都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
美術手帖がリニューアル
一瞬、テレビ情報誌を装った少年誌かと思ってしまいました。創刊60周年を迎えた美術手帖のリニューアル新装刊です。内容は会田誠特集でした。
「美術手帖2008年5月号/美術出版社」
これまでこの雑誌自体をあまり購入したことがないので偉そうなことは申せませんが、まず見た目から一言で示せば、以前と比べて明らかに「薄く軽く」なっています。そもそも全体のページ数が200ページほどと1割程度減った上、紙そのものも薄くなったようなので当然かもしれませんが、これによって前に感じた「小さいのに重い」という印象は殆どなくなりました。(コストカットがはかられたのかもしれません。)また美術館、画廊の展示情報が、別冊子風になって分けられています。厳密に言うと完全に切り離されるようには出来ていませんが、(ここまでするなら簡単に切り離せるようにして欲しかったです。)この部分は改良点の一つとして挙げられます。また細かいことですが、文字のサイズも総じて若干拡大されています。無精ながら、前は批評などを読もうとしても、その字の小ささに滅入ることがありましたが、今回はそうなりません。傾向としては、美術専門誌からさらに一般のアート情報誌の方へに近づいたとも言えるのではないでしょうか。広く浅くアートを楽しみたい私にとって、この雑誌に感じていた「取っ付きにくさ」が軽減したのは事実です。(ただしその分、コアなファンの方には、逆に読みものとして物足りなくなったかもしれません。)
豊富な図版と対談等も充実した会田誠特集は、思ったよりも読み応えがありました。詳細は誌面上にあたっていただきたいのですが、パラパラとめくったところ、会田誠が先輩の「芸術家」に絵を教わるという対談、「先生、僕に『絵画』を教えて下さい!」が一番楽しく読めます。
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リニューアルということで、最近、どのような企画でも良く「おまけ」として付く、いわゆるエコバックが付録として入っていました。少女がニコニコしながら「偽善かな?」と宣うのが会田風かもしれません。この辺はいつもながらに好感がもてます。
何はともあれ大変久しぶりに購入したので、これからじっくりと読んでみようと思います。ちなみに定価は1800円でした。
*関連情報
「美術手帖リニューアル記念 会田誠×野口孝仁トークショー」@青山ブックセンター本店(4/20 14:00~ 入場料500円)
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これまでこの雑誌自体をあまり購入したことがないので偉そうなことは申せませんが、まず見た目から一言で示せば、以前と比べて明らかに「薄く軽く」なっています。そもそも全体のページ数が200ページほどと1割程度減った上、紙そのものも薄くなったようなので当然かもしれませんが、これによって前に感じた「小さいのに重い」という印象は殆どなくなりました。(コストカットがはかられたのかもしれません。)また美術館、画廊の展示情報が、別冊子風になって分けられています。厳密に言うと完全に切り離されるようには出来ていませんが、(ここまでするなら簡単に切り離せるようにして欲しかったです。)この部分は改良点の一つとして挙げられます。また細かいことですが、文字のサイズも総じて若干拡大されています。無精ながら、前は批評などを読もうとしても、その字の小ささに滅入ることがありましたが、今回はそうなりません。傾向としては、美術専門誌からさらに一般のアート情報誌の方へに近づいたとも言えるのではないでしょうか。広く浅くアートを楽しみたい私にとって、この雑誌に感じていた「取っ付きにくさ」が軽減したのは事実です。(ただしその分、コアなファンの方には、逆に読みものとして物足りなくなったかもしれません。)
豊富な図版と対談等も充実した会田誠特集は、思ったよりも読み応えがありました。詳細は誌面上にあたっていただきたいのですが、パラパラとめくったところ、会田誠が先輩の「芸術家」に絵を教わるという対談、「先生、僕に『絵画』を教えて下さい!」が一番楽しく読めます。
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リニューアルということで、最近、どのような企画でも良く「おまけ」として付く、いわゆるエコバックが付録として入っていました。少女がニコニコしながら「偽善かな?」と宣うのが会田風かもしれません。この辺はいつもながらに好感がもてます。
何はともあれ大変久しぶりに購入したので、これからじっくりと読んでみようと思います。ちなみに定価は1800円でした。
*関連情報
「美術手帖リニューアル記念 会田誠×野口孝仁トークショー」@青山ブックセンター本店(4/20 14:00~ 入場料500円)
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