4月の予定と3月の記録 2008

今年の関東の桜は一気に満開となりましたが、その後の見頃は長く続いているようです。今週末も何とか楽しめるのではないでしょうか。毎月恒例の予定と振り返りです。

4月の予定

展覧会
「アートフェア東京」 東京国際フォーラム 展示ホール1(4/4-6)
「ルノワール+ルノワール展」 Bunkamura ザ・ミュージアム( - 5/6)
「シュルレアリスムと写真」 東京都写真美術館( - 5/6)
「ルオーとマティス」 松下電工汐留ミュージアム( - 5/11)
「宮島達男|Art in You」 水戸芸術館( - 5/11)
「ガレとジャポニスム」 サントリー美術館( - 5/11)
「中右コレクション 四大浮世絵師展」 大丸ミュージアム東京(4/24 - 5/12)
「いとも美しき西洋版画の世界」 埼玉県立近代美術館(4/5-5/18)
「絵師がいっぱい - お江戸の御用絵師と民間画工」 板橋区立美術館(4/5-5/18)
「生誕100年 東山魁夷展」 東京国立近代美術館( - 5/18)
「美術館設立60年記念 所蔵作品選3000分の175」 茨城県立近代美術館(4/19-5/25)
「柿右衛門と鍋島 - 肥前磁器の精華」 出光美術館(4/5 - 6/1)
「コレクション展 作品と作品の間に -4つの変奏」 目黒区美術館(4/17 - 6/8)
「モーリス・ド・ヴラマンク展」 損保ジャパン東郷青児美術館(4/19 - 6/29)

コンサート
未定


3月の記録

展覧会
「アーティスト・ファイル 2008」 国立新美術館
「国宝薬師寺展」(内覧会) 東京国立博物館
「アートは心のためにある:UBSアートコレクションより」 森美術館
「ウルビーノのヴィーナス」 国立西洋美術館
「戸栗美術館名品展 鍋島」 戸栗美術館
「VOCA展 2008」 上野の森美術館
「川瀬巴水 - 東京風景版画 - 」 江戸東京博物館
「コレクションの新地平 20世紀美術の息吹」 ブリヂストン美術館
「山寺 後藤美術館所蔵 『ヨーロッパ絵画名作展』」 大丸ミュージアム・東京
「茶碗の美 - 国宝 曜変天目と名物茶碗 - 」 静嘉堂文庫美術館
池田満寿夫展/清らかなるもの/project N 名知聡子」 東京オペラシティアートギャラリー
「わたしいまめまいしたわ」 東京国立近代美術館
「第27回 損保ジャパン美術財団 選抜奨励展」 損保ジャパン東郷青児美術館

ギャラリー
「ポール・ジョンソン展」 ミヅマアートギャラリー
「岩田壮平・阪本トクロウ」 いつき美術画廊
「大谷有花展」 GALLERY MoMo
「シンチカ」 オオタファインアーツ
「End of the tunnel」 「(marunouchi) HOUSE」
「横尾忠則 『ふたつめの壺/温泉主義』」 SCAI/西村画廊
「福居伸宏展 - ジャクスタポジション - 」 小山登美夫ギャラリー
「大西伸明 - 無明の輪郭 - 」 INAXギャラリー2
「石川結介 A Few Shields」 ラディウム
「ART ADVANCE ADACHI 2008」 シアター1010ギャラリー
「加藤泉 The Riverhead」 上野の森美術館ギャラリー
「7人の新人展」 ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート
「サラ・ジー展」 メゾンエルメス
「彦坂敏昭 『テサグリの図画』」 資生堂ギャラリー

コンサート
「東京都交響楽団第658回定期Aシリーズ」 ショスタコーヴィチ「交響曲第12番」他 デプリースト

早速ですが、今月下旬に水戸へ行ってきます。もちろん目当ては水戸芸の宮島展ですが、KINさんのご感想を拝見するとそれだけでは少し『足りない』気もするので、開館20周年にあわせてリニューアルオープンを迎えた茨城県美の名品展とセットにすることにしました。ともに、まだ一度も行ったことのない美術館なので楽しみです。

上に挙げた東山魁夷、柿右衛門と鍋島、ガレ等の大型展以外で注目したいのは、板橋の「絵師がいっぱい」と埼玉県美の「いとも美しき西洋版画の世界」です。江戸絵画にも強い板橋の展示が無料というのも嬉しいところですが、「日本美術講演会」と題した専門家による関連の講演会のラインナップがかなり充実しています。(詳細は公式HPにて。)また埼玉県美は、ファン待望の、15世紀から20世紀までの西洋版画全般の史的変遷を追う版画展です。同美術館ならではの好企画となること必至ではないでしょうか。これは期待したいです。

コンサートの予定が「未定」になってしまいましたが、もしかしたらメルクル+N響、それにミスター+読響の定期には行くかもしれません。また先月、感想を書きそびれてしまいましたが、常任指揮者としては最後となるデプリーストの都響定期を聴いてきました。モーツァルトの協奏曲はソリストの方が少し残念でしたが、メインのタコ12はデプリーストらしい、表情に変幻自在な、一種の映画音楽として楽しめる個性豊かな演奏に仕上がっていたと思います。タコファンの方には納得いかない面もあるかもしれませんが、最後までデプリーストのカラーを失わない良いコンサートでした。率直に申し上げると、この時点での彼の退任は残念です。

それでは今月も宜しくお願いします。
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