伐った。
買った家には、なんか立派な日本庭園が付いていた。
おかげで、庭にクルマを入れれない。
なにしろ、門が狭い。
軽トラなら入れれば入らなくはないけど、門かぶりの松があって、かぶってる枝が軽トラの屋根ギリギリ。ラジオアンテナは干渉してしまう。
日本庭園好きのヒトにはたまんないのかもしれないが、こちとらは不調法で、まったくありがたみがわからない。
せっかくスペースがあるんだから、もっと使いようがある、とか考えてしまうほうなもんでな。
表にクルマ置けたほうがなにかとラクだし。
といって、大量の庭石やら庭木を全部廃棄するのも、DIYじゃなかなか・・・。
木は伐って、石は穴掘って埋めるか、とまで考えていたのだが、前所有者が丹精したモノだし、もし需要があるなら欲しいヒトにわけてあげたい。
で、造園業者に相談してみた。
そして、来てもらって一通り見てもらったら、使えそうな庭木や庭石を持って行ってもらえることになった。
しかし、松は最近需要がないらしく、要らない、とのことだった。
しかたない。この門かぶりの松が立派なのは俺でもわかるけど、伐るしかないか。
まず、枝を落とす。
チェンソーだから仕事は速い。
松の枝は見た目よりかなり重いから、落とすにも注意が要る。
松の向こうには北海道駒ケ岳の砂原岳が見える。
幹は、根元から倒すと、需要のある庭木を潰してしまう。
上から3分割に落としていった。
これは伐った後。
スッキリ。
薪にでもするか。
4メーターかそこらの木だったが、バラしてみればけっこう凄い量だ。
年輪を数えてみたら、35年以上。
樹齢だけからみれば、もっとはるかに大木でもおかしくない。
大きい盆栽のように、4メーター程度に丈を抑えて、あの形に育てるのは大変だったはずだ。
合掌。
軽トラもアンテナ立てて入れる。
引越しもラクになるだろう。