更新。


今日から年末年始休暇なので、運転免許の更新に行ってきた。
ここは、いわゆる免許センター。
ここで手続きすれば、新しい免許が即日交付される。


前回更新以後、恥ずかしながら軽微な違反が1回あったので、今回は1時間の一般講習だった。
軽微な違反は、恥ずかしながら15キロの速度違反だった。面目ない。
新しい免許はICチップ入りで、ブルーの5年。
ゴールドは遠いな。
これは講習で配布された教則本。


タイヤの跡も鮮やかに、常習的にクルマで歩道走ってるバカがいる。
教則本にはちゃんと、クルマは歩道を走っちゃダメって書いてあったぞ。
講習で聞いた話では、函館地区のドライバーはマナーが悪いと評判だ、という。
いわく、
1 信号を守らない
2 一時停止しない
3 合図が遅い、もしくは合図しない
とのことだ。
信号を守らない、とは、いわゆる黄色上等赤勝負、の類で、黄色で加速する下品なやつが多いこと多いこと。
一時停止しない、とは、止まったつもりの徐行ならいいほうで、踏切なんか徐行すらしないやつもよく見る。
合図については、右折の合図は交差点に入ってから、とか、進路変更では合図すらしない、てなやつばっかりだ。

でも、そんなもんでないぞ。この辺は交通無法地帯だ。
制限速度は標識プラス10キロ以上みたいだし、シートベルトはしたら負け、トンネルとか濃霧、薄暮時のライトも点けたら負け、チャイルドシートも付けたら負け、たとえチャイルドシート付いてても座らせたら負け、みたいな風潮があるんでないかと思うくらいだ。
追い越しや車線変更は他者の直前割り込みがデフォだし、対向車がいても平然と駐車車輌を追い越して反対車線に出てくる。相手が避けるのが当然らしい。歩道を走るだけでなく、歩道を逆走するバカもいるしな。
こんなのが1台や2台でないから、きっとこれが道南の運転マナーなのだろう。読者諸兄も、他地域から道南地区に来られる際はご注意されたし。
自分も違反してたんだからまあアレだが、もっとガンガン取り締まればいんだよ。甘いぞケーサツ。
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仕事納め。


バラバラに分解したチェンソー。
今年最後の仕事は、コイツの修理だ。


ソーチェンにチェンオイルを供給するためのポンプを交換する。


このチェンソーのオイルポンプは、遠心クラッチの奥にある。
まずは、遠心クラッチを外さなきゃない。
クラッチのインナーローターを、表示の方向にまわせば外れる。
・・・のだが、特殊工具なしでフライホイールを固定したりローターを外したりするのは、いささか大変だった。
自信のない向きは、プロに頼むのがよかろうと思われる。
俺は自信の有無にかかわらずやっちゃうんだけどな。


オイルポンプをクランクケースに固定しているM4スクリュが、やたらきつく締めこまれていた。
スクリュヘッドはトルクスとマイナスを両方使えるタイプだが、正規の工具でも緩まず、クランクケースを炙っても手に負えずで、結局炙った上に貫通ドライバーをタガネとしてヘッドの溝を叩いて、なんとか緩めることができた。


トルクスのキーレンチは、先端が負けてねじれる始末だった。


右が外したオイルポンプで、左が新品。
右端はオイル吐出量を調整するシャフトだが、それが折れたのだ。
折れた片割れは、エンジンとカバーの間から出てきた。


クラッチのアウタは、ソーチェンのドライブスプロケットを兼ねている。
指でつまんでいる部品はオイルポンプのドライブギアで、スプロケットのキーに噛み合って駆動される。


上のネジ蓋みたいのがオイルポンプのドライブギア。
ギアはネジのようなウォームギアで、奥に見えているピニオンを駆動するのだ。


オイルポンプもカバーも外された、エンジンのアウトプット。
見えている黒いホースは、オイルポンプのアウトレットだ。
指で持っているのが外したオイルポンプ。


クラッチアウタの、ドライブスプロケットの摩耗。
右が外したやつで、左が新品だ。
こいつも交換する。


これは、ハンドルとエンジンの間に入っているスプリング。
エンジンは、右手のハンドルとはゴムのショックマウント2箇所、左手のハンドルとはこのスプリングとケース下のもう1本、の計4箇所でフローティング支持されているのだ。
右が新品で、左が外したやつ。
ブレブレだが、スプリングの一端が折れているのがわかる。
これも交換する。


フライホイールには、ここに小さな磁石が埋まっている。
ジェットエンジンのタービンブレードみたいな羽根で、遠心式の冷却ファンを兼ねている。
上の黒い部品は、リコイルスターターの遠心クラッチ。エンジンが掛かると遠心力で開き、スターターを開放する。


エンジンのフライホイール側。
黒いのはイグニッションコイル。
めったにここまで分解したりしないから、エンジンはオイルとおがくずと埃にまみれていた。いいチャンスなので、きれいに掃除する。


エンジンのアウトプット側。
右側の2本のスタッドは、ガイドバーを固定する。
スタッドの間の黄色いのが、チェンオイルの吐出口。


エンジンの排気側。
チェンソーとしては前側になる。
前方排気だな。
作業者側に排気されちゃたまったもんでないから、理にかなっている。


エンジンの吸気側。
右のキャブレター取り付け穴の上にある穴は、クランクケース内の圧力脈動をピックアップして、キャブのダイアフラムポンプを駆動するための穴だ。
この手の小型2ストならではのシステムだろう。


手の先にあるグレーの部品は、チェンキャッチ。
ソーチェンがガイドバーから外れたときに、作業者側に跳ね返ってくるのを防止する。
黒いのが外したやつで、折れて用をなさなくなっていた。
これも交換する。


リョービのチェンソーなのだが、カバーの裏にはゼノアのモールディングがある。
ゼノアのOEMなのだな。


黒いハンドル部分に、燃料の混合ガソリンとチェンオイルのタンクがある。
ここまで組まないと、試運転もできない。


試運転。
オイルがたらたら出てくる。OKだ。


組み上げたチェンソーと、今回の交換部品。
半日作業場にいて、寒くてヤんなったわ。
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