レギュレータ交換。
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SRX600。
オドメーターは37,000kmあたりを示している。
車検証のメーター記録が35,500kmだったから、前回車検から1,500kmは走ってたってことか。
多いか少ないかはよくわかんないが、北海道で趣味バイクならこんなもんかもな。
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さて、今日はパンクしているレギュレータレクチファイアを交換しよう。
これは付いてたやつ。1JK-A0と表示されている。現在、ヤマハでパーツを調べたら「1JK-81960-A1」に移行しているようだから、古いタイプだな。ちなみに税込み8,716円らしい。
と思ったら、2NXの初版パーツリストでも「1JK-81960-A1」が付いてることになっている。画像検索したら、表面マーキングは「1JK-A1」のはずだ。どうやら、XT400Eの時と同様、以前のオーナーなりが、何らかの理由でより古いA0に交換していたようだ。
中古車はこれがあるんだよな。ま、俺もやるんだけど。
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古いバイクを維持していくのに、ネット上に公開されている先人の知恵が大いに役立つ。
先人の知恵を借りて、同じヤマハの他車用を流用してしまおう。
これは、4KLで始まる型番のレギュレータで、アマゾンとかで安く売られていた。
ヤマハの4KLは、調べたら中国のヤマハの、ZY125とかいうやつらしい。実車は見たことないし、画像検索してもどれがホントなのかいまひとつわからなかった。
4KL-H1960-00は、日本のヤマハからも調達可能のようで、ヤマハのパーツ検索で、ちゃんと税込み3,542円と表示される。
俺はその半分程度で買った。
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カプラの形状は1JKと同じ。
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しかし気をつけなければならないのは、4KLが3相用の整流器なのに対し、1JKのシステムは単相ジェネレータなのだ。
レギュレータカプラにつながる、白いコード2本がジェネレータからのAC入力、赤がレギュレータのDC出力、黒がアースになっている。
同じように見えるカプラだが、4KLではDC出力の赤だけが同じで、他の3本はすべてジェネレータのAC出力だ。
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本体の取り付け穴のピッチは同じだが、1JKのように角が落とされた形になっていないので、ブラケットの取り付けボルトに干渉する。
先人の中にはレギュレータを1JKと同じ形に大胆に削り落とした強者もおられたようだが、個人的にはちょっとそれは気持ち悪いので、他の方法を考えよう。
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元の穴を1箇所生かして、もう1箇所を少しずらして新たに穴開けてタップ立てれば付きそうに見える。
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ところが、このブラケットのアルミ板を外してみると、フェンダーにレギュレータ取り付けスクリュの先端の逃げが設けられているのだ。
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逃げは最小限なので、この青鉛筆で囲った範囲あたりに穴を開けないと、フェンダーにスクリュが干渉してしまう。
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ブラケットのアルミ板は、厚さ5mm。レギュレータのヒートシンクの役目もあるのだろう。
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1JKレギュレータのマウントラグは、やはり厚さ5mm。
4KLのは20mmもあって、スクリュが届かない。
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取り付けスクリュの首下は、15mm。
てことは、4KLの取り付けには、首下30mmのM6スクリュが必要になる。
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ということで、M6の皿スクリュ20mmと、鍋スクリュ30mmを買ってきた。
ホムセンでそれぞれ100円前後。
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皿ネジの頭の径は、12mmくらいだった。
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ブラケットの、干渉するボルトの入る穴を、12mmで皿取り。
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スクリュの頭を完全に沈めるまで皿に取るのが気持ち悪いという、職業的な習性が出てしまった。
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なので、レギュレータの、スクリュヘッドに乗っかる部分だけを、わずかに削った。
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これでぴったり密着。
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ブラケットに熱を伝えやすくするために、パソコンのCPUのヒートシンクなどと同じように、取り付け面にシリコングリスを
塗ってみた。
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取り付け。いんでないかね。
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おっとアースを忘れてた。
車体側のカプラから、黒線だけを抜き取る。
レギュレータ側のAC入力端子がひとつ空きになるけど、交流の全波整流レギュレータだから、3相用の3箇所のどこかに、単相の2本が接続されていれば問題ない。
この抜き出した平端子に接続する、6mmのアース用クワガタ端子を取り付けた短いコードを作って、レギュレータ取り付けスクリュに共締めした。
レギュレータの細工はこれで完成。
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バッテリーが死んでるので、バッテリーを外して、かわりにゴリラで作ったバッテリーレス用の4700μFコンデンサを接続。
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エンジン始動してライトON。
無事点灯。めでたしめでたし。
このSRXは、二輪車が常時点灯になる前の型で、フロントウィンカーがポジションライトの機能を持っている。
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ウインカーを作動すると、スモールが消える。
作動はうまくいってたけど、感覚的にはやや点滅が早いかな。保安基準の許容範囲である毎分120回まではいかないけど。
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テールやブレーキ、メーターやインジケータといった他の灯火、警音器なんかの作動も正常だったので、電気系統はこれでひとまずOKだべ。
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んー美しい。
そういや、エンジン回してみたら、このレギュレータもかなり熱を持つ。4KLのは本体にクーリングフィンが切ってあるし、ブラケットにもきちんと熱が逃げてたんだけど、かなり熱かったぞ。
あと、今回使ったレギュレータは3相用だから、XT400Eにも使えそうだ。
情報を公開してくださった先人に、心から感謝申し上げる。
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