どんだけ。
再び札幌へ、サンバーで。
バイクを積むのだ。
塩まみれになるのが嫌だから、タイダウンの上からカバーをかけて、荷締めベルトで巻いた。
結構な雪の中を帰る。
荷台にはバイク。
ウチに到着。
下道で往復10時間、日帰りの弾丸ツアーだった。
バイクは札幌ナンバー。
車検は切れている。
そしてこのテールカウル。
さあアルちゃん、新しいおともだちだよ。
とびきり美人の、大きいお姉さんだ。
フレームナンバーは、1JK-010で始まる。
SRX600の、いわゆる2型、2NXだな。
608ccの単気筒、キック始動。まさにビッグシングルだ。
車検証の型式は、キックの600は1JKになる。
エンジン型式も1JK。スケールダウン版のSRX400は、XT400Eと同じ、5Y7エンジンになる。
モデルとしては、1991のXT400Eよりも、SRX400のほうが少し古くて、1985になる。
だから、1JKは、アルテシアのお姉さんエンジンて事になるのだな。
結局のところ、俺って単コロしか欲しくなんないみたいだ。どんだけ単コロ好きなんだ俺、と思う。
4気筒も2気筒も、いや3気筒だって6気筒だって、嫌いじゃないし興味もあるけど、欲しくはなんないんだよなあ。
気付けば大小5台の単コロがズラッと並んだわがガレージ。
アルテシアは別の区画においてあるけどな。
国内4メーカーが揃ってたけど、ヤマハがさらに追加になったわけだ。
結果から見れば、俺はヤマハ党ってやつなのかもしれない。学生時代のDT50からだもんな。
これであとSR500SPとXT500でもあれば、もう筋金入りのヤマハ単コロマニアだ。
初度登録は昭和62年4月。2NXは1987年の1年間しか作られなかったモデルだ。
アルテシアを買ったバイク屋に委託販売で出ていたのを、現状で買ったのだ。
キャブのフロートドレンからガソリンが出なかった。
コックからは正常にガソリンが出るし、負圧コックの作動も正常だから、キャブの不具合だな。
キャブの燃料インレットにホースつないで息を吹き込んでみたけど、入らない。
どうやらフロートニードルが固着しているようだ。
どうせオーバーホールするならと、キャブの燃料インレットから弱いコンプレッサーエアを吹き込んだら、フロートニードルが開通したようで、ドレンでなくオーバーフローのホースから燃料が吹き出た。
で、チョーク引いてキックしてみたら、数回のキックでめでたくエンジン始動。
氷点下だったけど、アイドリングもこのくらいで安定した。
タコメーターはレッド7500のSRX400用になってるなこれ。
ウインカーは提灯みたいにうっすら点くだけで、ヘッドランプは点かない。
バッテリーも死んでる。
レギュレータが逝ってるようだ。
右リアのウインカーは折れてたし、タイヤもこの通りのひび割れ。
直し甲斐がある。
とりあえず、自分のものにしなきゃな。
ナンバーを外して、車検証と、前オーナーの譲渡証、俺の住民票の写と認印を用意。
函館の運輸支局へ。
支局の登録窓口。
OCRシートを買って、「記載変更」で、いわゆる名義変更をする。
何年か前に、車検切れてても、バイクと軽自動車は名変できるようになったのだ。
管轄変更。札幌ナンバーは支局に返却になる。
書類手続きが終わったらここに行く。
新しいナンバーをもらって、自動車税の申告をして、手続き完了。
OCRシート30円と、ナンバー交付が650円だった。
簡単だべ?
よーしこれでウチの子だぞSRX600。ちゃんと直して乗ってやるからな。