シー。


作業場に入ってきた、シータテハという、小さいタテハチョウ。


ちょっとごめんよ。写真撮る間だけつまませてもらった。
シータテハの名の由来は、この翅の裏の鮮やかな「C」形の模様。Cタテハだ。
このシータテハは、このあと野に帰した。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


電動。


電動チェンソーを手に入れた。
マキタの5012Bってモデルだ。
庭先で薪を作るのに、近所に騒音の気兼ねなく使えるかと。
エンジンチェンソーだと、なにしろチェンソーは常にアクセル全開で使わなきゃないから、爆音は数百メートル四方に響き渡るからな。
箱には「チェーンソー」と表記してあるが、取説は「チェンソー」になっている。


中身。
おなじみのマキタ色だな。
コイツは、未使用自宅保管品という触れ込みのを、オクで入手した。
現在のカタログ価格は28000円。入手価格は、送料やら手数料を合わせて定価の半分くらい。
それが高いか安いかはわかんないが、現在のネット上の実売価格は安くても18000円くらいだから、まあ納得か。


取説の裏表紙にあった表示。1991って。少なくとも取説は、20年以上前の版ということだ。
興味が湧いたので、モーターのカバーにある銘板の製造番号からマキタに問い合わせてみたら、たぶん1993-1994あたりの製品と思われる、とのことだった。
未使用だったにしても古い。
でも、幸い今も販売している現行モデルなので、部品供給は心配ないとのことだ。


バーは12インチ、300ミリだ。オモチャみたいに小さいけど、使えるのかこれ?って心配になるくらい。
スペックは、100V 1140W、重さ4.3kg。刃は91の45リンクが使える。
このモデルの特長はチェーンスピードだ。電動チェンソーとしては出色で、なんと26.7m/s(1600m/min)。エンジンチェンソー並みなのだ。電動チェンソーの平均的なチェーンスピードは8m/s(480m/min)あたりだから、3倍以上だ。
一度チェーンの張りを調整して、オイルを入れれば準備完了。


このくらいのサクラの丸太で試し切りしてみよう。


簡単に切れた。
下の太い丸太は台にしたアカシア。
騒音のほうは、ディスクサンダーなんかと同じブラシモーターの金属的な音と、チェーンが走るガーッという音、それに木材の切断音が混じる。うるさいのはうるさいけど、エンジンチェンソーみたいに作業者がイヤーマフしないと難聴になるというほどではない。
切り込む感じは、エンジンチェンソーと大差ない。本体は軽いが、きちんと重みで切れ込んでいく。無理に押し込むような使い方をすれば、たぶんモーターが焼けてくるだろう。
あと、やっぱりコードがちょっと邪魔くさい。うっかりでも刃を当てたらたちまちショート、下手すりゃ感電だから、気を使う。


このくらいの半乾きのアカシアも、普通に切断できた。
これなら十分使えそうだぞ。


アカシアの丸太を刻んでみよう。


おー捗る。


バーが30センチだから、バーを目安に玉切りすれば、薪に使いやすいサイズになる。


チェーンオイルは回転ポンプの自動供給でなく、プランジャポンプの手動供給。
1-2分毎ってのがなんかな。けっこうしょっちゅうシュコシュコポンピングしなきゃない。
エンジンチェンソーは普通、自動供給だ。それに慣れてしまってるから、正直メンドクサイ。


それでもまだ加減がわかってないからか、オイル不足気味とみえて、刃にヤニが焼きついていた。
こりゃかなりチェーンオイルに気を使わないと、すぐ刃がダメになるな。
オイルは#200(最新版の取説ではISO VG68)タービン油が指定されている。
当地では、粘度的には同じVG68でもコンプレッサ油のほうが入手しやすいから、それでもいけるだろう。SAE#30あたりのエンジンオイルも粘度的には同等だ。どっちにしても使うなら自己責任だけど。

電動で絶対的なパワーもないから、快適に長く使うには刃のメンテがキモになるだろう。常に切れる刃で、オイルを忘れずに、ということだ。そうなると、全くのシロートで目立てができないヒトには、ちょっと厳しいかもしれないな。
あと、チェーンが速くて本体は軽いから、キックバックもきついかもしれない。ガードは単なるガードで、ブレーキはないのだ。
その上、スイッチは単なるトリガー式で、エンジンチェンソーのスロットルトリガーのようなグリップセフティ(きちんと握らないとアクセルが引けない)もないから、コードをつなげた状態なら、うっかりでもスイッチに触ればいきなり全速回転する。
これ読んで購入を考える読者は、そのへんもよく考えたほうがいいと思うぞ。


チェンソーだからアタリマエだが、大鋸屑がすごい散らかる。
焚き付け用に集めとけばいいかな。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )