなくなったとか・・・住居も変わったし・・

 しかしボクは退職前と退職後と、あまり変わらない。確かに収入は大きく減った。服は買わないし、必要なのは食費、光熱費、そして書籍代。つかうのはこれだけ。だから収入が減ってもどうってことはない。それに退職の数年前から農業を始めたし、住居も一緒で近所のおばさんたちともよく話していたから。
 退職後は、要するにボクにとっては拘束される時間がほとんどなくなったこと、つまり自由がいっぱいになったということで、とにかくうれしい限り。もう二度と拘束されるもんか、と思う。

 ボクも早期退職だったから、稲垣えみ子氏が書いている内容と、自分の場合とを比較しながら読み進めた。彼女は会社勤めの間は「自立」からほど遠いところにいて、退職して「自立」に直面した。
 しかしボクは、ずっと自立してきた。生活的にも、経済的にも、社会的にも・・・

 共通しているのは、やめたことで「希望」に燃えていることだ。自ら生きる時間が拘束されないということのすばらしさを知ったということ。自分の人生を自立的に切り開いていけるという自覚が生じたこと。

 読んで損する本ではないことは確かである。

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