バッテリー交換。

改めてメンテナンスってほどのことでもないけど、サンバーのバッテリーを交換した。
バッテリー液が溢れるほど増えてしまう、という症状が出ていたのだ。


工具は10ミリのレンチだけ。
そういや、機械関係者は、10ミリのことを「とおミリ」などと言うよな。
こいつはファコムのハンドルに、ストレートのディープソケットの組み合わせ。
ファコムは72山だったかな、ギアが細かくていい。


まずはマイナスの端子を外す。これは鉄則だ。
プラスから外そうとすると、端子に触れている工具の一部が車体にちょっとでも触れた瞬間、車体と工具の間でスパークが飛んで、よくても車体や工具が溶けるし、悪くすればバッテリーの水素ガスに引火してバッテリーが吹っ飛ぶ可能性がある。そうなれば、作業者は破片と硫酸の雨を浴びることになる。命があって顔が残れば幸運だろう。


バッテリーのクランプを外す。


完全にばらさなくても、ナットをある程度緩めれば、フックを外すことができる。


取り付けるバッテリーはこれ。
近所のホムセンで2980円だった。
液入り充電済みの即用バッテリーだ。
1年または2万キロの保証つき。
箱がホルスタインっぽい。


外したバッテリーは、エイシンで2000円くらいで買った、無印の安物。3年使えたからよしとしよう。
同じ40B19Lだから、サイズはほぼ同じだ。
40はバッテリー容量、Bは端子サイズ、19はバッテリーのサイズ、Lはプラス端子側の側面から見たときの端子の位置が左側であることを表す。
サンバーなら、**B19Lのバッテリーが使える。30B19Lでも50B19Lでも外形寸法は同じなのだ。30より50のほうが、特に寒いときのエンジン始動能力が高いと思えば間違いない。
うっかり**B19Rを買ってしまうと、線が届かないとか、端子が車体に干渉するとか、端子を締めれないとかで付けれないことになってしまうので要注意だ。


交換するバッテリーも開放式だ。
パナソニックのバッテリーは防爆液栓になっているから、万一スパークしても引火しにくいらしい。


外すときと同じ理由で、取り付けのときはクランプ類も先に付けて、マイナス端子をいちばん最後にする。


買ったままの状態で、電圧はこのくらい。
時間が許せば、予備充電したほうがいいだろう。


エンジン始動して、充電電圧。
正常そのものだ。


バッテリー外すと、時計やラジオのメモリーが消えてしまう。
再設定しなきゃなんない。


始動直後でも、バッテリーが泡立つようなヘンな兆候はない。


最後に端子にグリスを吹いておくと、腐食を防げる。
ワセリンやメンタムでも用は足りる。

外したバッテリーは、販売店が引き取ってくれることが多い。引き取ってくれなくても、解体屋や廃品回収などで引き取ってもらえるだろう。
場合によっては有償になるかもしれないが、危険物だからきちんと処理しなければならない。
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