都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「池田光弘 - 宙を繋ぐ - 」 シュウゴアーツ
シュウゴアーツ(江東区清澄1-3-2 5階)
「池田光弘 - 宙を繋ぐ - 」
11/10-12/8
今年のVOCAでも印象深いものがあった池田光弘の個展です。その際に見せたような鋭く、またどこかシュールなモチーフは影を潜め、もっと雄大で静けさに満ちたまさに宇宙を思わせる世界が展開されています。
宇宙というイメージにぴったりなのが、奥の小部屋にて展示されている一枚のドローイングです。深淵に広がる闇を思わせる黒をベースに、紫や黄色の絵具が点々と、時にパッと散らされるようにして配されています。その一つ一つは光として浮かび上がる無数の星団なのかもしれません。微かに瞬く星たちが、膨張論さながらに外へ外へと向うかのようにしてうごめいています。また、粒のように群れる星にどこか儚さを感じるような作品でした。
その宇宙イメージを背景に、光の差し込む洞窟の入口で寄り添う二人の人間を描いた「untitled」(2007)も心にとまります。光が温かみをもって照る様子は、どこか夢の中で突如ぽっと映し出される懐かしい記憶の断片のようにも見えました。
明日までの開催です。(12/1)
「池田光弘 - 宙を繋ぐ - 」
11/10-12/8
今年のVOCAでも印象深いものがあった池田光弘の個展です。その際に見せたような鋭く、またどこかシュールなモチーフは影を潜め、もっと雄大で静けさに満ちたまさに宇宙を思わせる世界が展開されています。
宇宙というイメージにぴったりなのが、奥の小部屋にて展示されている一枚のドローイングです。深淵に広がる闇を思わせる黒をベースに、紫や黄色の絵具が点々と、時にパッと散らされるようにして配されています。その一つ一つは光として浮かび上がる無数の星団なのかもしれません。微かに瞬く星たちが、膨張論さながらに外へ外へと向うかのようにしてうごめいています。また、粒のように群れる星にどこか儚さを感じるような作品でした。
その宇宙イメージを背景に、光の差し込む洞窟の入口で寄り添う二人の人間を描いた「untitled」(2007)も心にとまります。光が温かみをもって照る様子は、どこか夢の中で突如ぽっと映し出される懐かしい記憶の断片のようにも見えました。
明日までの開催です。(12/1)
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