浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

国鉄解体とマスコミ

2017-04-14 14:18:47 | その他
 『週刊金曜日』に「労働者・組合攻撃に加担し扇動したマスメディア」という記事があった。私はこの記事を読み、そうだったと改めて怒りを感じた。

 「国鉄の赤字」、これは実は虚言であるのだが、あたかも赤字が巨額に昇り、その原因が労働者への「ヤミ手当」などが原因であるかのように、メディアは国鉄労働者のことを、あることないことを書きたてた。

 人々が眠りについている時、国鉄労働者は、冬は寒風にさらされ、夏は猛暑の中、保線のための労働にいそしんでいた。労働組合は、そうした深夜の労働が終わった時に、勤務時間内にシャワーを浴びることができるように要求した。それは実現した。ところがマスメディアは、それがあたかも不当であるかのように書きたてた。私は、知り合いの国鉄労働者に居直って闘うべきだ、と言った。ところが、メディアはスクラムを組んで、国鉄労働者とその組合を攻撃し続けた。その攻撃に、私は腹が立って、腹が立って仕方が無かったことを思い出す。

 『週刊金曜日』に、その攻撃を行った新聞メディアが記されていた。『読売』、『産経』、『朝日』、そして『毎日』。主要メディアが、攻撃を続けた。その頃私は『朝日』を購読していたから、その『朝日』に対して、憤っていたことを思い出す。『朝日』は良識ぶっているが、実は要所要所では驚くべきことを書いていた。いずれそれらを紹介したいが、『朝日』記者は、自社の過去を振り返るが良い。実際に働いている労働者のことなんか知らないくせに、権力からの情報をもとに、権力の高みから労働者(労働組合)を糾弾していたのだ。

 そしてNHK。第2次臨時行政調査会の土光敏夫会長は、美食で有名であった。にもかかわらず、あたかもめざしをおかずにして質素な食事をしているかのように嘘を報じた。「国鉄改革」、つまり分割民営化を円滑に進めるために、NHKにお願いしたというのだ。

 この記事を書いている山口正紀氏は、当時のメディアがいかなる報道をしていたのかを記している。

 第一に「赤字国鉄」キャンペーン。これは嘘であった。国鉄は莫大の資産を保有していた。第二に、労働者や組合を激しく攻撃した。第三に、国鉄の「分割民営化」が最善の策であるかのように報じた。しかしみてみるが良い、当初から予想されていたことであるが、北海道、四国などはたいへんな経営状況になっている。第四に、政府財界がなぜ「分割民営化」を推進したのか、その本当の狙いの隠蔽。

 その結果、安全は軽視され、国鉄の財産は山分けされ、北海道は経営の維持すら難しくなっている。

 この国鉄の民営化に関して、メディアは、政府財界と共犯関係にある。

 私は、許さない!



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする