僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

トラツグミとミコアイサをパチリ!

2022-02-13 15:30:30 | 野鳥
 オミクロンが猛威と何年ぶりかの大雪で外に出れずストレスが溜まっていましたが、三連休の初日と中日は好天に恵まれ、やっと外へ出ることが出来ました。
野鳥は雪が積もると普段見られない鳥に出会うことがありますが、積雪が多すぎると逆に出が悪かったりしますし、雪が道を塞いで入れない場所が多くなるのが難点。

山本山周辺や早崎ビオトープ、野鳥センター前には大勢の野鳥撮影者や観察者が集まり、にぎわっていましたので人の来ないローカルテリトリーを一回り。
植え込みの蔭にトラツグミの姿が見えましたので、待っていたら出てきましたよ!今年の干支の虎にちなんだトラツグミ!



雪のある所ではエサがとれないでしょうから、雪のない所まで出てくるだろうの読みが当たりましたね。
植え込みの蔭に見え隠れするトラツグミが予想通り出てきたのは嬉しかったですよ。



枝が被らない場所まで出てきて!との願いが通じたのか少しづつ姿を現した。
見てる方はもうちょっと前へとか、向きを変えてとか勝手な事を言っていますが、当のトラツグミはエサを探すのに夢中です。



なんとか全身が見える所まで出てきてくれたので、今年初見のトラツグミに堪能させてもらいました。
おや?近くの植え込みには太ったトラツグミ?,...いや違いますよ。キジの♀です。



例年ならよく見かけたシロハラは姿を見せてくれず、場所を移動。
移動中に目の前に出てきてくれたのはジョウビタキの♂でした。



このジョウビタキは積雪のせいもあったのかほぼ警戒心がありませんでした。
大袈裟にいうと、もう少し手を伸ばせば触れられそうな距離にいても、すぐ横の枝に移る程度。



しばらくすると道路に降りてエサを食べ始める。
ジョウビタキは綺麗な小鳥ですが、食べてるのは虫かな?あまり美味しそうではないですね。



虫を飲み込んでホッと一息のジョウビタキ。
警戒心はほぼないんだけど、日陰に入って陽の当たる所にはあまり出てきてくれないのは習性でしょうか。



しばらく楽しませてもらったので、ではまたお会いしましょう!ということで水辺へ移動する。
おやおやミコアイサが近くに寄ってきてくれましたよ。



カモにはいろいろな姿をしている仲間がいますが、ミコアイサはかなり特殊な色合いのカモですね。
通称パンダカモと言われるだけあって、白い体に目の周りが黒く縁どられた愛嬌のあるカモさんです。



パンダもミコアイサも白ベースに黒が入って似た感じがしますが、正面顔を見ると目の周りの黒い縁は吊り上がっていて、垂れ目のパンダとは違いがあります。
とはいえ色合いからパンダのように見えてしまいますね。



水面にはカモが密集して休んでおり、気持ち悪いくらいです。
マガモ・コガモ・カルガモ・ヒドリガモ・ヒシクイといった面々でしたが、岸辺にいたオナガガモの夫婦をパチリ!



寒々とした風景を見ているとまだまだ冬が続くように思えますが、冬の野鳥を楽しめるのもあと少しになってきています。
2月の終盤にはウグイスの初鳴きが聞こえてくるでしょうし、初春の花や蝶も見られるようになってくるのでしょう。
季節を楽しみながら最後はシメで〆です。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コハクチョウをパチリ!

2021-11-20 18:55:55 | 野鳥
 琵琶湖の水位が今日現在で-0.67m低下していており、湖岸へ出ると岸辺近くは湖の底が剥き出しになっている場所もあります。
このまま水位が低下していくと-70cmで渇水対策本部が設置されて節水の呼び掛けが始まり、-90cmになると取水制限が実施される可能性があるとのこと。

琵琶湖の水位が観測史上最低になったのは1994年の-123cmで、この時は琵琶湖で潮干狩り(貝掘り)が出来たという伝説の年でした。
治水や利水対策が実施されているので深刻な水不足にはならないだろうとは思いますが、見慣れた琵琶湖の風景も少し感じが変わってきています。
例年と理がってコハクチョウも沖合にいることが多く、距離があり過ぎて観察がしにくいですね。



湖岸道路を走行していると、琵琶湖の岸辺からやや近いところにコハクチョウ数羽がいましたので湖畔に降りてみる。
3~4組のコハクチョウの家族を見ていると、第一陣・第二陣のコハクチョウ達が次々と飛んできます。
仲間のいる所がよく分かるなぁと思うと共に、飛んできた方向が南方向からだったので“一体どこに居たんだ?”と不思議にも思う。



湖北の空は冬になるとコハクチョウのグループやヒシクイの集団が交差するように行き交う姿が見られますが、今年は初めて見たな。
コォーコォーの声が聞こえてくると毎年のことながら嬉しくなりますね。



コハクチョウは湖上を旋回しながら琵琶湖へ着水。
どんどん着水するので、一気にコハクチョウの数が増えてきました。



既に湖面でエサ取りをしているコハクチョウの周囲にはヒドリガモやオオバンがおこぼれにあずかろうとひっついています。
首の長いコハクチョウでないと取れない水草が湖面に浮いてくるのを目ざとく拾います。



1羽だけ羽ばたきしてくれるのがいましたよ。
写真の精度は悪いけど、コハクチョウの羽ばたきする姿はほんと美しいですね。





羽ばたいてくれたのは1羽だけでしたが、見れただけでも満足でした。
この先、コハクチョウ達が田圃に上がるようになると、また楽しませてくれるはずです。



飛んでくるコハクチョウもひと段落すると、皆エサ取りに夢中になります。
お腹が膨れたらどこかでお昼寝タイムに入ることでしょう。



コハクチョウが離水する光景にも出会いたかったのですが、当分はお食事タイムでしょうからこれで引きあげる。
ガンカモ・猛禽・小鳥と湖北の冬が始まりましたね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョウビタキとノビタキをパチリ!~湖北で見られる野鳥たち~

2021-10-24 16:20:21 | 野鳥
 コハクチョウやヒシクイ・マガンなど冬鳥が湖北へ飛来し始めているとのことで、琵琶湖を眺めてもカモの姿が増えてきているのが実感できる季節となりました。
今の時期は移動中のノビタキと、冬の使者ことジョウビタキが同時に見られ、季節の変わり目を感じられるいい季節です。



ジョウビタキは今シーズン初見でしたが、3カ所で見かけたもののすぐに飛ばれ、4カ所目でやっと撮れました。
複数の場所でジョウビタキが見られるということは、それだけ数が入ってきているということになりますね。



ノビタキも少し数が減ってきたように思いますが、まだ姿を見ることが出来る田圃がありました。
とはいえ、もう移動していったノビタキの方が多いのかもしれません。



♀のノビタキは豆畑で一休みといった処です。
今年の秋のヒタキ科の鳥は縁がなくあっさりとシーズンが終わってしまいましたので、冬のヒタキには楽しませて欲しいですね。



少し前から猛禽の姿も見かけるようになってきています。
電柱バックのノスリですが、こいつは冬の間は飽きるほど出会えますので、またの出会いに期待。



電線のチョウゲンボウもチラホラと見かけます。
チョウゲンボウはハヤブサ科の鳥なのに、カラスにモビングをかけられて逃げ回っていましたよ。



最後は日向ぼっこ中のイタチをパチリ!
せっかくくつろいでいたのにお邪魔しました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コウノトリ6羽をパチリ!

2021-08-22 14:30:30 | 野鳥
 長く続いた雨で屋外を出歩くことも出来ずという休日が続きましたが、久しぶりに雨の降らない日曜日となりました。
山や川へ行きたかったものの、長雨で水量が増えたり地盤が緩んでいるかもしれませんので、安全な平地の田園地帯を一回りです。

国道から脇道に入ってすぐに見えてきたのはコウノトリ!しかも数が多い。
さっそく確認してみると数は6羽です。6羽が並んで畦道で休憩中といった感じでしょうか。



コウノトリを最初に見たのは2012年の3月で、その頃から滋賀県でコウノトリが観察されることが多くなり、現在では身近に観察される野鳥になってきています。
湖北に飛来し始めた初期の頃には大勢のカメラマンが集まった時代もありましたが、今では田園風景に解け込むかのように姿を見る機会が多くなっています。



湖北ではコウノトリが集団で居る様子も何度か観察されており、当方は最大で8羽が居るのを見た事はあるものの、さらに多くのコウノトリが確認された事があるようです。
大げさに言うと、湖北では田圃を探せばコウノトリが居る。まるで冬の田圃のコハクチョウのようだなぁと感じてしまう始末。



足環のあるコウノトリとないコウノトリがいましたが、コウノトリ・ファンの方々が全て把握されているでしょうから、調べるのは止めておきます。
コウノトリの足環には生まれや性別、両親などの情報が確認できるようになっており、個別の愛称を持っているのもいるようです。



コウノトリは見ている間に畦道の右側と左側に、まず4羽と2羽に分かれました。
車の中から見ている限りは警戒心はあまりなく、通り過ぎる車のエンジン音にも無反応ですので、この地域が安全な場所だと分かっているのでしょう。





畔道の左側には2羽が寄り添うように立っています。
同じ姿にしか見えませんが、それぞれ愛称があって移動先まで網羅されているのは足環のおかげですね。





そうこうしている間に、左側は3羽になる。
集団が少しバラけてきたようです。



畔の右側の3羽はどうなったかというと、田圃に降りて稲穂を嘴で突きだしました。
コウノトリが米を食べるの?と不思議に思って見ていると、どうやら驚いて飛び出した昆虫を捕まえているようでした。
なかなか賢いやつだと感心しましたが、虫たちが生息しているのも農薬漬けの田圃ではない証なのでしょう。



久しぶりの田圃巡回で驚いたのは、稲の生育でした。
もうすっかり黄金に色づいてきており、月が明けたら稲刈りが始まり、稲刈り機の後を追うアマサギの姿を見ることが出来そうです。

それと、セミの種類も変わってきており、今聞こえてくるセミの声の大半はツクツクボウシに変わっています。
ツクツクボウシが鳴くようになると秋の始まり。ツクツクボウシの声が消えると秋の渡り鳥や冬の野鳥がどっと入ってくるかも?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴイサギとホシゴイをパチリ!

2021-07-11 12:38:38 | 野鳥
 鬱陶しい天気が続いた梅雨の季節もいよいよ来週には梅雨明けして、夏本番になりそうです。
外では少し前からニイニイゼミの声が聞こえていましたが、今はクマゼミやアブラゼミのうるさいくらいの鳴き声にかき消されるようになりました。

どうやらセミにも鳴き出す順番があるようで、にぎやかな夏を経てツクツクボウシの声しか聞こえなくなるといよいよ初秋の季節が始まりを迎えます。
その頃になれば秋の渡りや移動の野鳥や気の早い冬鳥の到着などの野鳥シーズンが始まりますが、夏だからといって野鳥に会えないわけではないのが、湖北の野鳥の面白い所。



久しぶりに湖北の琵琶湖近くを探鳥して確認できたのは23種。珍しいのはいないのでゴイサギとホシゴイをパチリ!
川沿いを行くと、カルガモの子供はすっかり大きくなって親鳥と見分けが付きにくくなっていましたし、カンムリカイツブリやカイツブリはまだ抱卵中。
空を見上げると1羽のミサゴが琵琶湖に狩りに出かけ、川岸の茂みからはカワセミが飛び出す。



ゴイサギは湖北では、5月初旬にやってきて秋まで姿を見かける野鳥で、冬の野鳥の便りが聞こえる前にいなくなります。
地域によっては越冬するゴイサギもいるようですが、湖北の冬では稀に見かけることがあるだけです。

ゴイサギは幼鳥の頃と成鳥の頃で呼び名が変わる鳥で、幼鳥期は褐色の羽毛に入った斑点が星のように見えることから「ホシゴイ」の別名を持ちます。
目の色も成鳥が赤いのに対して、ホシゴイは黄味の強い虹彩なのも不思議です。下はホシゴイからゴイサギに羽毛が変わりつつある個体。



もっとホシゴイの特徴が強いのは下のやつで、嘴も黄色く虹彩も黄色い。
良く見ると頭部に産毛のようなものが残っていますから、今年生まれで巣立ちしたホシゴイのように見えます。
1年後の今頃には3枚目の写真のような過渡期の姿に変わっているのでしょう。



ところで、写真をPCに取り込んでいる時に気が付いたのですが、ホシゴイの足元の葉の上にホシミスジが留まっていますね。
ホシ(星)とホシ(星)の名を名乗る鳥と蝶が並んではいますが、両方とも地味やな~。



<今日見られた鳥>
スズメ、カワラヒワ、ムクドリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ツバメ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ゴイサギ
カワウ、オオヨシキリ(声)、カルガモ、バン、カンムリカイツブリ、カイツブリ、ドバト、キジバト、トビ、ミサゴ
カワセミ、ハシブトガラス、ハシボソガラス


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湖北の田圃のシギチとオオヨシキリ

2021-05-01 15:22:22 | 野鳥
 滋賀県では新型コロナウイルスの感染予防のためにゴールデンウイーク期間中、琵琶湖岸の公園の駐車場が閉鎖されてしまいました。これは2020年に続いて2年連続の措置となります。
散歩やジョギングは可能とはなっているものの、公園の入口にバリケードが設置されているとなると、ちょっと入りにくくなるのが心情です。

この時期の琵琶湖岸の公園には夏の野鳥が入ってきているとは思いますが、まぁ今年も見送りということになりそうですね。
では場所を変えて田圃へ行こうかと思い、田植えの人が来るまでの時間帯を狙って田圃巡回となりました。



春のシギチは、南方で越冬して北方の繁殖地へと移動するシギ科やチドリ科の鳥のことをいい、旅の中継地として湖北にもやってきます。
多く見られるのはチュウシャクシギですが、湖北でのワン・シーズンで20種オーバーのシギチを見つける人もおられるようです。
ただ、年々飛来してくれる数が減ってきたと嘆いておられる方も多いようです。



当方の探鳥ジンクスには“タカブシギが多い年はシギチが多い”があったのですが、近年はそうでもないようで見つけるのに苦労します。
タカブシギがいるにはいましたが、遠くに1羽のみ。



鳥見を始めた頃の“シギチが湧いている田圃”なんてのはもうないのかもしれない。
もっとも探し方が悪いのかもしれませんけどね。



さらに遠かったのはアオアシシギ。
もう半ばゴースト状態ですが、どいつも今シーズン初見ですからこんなところでしょう。





他にはコチドリがいたくらいでしょうか。ちょっと寂しい感じです。
帰り道にヨシ原からオオヨシキリの声が聞こえていたので立ち寄ってみます。



ホント野鳥の季節は目まぐるしく巡るなぁと感じるのは、ついこの間までツグミの姿があったのにもうオオヨシキリですか。
冬鳥と夏鳥って緩やかに入れ替わっていくような感じがします。





さぁそろそろ田植えの人が朝食を終えて出てくる時間。
ここらで引きあげて遅めの朝食を頂きましょう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハヤブサとチョウゲンボウをパチリ!~湖北の野鳥たち2~

2020-12-01 18:02:02 | 野鳥
 山本山にオオワシが飛来していますので遅ればせながら山本山へ向かいました。
しかし、相変わらず人が多いし、山の前に並ぶ車の列を見て引き上げることにしました。遠征組も多いですね。
鳥見を始めた頃は寒くても冷たくても山の下でオオワシを眺めていましたが、近年はちょっと気力がなくなってきたのも影響しているかな。

山本山を後にして田園地帯を走行していると電線にチョウゲンボウ?ちょっと違う。
田圃に降りたので姿を確認するとハヤブサでした。





何度か田圃で小ジャンプして獲物を獲ろうとしているものの、収穫はなし。
途中から諦めたのか、周りの田圃を見回しながら獲物を探し出す始末。
風が強かったので電線や電柱の上だと揺れてしまって居ずらかったのかもしれませんね。



元々ハヤブサは人が居てもあまり気にせず、堂々と居座るやつですが、田圃でも全く動きません。
首から上だけの動きでしたので、逆にこちらの方が場所を移動する始末です。





冬の湖北の猛禽ではオオワシの他にも何種類かに出会えることがありますが、定番中の定番というとトビ・ノスリ・チョウゲンボウといったところでしょうか。
運が良ければチョウゲンボウでもちょっと変わったやつやノスリのちょっと変わったやつが来ることもあるようですが、運が良ければということになりますね。



上のチョウゲンボウと下のチョウゲンボウは別個体ですが、同じような恰好で電柱に留まっています。
冬も盛りになると、あぁチョウゲンボウかぁ~ノスリかぁ~なんて贅沢にも通り過ぎてしまうくらい湖北では定番の光景です。





この日のノスリは遠かった。
ノスリには縄張りのようなものがあるようですが、頻繁に見るようになるとノスリの顔の違いが分かるようになったりもします。
それぞれのノスリにあだ名でも付けると面白いかもしれませんね。



野鳥ファン特有の言葉に『ライファー(初めて見た鳥の意)』があります。
鳥見を始めた頃は見るもの出会うもの全てがライファーでしたが、出会った野鳥が多くなるにつれてライファーの野鳥には出会えなくなってきています。
湖北野鳥センター発行の『湖北の野鳥図鑑』には見たことのない野鳥が山ほど掲載されているのですけどね。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホシムクドリとコハクチョウをパチリ!~湖北の野鳥たち1~

2020-11-29 17:07:17 | 野鳥
 湖北野鳥センター(長浜市)から湖北の野鳥ファン待望の『湖北の野鳥図鑑』が刊行されました。
鳥好きの方なら野鳥図鑑の1冊くらいはお持ちかと思いますが、一般的な野鳥図鑑と違い湖北一帯で見られる野鳥たちに特化した図鑑というのがいいですね。

『湖北の野鳥図鑑』では湖北で観察された330種というもの凄い数の野鳥が紹介されており、どこへ行ったらいいのかと悩むところです。
もちろん「湖北の探鳥地」についても紹介されていますので、会えると信じていれば会える(かも?)。



当方の基本スタイルは珍鳥・大物狙いというよりも、季節ごとに湖北で普通に見られる野鳥が中心になります。
田圃道をムクドリの集団をチェックしながら移動していると、2つ目のムクドリの集団の中にホシムクドリが混じっていましたよ。



20~30羽程度のムクドリの集団の中にホシムクドリは5羽は居たでしょうか。
ホシムクドリ比率が高くってラッキーでしたが、電線から飛ぶと遥か遠くの方へ飛んで行ってしまいましたので、電線留まりだけパチリ!



ムクドリは街で集団繁殖したりして騒音・糞害などで困られていることも多く、鳥見でもパスする鳥ですが、たまに見られるコムクドリやホシムクドリは出会うとちょっと嬉しい鳥です。
冬はムクドリやツグミやスズメの集団に会うと、無意識にチェックしてしまう方も多いかもしれませんね。



秋以降、モズは多くなってきていて電線などによく留まっていたり、どこからか声が聞こえてきたりしますが、警戒心は強目なのですぐに飛びます。
別の鳥の出待ちをしたりしている時にふっと出てきたりした時は、意外に気付かれないようではあります。





草蔭にはシロハラの姿もありました。
シロハラは見つけやすい鳥ですが、冬の間にアカハラやトラツグミにも出会いたいものです。



田園地帯を移動しているとコハクチョウの大きな集団に遭遇しましたよ。
ちょうど田圃から田圃への移動の時間帯でしたので、移動の様子をパチリ!



まだ積雪のない伊吹山や湖北の山々をバックに気持ちよさそうに飛んでいくコハクチョウ。
こういう光景が普通に見られる湖北はやはり凄い場所です。
それだけ環境が保全されていて、人と自然が共生しているということになりますので、自然環境を守っていくことの大事さというのは野鳥観察をしていると身に染みて実感できます。





次に田園地帯でコハクチョウと過ごす時には伊吹山に雪が積もった時かな。
雪化粧した伊吹山の前を横切るようにして飛ぶコハクチョウの美しさは絶景の光景だと思います。





一旦高度を上げたコハクチョウが着地のために高度を下げてきました。
二番穂の田圃に降りる頃には、ほぼ慣性状態できれいな着地をします。





田圃に着地すると、家族や仲間通しでコーコーと確認するように鳴き交わしの行動をみせます。
騒々しいけど、その様子が湖北の冬の風物詩の如く楽ませてくれます。





コハクチョウの群れの中や近くにオオハクチョウやアメリカコハクチョウが混じっていることがありますが、今シーズンはどうでしょう。
以前は珍種のガンカモが混じっていることもありましたので、よく見たら何か変わったやつがいるかもしれないと眺めてしまいます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノスリとチョウゲンボウとジョウビタキをパチリ!

2020-11-01 16:55:55 | 野鳥
 土日に天気が崩れることが多かった湖北でしたが、この週末は快晴の鳥日和となりました。
琵琶湖に浮かぶカモの数もかなり増えてきましたし、早朝からイカルの声が届けられ、あちこちでモズの声や姿に出会うようになりました。

田園地帯に行くと猛禽の仲間を見ることが多くなり、いよいよ冬の野鳥の季節がやってきた感が強くなります。
ノスリが田圃の畔で食事中のところへ車を停めたので、食事を中断して棒へ留まる。



電柱には別個体のノスリが獲物を窺っています。
ノスリはずんぐりした体形で顔も可愛らしい感じがしますが、ヘビだって捕まえて食べるタカ目タカ科の鳥です。



湖北の冬の田園地帯ではノスリを頻度高く見かけますが、一つは電柱に留まることが多いですから目に留まりやすいのでしょう。
カラスの縄張りでは2羽のカラスにちょっかいをかけられていましたが、そこは猛禽、泰然として留まっておりました。



別の場所ではチョウゲンボウも電柱に留まって獲物を窺っています。
同じ猛禽でもチョウゲンボウはハヤブサ目ハヤブサ科の鳥で、スマートな体形で田圃の上空で軽々とホバリングしながら獲物を探している姿を見かけます。



冬の湖北ではノスリやチョウゲンボウには出合え過ぎてスルーするなんていう贅沢なことをしてしまいますが、それだけ野鳥が多いということ。
湖北の田園地帯を鳥見すると、運が良ければ1シーズンに10種以上の猛禽に出会うこともあるかと思います。



こちらの気配に気が付いて飛んでしまいましたが、こうしてみると小さいながらもハヤブサの顔をしていることが分かります。
本家ハヤブサやコチョウゲンボウにはこの冬も出会いたいですね。



ジョウビタキも何カ所かで姿を見かけるようになりましたので、随分と数が増えてきたのだと思います。
巡回コースの4~5カ所にジョウビタキが落ち着いている場所があり、綺麗な姿を楽しませてくれます。
2羽の♂が縄張り争いしている場所もありましたよ。



上と下の写真は、写真を斑点させたのではなくて、ジョウビタキがあっち向いたりこっち向いたりしていた姿です。
まだ定番の近所の庭にはジョウビタキは来ていませんが、これからはもっと身近な場所でも見かけるようになると思います。



ジョウビタキが地面に降りているところをパチリ!
こいつは車の前方の地面にばかり降りますので追い回したみたいな形になって申し訳なかったが、1本道なので進むしかなかった。



シーズン初見のツグミも見かけましたので、琵琶湖近くには冬鳥がどんどんと入ってきているようです。
山近くにはもう冬鳥が入ってきているのでしょうか。別コースで探鳥してみたいところです。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョウビタキとアトリとノビタキをパチリ!

2020-10-25 17:03:03 | 野鳥
 10月下旬は冬の気配にはまだ早く、これから秋が深まっていき、紅葉が始まるのを目の前にしているといった感じでしょうか。
今の季節はジョウビタキとノビタキの両方に出会うことができ、週ごとに冬の野鳥が増えてくることが実感できるような季節ともいえます。

先週は姿が確認できただけのジョウビタキでしたが、なんとか♀だけは写真に収めることが出来ました。
♂の姿もあったのですが、撮れる場所には留まってくれないんですよ。



ただ、この♀のジョウビタキは飛んでもすぐに同じ場所に戻ってきてくれるやつなので、この場所が好きなようだ。
♂の方もこれから徐々に警戒心が薄れてきて愛想も良くなってくれるでしょう。



田園地帯に行くと、まだノビタキが何羽か残ってくれていましたよ。
とはいえ、出てきてくれたノビタキも♀で、どうやら女の子特集になりそうだ。



別の田圃にもノビタキがいたが、こっちもやはり♀。
ノビタキを探しに行くと、稲穂や蕎麦の花・豆と季節の作物に留まってくれるので季節感が感じられる。





今日は女の子特集かと思いきや、♂のノビタキを発見!
もうシーズン最後になるかもしれませんので、♂♀ともにお別れの写真になるかな?





コォーコォーの声は降り注いできたので空を見上げるとコハクチョウ数羽が東に向いて飛んでいきます。
追いかけきれそうにないので諦めましたが、いったいどこの田圃に降りたのやら?

電柱にチョウゲンボウを見つけたが、1枚撮ったところで飛ばれてしまう。
チョウゲンボウのいなくなった電線を見ると、ニュウナイスズメ10羽ほどが留まっている。これは想定外でした。





今朝の鳥巡回で一番の驚きは、数百羽は居たであろうアトリの大集団でした。
過去に見たアトリの群れの中で最も数が多い。一斉に空を飛ぶ光景はまさに圧巻!



アトリが上空を覆いつくしていた時は、農作業されていた方も手を休めて空を見上げておられました。鳥見の人でなくとも呆気に取られる姿だったということです。
田圃から飛び立つ時の羽音も数が数だけに凄い音となっていて、降りてくるとなると道路にまで溢れる始末。



田圃に降りてきたアトリはあまりの数にどこにピントを持っていったらよいかも分からなくなる。
いずれにしてもワクワクする素晴らしい時間を過ごせたと思います。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする