広島市南区出汐2丁目に旧陸軍被服支廠倉庫が4棟残されている。被爆建物でこれから保存・解体についての議論を深めていくとのことである。
明治27年(1894)の日清戦争で広島大本営が置かれて陸軍糧秣支廠、兵器支廠、被服支廠などが設置され、大正2年(1913)にこの被服支廠倉庫が竣工したようである。一見煉瓦造のようにみられるが躯体は鉄筋コンクリート造で外部に煉瓦積みとされたものである。内壁にブロック積みがみられるが、戦後に倉庫で使用されていた頃に積まれたものであろうか。内部画像は平成13年(2001)に当時所属していた団体の見学会で写したものである。
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