僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

中山道の鶯の滝と関ケ原の合戦 大谷吉継の陣跡

2024-08-31 06:06:06 | 御朱印蒐集・仏像・磐座・巨樹・古墳・滝・登山
 中山道六十九次は江戸日本橋と京都三条大橋を結ぶ街道で、その間には69の宿場があります。
三条大橋からスタートすると、大津宿-草津宿-守山宿-武佐宿-愛知川宿-高宮宿-鳥居本宿-番場宿-醒井宿-柏原宿までが近江国で、今須宿からは美濃国に入ります。

今須宿と関ケ原宿の間には宿駅として山中村があり、かつては人足が駕籠や馬を止めて休息した立場や酒屋・餅菓子屋・果物屋・古手屋などが軒を連ねていたといいます。
山中村の中山道沿いに高さ5mほどの滝があり、今須峠を上り下りする旅人の心を癒してくれる場であったという。



滝は「鶯の滝」といい、黒血川の源流が流れ落ちる滝で3つのお地蔵さんの祠の向かいにあります。
黒血川は壬申の乱(672年)にこの地で大友軍と大海人軍の激戦があり、両軍の兵士の流血が川底の岩石を黒く染めたことから名が付いたとされている。



「鶯の滝」は落差はないものの水量は豊富で夏は冷気が立ち込めて涼しい。
その夏でも涼しい環境から、年中ウグイスが鳴くのだといい滝の名前の由来になっているのだという。



かつては下に降りられたようですが、今はこの角度からだけ滝が見えるのみ。
黒血川はそれほど水量は多い川ではないように見えますが、水の豊富さと勢いはなかなかのもの。



周辺は真夏にも関わらず涼しいのですが、さすがに鶯の声は聞こえず、蝉の声が響き渡っているばかり。
一般的に滝は山中などにあるのですが、ここは中山道沿いの平坦地にありますので最初は見落としてしまい、地元の方に場所を教えてもらいました。
でもその場所はほんの数m手前でしたので、意外過ぎるような普通の場所にある滝ということになります。



黒血川の上流にはJRの線路が上を通る古いレンガアーチのトンネルがありました。
岐阜県の関ヶ原駅と滋賀県の長浜駅をむすぶ区間は1883年に開通、1889年に関ケ原から先が開通しましたので、このレンガトンネルはその頃の建造物と考えられます。



しばらくここで待っているとJRの電車がやってきました。
別にレアな車両ではないけど、たまには撮り鉄もいいもんだ。



さて、山中村には関ケ原の合戦の時に大谷吉継が陣を構えた山や墓所がありますので立ち寄ってみることにします。
「若宮八幡神社」の裏側から登れるようですが、この神社はまず石段を登ってJRの踏切を渡ってから境内に入る変わった造りになっています。
神社の石段を登っていくと、警報機が鳴って遮断機が下りて電車がやって来た!



電車が通り過ぎて遮断機が上がって線路を横切ると、すぐに神社の境内地になり、その雰囲気の違いに少し戸惑います。
八幡神社は応神天皇を御祭神として祀ることが多いが、「若宮八幡神社」は第39代 弘文天皇(大友皇子)を御祭神として祀っている。
これは壬申の乱での大友軍との関わりから祭神としたのではないかとされているようです。



「若宮八幡神社」の本殿横から山道に入り、しばらく登ると「松尾山眺望地」に到着します。
関ヶ原の戦いで盟友 石田三成が指揮する西軍についた大谷吉継は、開戦時は西軍であった小早川秀秋の裏切りを予想して松尾山の真正面に陣を定めたといいます。



関ケ原の戦いでの武将の布陣図と兵数を見ると、東軍と向かい合う西軍の横から小早川軍が攻撃してきたら壊滅状態となるのは容易に推測で出来る。
大谷吉継の陣跡は松尾山眺望地より奥の山中にあり、中山道を見降ろし松尾山の小早川軍を監視出来る位置にあります。
果敢に戦った吉継ですが、この時すでに吉継の病気はかなり進行してしまっていたといいます。



吉継の陣跡から300mほど離れた奥まったところに吉継の墓があります。
小早川の裏切りに対して迎え撃った吉継は一旦は小早川軍を松尾山まで押し返したが、脇坂安治らも寝返り三方から攻められて壊滅したという。
最後を悟った吉継は“病み崩れた醜い顔を敵に晒すな”と言い残し、家臣の湯浅五助の介錯で自刃したと伝わります。



湯浅五助は、東軍の藤堂高虎の甥・高刑へ“主君の首の在処を秘して欲しい”と頼み、自らの首を差し出し、藤堂高刑は家康の詰問にも頑として首の在処を言わなかったという。
当地には藤堂家によって吉継の墓が建立されたといい、吉継の首は首塚として“関ケ原町と旧春日村の境”と“米原市下多良”の2カ所に祀られている。



ところで、少し前にNHKBSで放映されていた「チャリダー」で養老駅前にある「きびようかん本家」の吉備羊羹が紹介されていたので訪れてみました。
土地が痩せていて大豆などが収穫できないので吉備と養老の名水を使って作ったのが吉備羊羹で、無添加・手作りの羊羹は大正6年創業とのことです。



さて、お味の方はというと、甘さは控えめでキビの粒々感があってこれまで体験したことのないような癖になる味です。
羊羹の原料は「黄黍(きいきび)」「寒天」「白双(はくざら)」のみで着色?に「クチナシ」。
夏は冷やして、冬はお汁粉などに入れても美味しいそうですね。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最恐ホラー映画「サユリ」~根岸季衣にジャニスが降臨?~

2024-08-27 05:55:55 | アート・ライブ・読書
 暑い日が続いていますのでホラー映画でも見てゾッとしてやろうと思い、「サユリ」という映画を鑑賞しました。
映画館のあるモールのお店に注文した商品が届いていて取りに行く用事があり、せっかくなので映画でもと思い、面白そうな映画を探して見たのが「サユリ」でした。

「サユリ」は人気ホラー漫画を映画化したものですが、押切蓮介さんという漫画家さんは知らず、映画を撮られた白石晃士さんも知らない人と全く情報なしでの鑑賞となる。
夜に目が覚めて一人でトイレに行くのが怖くなるような映画かと思いきや、そう展開していくのか!と違った意味で楽しめる映画でした。

 

幸せ感いっぱいの家族が夢のマイホームを手に入れて引っ越してくるが、楽しい新生活とは裏腹に怪奇現象が次々と発生する。
大黒柱の父と母、長女・長男・次男の3人の子供に祖父と認知症の祖母だが、次々に命を落としていきますので仏壇には遺影が〇個も並ぶ。



この苦境に立ち向かったのは根岸季衣の演じる祖母で、認知症から突然覚醒して奪われた家族の復讐に立ち上がる。
覚醒した根岸季衣は、まるでジャニス・ジョップリンのような風体で力みなぎって霊サユリに立ち向かいます。
根岸季衣は覚醒後ずっとタバコを吸っていますが、タバコはジャニス愛飲のマルボロではないみたいですね。



最後の対決は奇想天外な展開となり、この後の現実世界はどうなるのだろう?とその後が気になりますが、しっかり話は落ち着く。
コミカルな展開やスラング、暴走していくスト-リー展開は、ミシェル・ヨーのエブエブ(エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス)が思い起こされる。



映画が終わった後にパンフレットを購入しようとすると、既に長蛇の列が出来ていて買うのに随分と手間取りました。
上映中の館内も当方が見に行くような観客がガラガラの映画と比べると観客が多く、こういう映画に人気が高いのかなとも感じる。



中学生の長男の彼女役を演じた霊感のある少女役の近藤華も重要な役割を演じていて、恋の物語の序章にもなっています。
怖いのを思い出して夜ひとりでトイレに行けなくなるような映画ではなく、最後はどうなるんだろうとハラハラするエンタメ感たっぷりの映画でした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲良町金屋集落 「金山神社」のヤッサ(千草盆)

2024-08-23 19:56:56 | 御朱印蒐集・仏像・磐座・巨樹・古墳・滝・登山
 滋賀県の湖東地方にある甲良町の金屋集落には、毎年八月七日に男子出産の御礼として「ヤッサ」という少し変わった飾り物を神社に奉納する神事があります。
滋賀県では湖東や湖南地方での勧請縄の民俗行事や、近江八幡を中心とする義長まつりなどでは松明やダシを燃やす民俗行事があり、湖北ではオコナイ神事が残ります。

集落や地域独特のの民俗信仰は、祀りの形や時期は違えども願いは共通で五穀豊穣・疫病退散・家内安全・子孫繁栄などの願いを込めるものが多い。
金屋の「ヤッサ」という呼び名は、「野の幸(やさち)」「家の幸(やさち)」が転じたものとされており、安寧と繁栄を願う気持ちが込められているといいます。



金屋集落は東側が犬上川に沿っており、川の向こうは鈴鹿山系へと続く山の麓が近くにある田園地帯にあります。
「ヤッサ」は集落の中央辺りにある「金山神社」の神事で、神社でお祀りした後、鎮守の森に奉納されます。



「金山神社」は御祭神に金山彦命を祀っており、金山彦命は一般的に鉄工業・鉱山・金属・それに関する技工を守護する神とされています。
金屋には室町期には鍛冶屋があったとされ、鈴鹿山系からの鉱物を利用して工具などが作られていたと考えられます。
集落には金属・鉱山とのつながりがあり、金屋・金山神社の由来になっているように思います。



滋賀県の田園地帯の集落に祀られる神社は立派なものが多いのですが、例に洩れず金山神社も立派な造りになっています。
本殿横には「道祖神 ヤッサの神」の磐座が祀られている。
道祖神は本来、村人を災難から守るために村境・峠・辻などに祀られる神ですので、いつの時代かに移動されてきたのかと思われます。



「ヤッサ」は集落に生まれた男子を祝う神事で、二体で一対のヤッサを造って神社に奉納し、鎮守の森の杉の木に吊るします。
村の住民と当屋の親戚筋などの応援がなければ出来ない神事で、毎年当屋が変わったりしますので「ヤッサ」はその年の特徴があります。



鎮守の森に吊るされた「ヤッサ」は、場所の空気感もあって神秘的でありつつも、プリミティブな信仰の姿が感じられます。
大きさもかなり大きくて装飾部分を入れれば、1体は人ひとりより大きいかも知れません。



「ヤッサ」は、藁で作った芯に干草を巻いて俵丈にし、藤ツルの根で巻いたものの上に船を模ったものを乗せて、船の上にはトラノオを飾る。
本体部分には野菜や花飾りを施して装飾して、よく目立つところにデコ(象徴的な飾り物)を付け、金山神社に奉納してお祀りした後、鎮守の森で2年間吊るすという。
ただ、前年のヤッサの残骸が確認出来た年と確認出来なかった年があるので、1年だけの年があるようです。



「ヤッサ」が吊るされている杉の周辺には、小縄や装飾されていたのであろう残骸が幾つか落ちていましたので、時間と共に姿を変えていきます。
花で装飾されたヤッサは極楽浄土のようでもありますが、上の部分にホオズキの実が下げられるのは死者の霊を導く提灯としての「鬼灯」の意味か。



落ちていたものの中には瓢箪を使って裹頭を付けた僧兵を模したような飾り物がありました。
背中には籠を背負っており、籠の中には木の枝が入っていましたが、どんな由来があるのかは分かりませんでした。



少し集落内を歩いてみると、民家の横には綺麗で水量のある小川が流れ、水中には色鯉や小魚の姿が見えます。
小魚の多さは子供の頃に遊びに行ったお爺ちゃんお婆ちゃんの家を思い起こさせられて懐かしい。

この頃あちこちでよく見かけるのはテッポウユリです。
誰かが植えたテッポウユリが繁殖して広がっているのを見かけます。
感覚的には暑い夏ですが、夏の花にはそれぞれ絶妙のタイミングで咲き誇る時期があるようです。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハンミョウ(ナミハンミョウ)とユミアシゴミムシダマシ?をパチリ!

2024-08-17 15:30:00 | 花と蝶とトンボと昆虫
 夏に昆虫のいそうな林や森を歩いている時、甲虫の仲間に出会えないかと辺りの木を眺めながら歩くことがあります。
時にはカブトムシやクワガタムシの仲間に出会うことがありますが、タマムシにはどうしても出会うことが出来ないでいます。

タマムシは日本でもっとも美しい甲虫とされ、その美しい緑色の金属光沢は法隆寺宝物「玉虫厨子」の装飾としても使われているという。
そんなタマムシに美しさで双璧をなす綺麗な昆虫といえばハンミョウで、赤・青・緑・白の輝きの色彩の美しさと脚の長いスタイルの美しい甲虫です。



極端な表現をするならば「曜変天目茶碗」のような美しさを兼ね備えた昆虫とも言えそうなハンミョウは、実は身近な昆虫だったりするのが面白い。
ハンミョウは、突然地面から飛んで数m先の地面に再びとまるので、「道教え(みちおしえ)」と呼ばれることがありますが、まるで自分の存在を教えてくれるかのようです。



ハンミョウはその美しい背中の模様とは打って変わって、顔には大きな複眼と鋭い大顎を持ち、敏捷に他の昆虫を捕らえて食べるといいます。
その辺りは植物食のタマムシとは違いがあり、同じコウチュウ目でも科が違うと別種の生き物になります。



こちらがジッとしているとハンミョウも動かないので、じっと眺めていると急に目の前の蟻か何かの小さな虫を捕食しました。
ミチオシエの時に飛ぶ以外は動きの少ない虫ですが、捕食のスピードの速さは一瞬のことでしたので少し驚きました。



今シーズン最初で最後になると思いますので、もう一枚ハンミョウです。
綺麗な甲虫ですのでミチオシエをしてくれた時には目を凝らして探してみましょう!



ところで、悩ましい甲虫にも出会ってしまいました。
チラッと見た時はカブトの♀かと最初は思いましたが、よく見ると違う。
サイズは2~3センチくらいあり、見たことのない虫です。



図鑑で見ると、ユミアシゴミムシダマシのようにも思えます。
前脚がやや湾曲して弓のように見えることからユミアシではないかと思いました。
イメージとしてはコガメムシサイズではなく、カブトムシサイズの甲虫でしたので興味深く、しばらく様子を見ていました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サギソウの咲く湿原とオニヤンマの産卵

2024-08-10 16:50:50 | 花と蝶とトンボと昆虫
 花や野鳥を初めて見た時、図鑑やネットなどで見て感じた事と同じだったりしますが、サイズ感に関しては初見の時に想像違いがあることが多々あります。
サギソウは初めて見たのですが、想像していたよりも小さな花だなぁという印象を受けました。

それはサギソウという和名の由来が“サギが羽根を広げたような形の花”によることがあり、サギのイメージからもう少し大きいのかと想像していたからだと思います。
訪れた日、サギソウは運良く満開で沢山のサギソウが点在して咲いていましたので、上出来の初見となり嬉しい限りです。



サギソウは見れば見るほどサギが飛んでいるような姿をしており、よくこんな花があったものだと感心するほどシラサギっぽい。
右に飛び、左に飛びとサギの集まる川の岸辺か湖岸での野鳥観察のミニチュア版だな。





ツインのサギソウもあってこれは親子か番のサギを連想させますね。
正直言ってこれだけ沢山のサギソウに出会えるとは思っていなかったので散策しながら嬉しくなってくる。



葯室には黄色い花粉塊があり、そこに昆虫が急蜜にやってきて花粉を媒介してくれるそうです。
サギソウの生育環境になる湿地が開発によりどんどん消滅してきて、滋賀県ではレッドリストの準絶滅危惧・希少種の指定を受けているという。



湿地ではサギソウの他にミズキボウシの花を見ることができ、花を一輪・蕾が1個確認出来ました。
ミズキボウシは、奥まった所に咲いていましたので、草木の間をピンポイントでパチリ!



花の内側に濃紫色の脈があり、花冠に納まるように雌しべは先端が丸まっています。
この花は花弁の外側から見るより、内側から見た方が綺麗さを感じられる花だと思いますが、草木が邪魔にならない位置が内側が見える位置だったのはラッキーです。



シオカラトンボの♀と思われる個体が姿を見せてくれました。
留まっているのはミカズキカズラの花で、この花は氷河時代から生き残った植物といわれています。



続いての登場はコオニヤンマでしょうか。
撮ってくれと言わんばかりの場所に留まっていました。



ところで、途中でとても興味深い光景に出会いました。「オニヤンマの産卵」です。
オニヤンマは空中をホバリングしながら何度もお尻を水面に叩きつけて産卵していました。
しかもかなり長い時間産卵を繰り返していましたので、珍しい光景をじっくりと観察することが出来ましたよ。



ところで、産卵していたのがオニヤンマかどうかの確認です。
動画で正面を向いた時の切り取りで見ると、左右の複眼が接していますのでオニヤンマではないかと思います。
コオニヤンマの写真と比べると差が歴然としていますね。



さて、何とも可哀そうな名前が付けられているのが「ヘクソカズラ(屁糞葛)」で、これ以上ないくらい嫌われそうな名前です。
花は愛らしいのですが、葉や茎など全草を傷つけると悪臭を放つことが名の由来となっているそうです。





ヘクソカズラ(屁糞葛)の由来を知らなかったので触れませんでしたが、揉んでみたらどんな臭いがしたのでしょうか。
「屁糞葛も花盛り」といいますが、葉や茎が臭くて人に好まれない雑草だけど真夏に愛らしい花を咲かせてくれます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏だ!ミサゴだ!獲物をゲットだ!~ゴイサギとホシゴイもパチリ!

2024-08-04 16:45:45 | 野鳥
 激しい雨や雷雨の日々が明けてやれやれと思いきや、今度は連日の猛暑が身体に堪えます。
なるべく活動的に過ごそうと心がけてはいるものの、さすがに山登りは控えていて、気温が少し下がる時間帯を使ってランニングをしています。

空いた時間を利用して鳥見に出掛けていますが、この季節の野鳥はサギなどが中心になり、見られる鳥が限られてしまいます。
唯一ミサゴだけは遭遇する頻度が高い季節になってきており、琵琶湖にほど近い河川ではミサゴの姿をかなりの高確率で見ることが出来ます。



最初に行った場所では到着してすぐにミサゴが飛んできたけど場所が逆光だったので、ミサゴを目で追いながら対岸へ移動。
さぁ~ダイブしてよ!という位置に陣取ったが、ミサゴは琵琶湖方面へ消える。

しばらく待っても戻って来ないので次の場所へと移動します。
次の場所でも到着と同時にミサゴの姿を発見!車を停められる場所を探してカメラを構える。



ミサゴは水中の魚を探しながら何度も旋回して、やっと比較的近い位置を飛んでくれました。
2~3度ダイブしそうになったものの、水面ギリギリまで急降下して再び上昇するアクロバット飛行を繰り返している。



水面は少し前の雷雨で水はやや濁り気味ですが、ミサゴはかなり高い位置からでも水中の魚が確認出来るようです。
猛禽類は人間の視力の約8倍の視力があるといい、紫外線領域でも識別が出来るといいますから、鷹の目の能力は恐るべしです。



ミサゴは空中で風を切って飛んでいますから、地上でカメラを構えている人間より涼しいかもしれませんが、こっちは額から汗が流れてくる。
目の前に水辺があるので可能ならこちらも水面に飛び込んで体を冷やしたいくらいです。



そろそろダイブしてよ!の期待に応えてザブ~ンと水面に突っ込むミサゴ!
しかし、この時は空振りで手ぶらで水面から飛び出してきました。



次は見事に獲物をゲット!でも後ろ向きだったし、遠いのよ。
そこそこの大物を捕まえて当方とは反対方向に飛んで行ってしまい見えなくなる。
どこかで食事をするのかな?



ところで水辺や田圃にはサギの仲間はたくさん見られますが、湖北ではゴイサギは真夏にはあまり見かけない鳥です。
湖北には5月頃にやって来て、夏はコロニーで繁殖し、秋口になると集まって南へと帰っていくようです。



近くにはゴイサギの子供のホシゴイが2羽。
3羽とも同じ場所で見かけましたので、成鳥のゴイサギは親でホシゴイ2羽はその子供なんだと思います。



ホシゴイは、最初は1羽だけでしたが、どこからかもう1羽が飛んできて2羽になる。
今年生まれの2羽なんでしょうね。



芙蓉の花が咲き始めましたが、まだほとんどが蕾の状態です。
芙蓉の花が満開になる頃には、夏も終わり近しの雰囲気も少しは出てくるのかと思います。
ただそれは気持ちの問題で、暑いのには変わりはなさそうですけどね。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする