「静岡県におけるハンセン病問題」について研究を始めている。その一環として、『日本らい史』を読んだ。この本は1993年に刊行されている。
基礎的な文献になるとは思うが、時の流れが行ったり来たりしたり、史資料をならべて解説するという記述で、初心者としてはそれなりに学ぶことはあったが、表面的な記述に終わっている。おそらく著者は、ハンセン病の問題性についての認識をあまり持っていないのであろう。記述が鋭角的ではない。
静岡県におけるハンセン病問題に関する語句・人名と言えば、神山復生病院、駿河療養所、飯野十造、そして明石海人、村越化石らがあげられる。
この『日本らい史』を読んでいていくつか学んだこと。
明治初期、浜松の普済寺に、起廃病院の分院が置かれていたこと、戦後、聖隷病院の創設者である長谷川保が国会議員時代、ハンセン病問題でいろいろ動いていること、これらを学ぶことができた。
私としては、ハンセン病者の生の軌跡をまず学びたいと思っている。
研究は始まったばかりであるが、被差別、在日コリアンなど差別に関する研究をしてきた私は、ハンセン病問題の研究をその集大成にしたいと思っている。
基礎的な文献になるとは思うが、時の流れが行ったり来たりしたり、史資料をならべて解説するという記述で、初心者としてはそれなりに学ぶことはあったが、表面的な記述に終わっている。おそらく著者は、ハンセン病の問題性についての認識をあまり持っていないのであろう。記述が鋭角的ではない。
静岡県におけるハンセン病問題に関する語句・人名と言えば、神山復生病院、駿河療養所、飯野十造、そして明石海人、村越化石らがあげられる。
この『日本らい史』を読んでいていくつか学んだこと。
明治初期、浜松の普済寺に、起廃病院の分院が置かれていたこと、戦後、聖隷病院の創設者である長谷川保が国会議員時代、ハンセン病問題でいろいろ動いていること、これらを学ぶことができた。
私としては、ハンセン病者の生の軌跡をまず学びたいと思っている。
研究は始まったばかりであるが、被差別、在日コリアンなど差別に関する研究をしてきた私は、ハンセン病問題の研究をその集大成にしたいと思っている。